こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
長年、ニコンより登場を待ちわびていた方も多かった単焦点レンズ NIKKOR Z 35mm f/1.2 S を実物を用いて紹介します。
当記事では開放F値1.2シリーズの3本目として仕上がっている NIKKOR Z 35mm f/1.2 S の印象をお伝えします。

レンズの外観
まずは外観を見てみましょう。
フォーカスリング

コントロールリング(重み)

L-Fn

バランス感

俯瞰映像で見てみる
実物の印象
数字で見る質量より実際に持ってみるとバランスが良いからかカメラに付けると2kg前後となっても快適に持てる印象です。
他のF値1.2シリーズ同様に高品質レンズとして十分な存在感があります。
登場時期などもあってか、NIKKOR Z 50mm f/1.2 S は情報表示パネルがありますが、NIKKOR Z 85mm f/1.2 S と NIKKOR Z 35mm f/1.2 S はコンパクトに収まった印象です。
どういったレンズか
特徴
このレンズは焦点距離35mm、開放F値1.2でS-Lineというニコン Zマウントを最大限に活かしていることが特徴です。
絞り機構の前後にレンズ群を対称に配置したことで、光を無理に屈折させることなくセンサーに導くことが出来るのは内径55mm フランジバック16mmの強みです。
主要の被写体を際立たせつつバランスのとれた、美しく滑らかに大きくなっていくボケを実現しているレンズです。
数年前はミラーレス時代の風潮として解像感を追い求める傾向がありましたが、今は落ち着きつつあります。
そういったレンズの表現力やコンセプトは少なからず登場時期に影響しますが、最新のNIKKOR Z 35mm f/1.2 S は解像感と柔らかさを両立させていることが魅力です。

解像感だけを追求すると、どうしても違和感がでてしまい被写体のリアルな質感が損なわれ、硬質でCGのような描写になってしまうことも多いです。
このレンズはピント面は最新レンズとしてシャープで、柔らかいボケ表現を楽しめるという”わがまま”を叶えてくれたレンズです。
また、準広角の35mmという焦点距離では逆光耐性も気になります。
もちろん高品質レンズのS-Lineの中でも高級の位置づけとなるレンズでシッカリ対応しています。
ニコン独自のコーティングである「メソアモルファスコート」、「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」と今までのコーティング技術を遠慮なく詰め込んでいます。
このコーティング技術によりゴーストやフレアを最小限に抑制していること。
レンズや鏡筒機構部品の形状を最適化したことで、有害な光の反射も排除しています。
画角内に太陽などの強い光源があるときでも、周辺部まで鮮明な画像が得られることで写真・映像の中に吸い込まれる作品を作ることが可能です。
また、大口径かつ大きいレンズエレメントを採用しているレンズなのでAF性能も重要です。
このレンズではAFアクチュエーターにステッピングモーター(STM)を採用したマルチフォーカスシステムです。
絞り開放から高速かつ高精度なAFを実現しているため、遠慮なく開放F値1.2の世界を楽しむことが出来ます。
複数のAF用駆動ユニットが連携して複数のフォーカスレンズ群の位置を制御したことで、近距離撮影時の光学性能の向上にも貢献しているのは嬉しいポイントです。
スペック

作品






色々、試してみた
画角比較(FX/DX)
絞り比較

AF性能
動画【RED監修 3D-LUTを試してみた】





撮影に用いてみた印象
- 何気ない日常を撮るのが楽しくなる
- 35mmの画角で味わえるボケの世界が楽しい
- 思ってる以上に持ちやすい(バランス良い)
- 思ってる以上に寄れて楽しい
- FX/DXを切り替えて使うと快適
- コントロールリングの重さ良し
- 開放F値1.2の世界が楽しい
- AF性能は安心できる
- 逆光耐性が優秀
この場所、これを撮ると、どんな風に撮れるかな?と楽しくなります。
何よりF値1.2の世界をS-Line品質の描写性能でAF使ってサクサク撮れるのは快適です。
どういった方に向いているレンズか
何よりニコンがシッカリと仕上げ来たレンズです。
強く興味のある方は手にすると幸せになれるレンズだと思います。
あとがき
今回はサクっとNIKKOR Z 35mm f/1.2 S を使用した印象を共有しました。
今後はもっと使い込んで、ポートレートや風景など色々な撮影に用いてみて気づきを随時、更新します。
是非、開放F値1.2シリーズについて印象をYouTubeのコメント欄にお寄せください。


