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【ニコン Z50II】マニュアルフォーカスレンズでの撮影を楽しむ設定・テクニック編

はじめに

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はNikon Z50IIが実はマニュアルフォーカス(MF)レンズでの撮影も楽しめるカメラであることを解説します。

マニュアル撮影時に私が意識している設定などが皆様の撮影ライフに役立てば嬉しいです。

マニュアルフォーカスで撮影する

フォーカスモードをマニュアルフォーカスに設定すると、ピントを自分で合して撮ることができます。

MCレンズでのマクロ撮影などオートフォーカスの苦手な被写体を撮影する場合やマニュアルフォーカス専用レンズなどで活躍します。

手順としては、ピントを合わせたい場所にフォーカスポイントを合わせてレンズのフォーカスリングまたはコントロールリングを回します。

ピントの状態を細部まで確認したい場合は、被写体を拡大表示するのがオススメです。

あとはシャッターを切るだけです。

ちなみにマニュアルフォーカスで撮影するときは、ファインダー内および画像モニター内のピント表示でピントが合っているかどうかを確認できるフォーカスエイド機能もあります。

出典:株式会社ニコンイメージングジャパン(Z50IIマニュアル)

また、ピントが合うとフォーカスポイントが緑色で点灯してくれるので便利です。

Z7【前半】NOKTON D23mm F1.2 Aspherical 【後半】APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical

オートフォーカスの苦手な被写体をマニュアルフォーカスでピント合わせした場合、ピントが合っていなくてもピント表示が点灯することがあります。

なので、余裕があれば撮影画面を拡大表示して被写体にピントが合っていることを確認するのがオススメです。

また、ピント合わせがしづらい場合は三脚などで固定するのも便利です。

フォーカスポイントを撮影画面の端付近に移動している場合はフォーカスエイドがちらついて表示されることがあります。

▼参考

マニュアルフォーカスでの撮影に役立つ機能がある

MF時の被写体検出範囲

マニュアルフォーカス時に被写体を検出する範囲を設定することが出来ます。

[全域]を選ぶと、撮影画面全域から被写体を検出します。

複数の被写体を検出した場合は、被写体にグレーの枠が表示されフォーカスポイントに左右の矢印がが表示されるので、マルチセレクターの左右でピントを合わせたい被写体を選ぶことができます。

[ワイドエリア(L)]または[ワイドエリア(S)]を選ぶと、フォーカスポイントの範囲内で被写体を検出します。

【a10】フォーカスポイント表示

[ON] マニュアルフォーカスでの撮影時にフォーカスポイントが常に点灯します。
[OFF] フォーカスポイントを移動したときのみ一瞬、点灯します。

私は「フォーカスポイントどこいった?」になるので(笑)ONにしていますが、撮影に集中したい方はOFFもアリです。

【a12】フォーカスピーキング

マニュアルフォーカスで撮影するときに、ピントが合っている部分の輪郭を色付きで表示するかどうかを設定できます。

[ON]に設定すると、フォーカスピーキングを有効にします。

Z8 
フォーカスピーキングの感度

フォーカスピーキングの感度を[3(高感度)]、[2(標準)]、[1(低感度)]から選ぶことができます。

感度を高くするとピントが合っていると判断される範囲が広くなり、感度を低くすると範囲が狭くなります。

フォーカスピーキングの表示色

フォーカスピーキングで強調する部分の色を変更できます。
デフォルトは[R]赤色になっていました。

【d18】半押し拡大解除(MF)

これは凄く便利な機能で搭載されたカメラを使った際に「おぉ!」と驚きました。

[ON]に設定するとフォーカスモードをマニュアルフォーカスに設定して拡大表示している場合に、シャッターボタンを半押しして拡大表示を解除できます。

なので積極的に拡大表示を使うようになりました。

J

静止画は【d18】で、動画は【g16】半押し拡大解除(MF)です。

距離表示単位の設定

マニュアルフォーカスでピント調整中に、カメラからピントが合う位置までの距離が表示されます。

この距離の単位をメートルとフィートのどちらかに設定できます。
日本ではメートル(m)が定番ですが、アメリカではフィートを使うようです。

表示される距離表示は目安であること、使用するレンズによっては実際の距離と異なる場合があることに留意です。

被写界深度目盛

ちなみにマニュアルフォーカス専用や得意とするレンズはレンズ側に被写界深度目盛がついていることがあります。

こういったレンズでは被写体との距離と絞りから、おおよその被写界深度が読み解けます。

F11やF16など絞りの値を大きくしつつ、2mから先の無限遠はピントがあうように被写界深度を極力深くしてパンフォーカス撮影を楽しむのも面白いです。

もしNIKKORレンズのGタイプやDタイプ、それより古いレンズなどをお持ちの方は試してみてください(^^)

こちらは参考としてAF-S NIKKOR 28mm f/1.8Gの被写界深度表です。

出典:株式会社ニコンイメージングジャパン(AF-S NIKKOR 28mm f/1.8G)

あとがき

いかがでしたか?

Nikon Zfの登場時は数多くの方がオールドレンズを含めマニュアルフォーカスでの撮影をピクチャーコントロール(モノクローム)を活用して撮影を楽しまれる方が増えています。

実はZ50IIはコンパクトでフレキシブルカラーピクチャーコントロールが使えることから富士フイルムのような色合いに寄せてオールドレンズで撮るというマニアックな使い方もできます。

もちろん、オートフォーカス対応レンズでEXPEED7の恩恵から被写体検出を楽しむことも可能です。

是非、色々な撮り方を試してみてくださいね。

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この記事を書いた人
Jima
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こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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