こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回はNIKKOR Z 35mm f/1.2 S をストリートフォト(スナップ)撮影で用いた際の印象を解説します。
どういったレンズなのか
印象
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S は明るく描写性能に優れたNIKKOR Z レンズの中でも高品質に分類される単焦点レンズです。
準広角の35mmという焦点距離は撮影スペースが限られていたり近い距離感での表現という独特の世界観を作り出すことが得意なレンズだと思いました。
主要の被写体を際立たせつつバランスのとれた、美しく滑らかに大きくなっていくボケを実現しているレンズです。
数年前はミラーレス時代の風潮として解像感を追い求める傾向がありましたが、今は落ち着きつつあります。
そういったレンズの表現力やコンセプトは少なからず登場時期に影響しますが、最新のNIKKOR Z 35mm f/1.2 S は解像感と柔らかさを両立させていることが魅力です。


このレンズはピント面は最新レンズとしてシャープで、柔らかいボケ表現を楽しめるという”わがまま”を叶えてくれたレンズです。
高品質を実感した点
また、準広角の35mmという焦点距離では逆光耐性も気になります。
もちろん高品質レンズのS-Lineの中でも高級の位置づけとなるレンズでシッカリ対応しています。
ニコン独自のコーティングである「メソアモルファスコート」、「ナノクリスタルコート」、「アルネオコート」と今までのコーティング技術を遠慮なく詰め込んでいます。
このコーティング技術によりゴーストやフレアを最小限に抑制していること。
レンズや鏡筒機構部品の形状を最適化したことで、有害な光の反射も排除しています。
画角内に太陽などの強い光源があるときでも、周辺部まで鮮明な画像が得られることで写真・映像の中に吸い込まれる作品を作ることが可能です。


また、大口径かつ大きいレンズエレメントを採用しているレンズなのでAF性能も重要です。
このレンズではAFアクチュエーターにステッピングモーター(STM)を採用したマルチフォーカスシステムです。
絞り開放から高速かつ高精度なAFを実現しているため、遠慮なく開放F値1.2の世界を楽しむことが出来ます。
複数のAF用駆動ユニットが連携して複数のフォーカスレンズ群の位置を制御したことで、近距離撮影時の光学性能の向上にも貢献しているのは嬉しいポイントです。
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S のAF性能の参考動画
レンズスペック(一部)
- アタッチメントサイズ:82mm(フィルターサイズ)
- 寸法:約90mm(最大径)×150mm
- 質量:約1060g
ちなみにコントロールリングは重めの配慮がある
今までのNIKKOR Z レンズはコントロールリングが軽い物も多く、配置場所からレンズを持った際に不意に設定値が変わってしまう場面もありました。
NIKKOR Z 35mm f/1.2 S はシッカリと重めの配慮がされていることから安心して使うことが出来ました。

ボケ量が凄く動画も楽しいい
h.265 10-bit N-Logで撮影した動画にRED監修の3D-LUTを適用してみました。
気にした方が良い点もある





撮影に用いてみた印象
- 何気ない日常を撮るのが楽しくなる
- 35mmの画角で味わえるボケの世界が楽しい
- 思ってる以上に持ちやすい(バランス良い)
- 思ってる以上に寄れて楽しい
- FX/DXを切り替えて使うと快適
- コントロールリングの重さ良し
- 開放F値1.2の世界が楽しい
- AF性能は安心できる
- 逆光耐性が優秀


この場所、これを撮ると、どんな風に撮れるかな?と楽しくなります。
何よりF値1.2の世界をS-Line品質の描写性能でAF使ってサクサク撮れるのは快適です。
あとがき
皆さんは35mmという焦点距離にどういった印象をお持ちですか?
フルサイズ、APS-C どちらで使うかによって回答は変わると思いますが、是非YouTubeのコメント欄で教えてください。