はじめに
こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回はSONYが公式サイトで2024年11月19日にフラッグシップ機 α1IIを発表すると予告があったことについての話です。
ここ数日、カメラ界隈が新製品等の情報で盛り上がっています。
この記事ではSONYのフラッグシップ機 α1IIの発表予告から各社のフラッグシップ機に対する現状の考えをまとめました。
Canonが動き出す
Canonは長年、待ち焦がれていたフルサイズミラーレス一眼カメラのフラッグシップ機 EOS R1 を2024年11月下旬発売予定としています。
Nikonは前準備を整え中
NikonはNIKKOR Z 50mm f/1.4 やZ50IIなど現実的なカメラとレンズの登場に加え、NIKKOR Z 28-135mm f/4 PZ を開発発表しており、Inter BEE 2024でもZ9の新型ファームウェアと併せて参考展示しています。
▼参考記事も書いています。
SONYは後継機を発表
SONYはCanonを意識してか11月19日にα1IIを出すと製品名を出しています。
いつもは「この日に新製品を発表するから乞うご期待」という紹介の仕方が多かったのですが、今回はハッキリと「フラッグシップ機の後継を出す」を宣言しています。
タイミング的にもEOS R1を意識しているのかなと思います。
現状、α1、Z9、R1と各社がフラッグシップ機の初期型を出しています。
それに対してSONYが先に後継となるII型を登場させることは私も注目です。
グローバルシャッター方式のCMOSセンサーを搭載したα9IIIが出た後なので、期待してしまいますがフラッグシップ機は仕事道具として最高である必要があるため夢よりも現実を見ていると思います。
おそらくはSONYは色々なことが出来るけど、それはα9系統やα7R系統などに任せてα1はフラッグシップ機として最高である姿勢、つまり今以上に使いやすく不満点や弱点を克服した機種になるのではないかと想像しています。
その点、Canonが現実的なフラッグシップ機としてR1、楽しめる高画素としてR5IIを同時タイミングで出したことは素晴らしいなと思います。
α1 II発表となると、Z9IIも期待したくなる
ひとまずSONYがフラッグシップ機の後継としてα1IIを発表します。
そうなると、ミラーレス一眼カメラ市場も次のステージとして新機能などを含め再び活気づくと思います。
フラッグシップ機の登場は、約3~5年は上位機や中級機、入門機などへ一部機能を採用することを考えると「どこまでのことをII型で積んでくるか」に注目しています。
SONY α1IIはカメラを楽しむ一人の利用者として注目しつつ、α1IIに刺激を受けてNikonがZ9II(仮)を出す場合にどこまで進化してくれるかも期待するキッカケとなります。
Z9II(仮)に期待すること
とはいえ、Z9は初期型として登場しつつも2024年03月13日にVer.5.00まで大型アップデートしています。
今回のInter BEE 2024でも動画機能の向上など何度も進化しています。
もはや登場当時のZ9とは全く異なるZ9IIとは言わずとも、Z9(1.5?)ぐらいに進化している感があります。
このファームウェアの更新で購入者を何度も感動させてくれたことはNikonがミラーレス市場で返り咲いた、ひとつの物語だと思います。
それだけZ9の筐体がパワフルでソフトウェアが整いさえすれば色々なことが導入できるカメラだったということだと思います。
なので・・・。
Z9IIには何を期待するのかが少し不透明な私がいます(笑)
ひとまず、この辺り?
- ボディ内手振れ補正の強化
高画素という差はありますが、Z6IIIなどがフォーカスポイントVRを採用しており導入に期待です。です。 - グローバルシャッター方式のCMOSセンサーを採用
メカニカルシャッターレスで必要十分な気もしますが、α1IIがどう出るかを含め期待です。 - クロスAFの採用
高画素という差はありますが、R1が採用していることからトラッキング性能の強化として期待です。 - 動画記録のバックアップ
少しマニアックですが、Z9系統を動画機として弱点を減らすのであれば期待です。 - EVFの強化
必須ではないですが、Z6IIIが綺麗なので期待です。
不思議なことに、私個人としては「ココを強化してほしい」や「ココが気に入らない」などは少ないです(笑)
やはりZ9は完成度の高いカメラかつ、遠慮なしのファームウェアの更新によって満足度の高いカメラになっています。
新型フラッグシップの価格はどうなる?
やはり気になるのは価格ですね。
Z9は2021年12月24日に約70万円弱(実売63万円)で登場しました。
金額だけ聞くと高いようですが、ミラーレスのフラッグシップ機として出来ることを含めるとコストパフォーマンスが高いです。
登場直後から常に品薄になるぐらい大人気で、円安の関係もあってか価格改定が入るタイミングでは常に売り切れ状態でした。
私も過去の動画で「撒き餌フラッグシップ機」と表現するぐらい、ニコンのミラーレスはZ9を使ってから評価すべきという話をしたこともあります。
逆に「Z9でここまで出来るのに、今までのZシリーズは何だったの?」と疑問が出るぐらいでした。
それだけNikonもZ9に開発リソースを集中して勝負の一台、ちゃぶ台返しを狙っていたと思います。
今回は状況が異なります。
すでにZシリーズとしてNIKKOR Z レンズも数多く揃い、カメラ本体もEXPEED7世代目を採用しZ8やZ6III、ZfにZ50IIと一定の認知度と評価を得ています。
こうなると「撒き餌フラッグシップ」戦略をとる必要はなく、CanonやSONYがフラッグシップ機を100万円前後として登場させる中、Nikonも80万~90万円台で出してくることが想定されます。
とはいえ、$110円時代に70万円でした。
今、Z9は$5,499なのでZ9IIが登場するタイミングで円安が進み$160~180円であれば80万から100万弱です。
NikonがZ9IIをZ9に対して価格据え置きの$5,499で出しても私たちはザックリ約1.5倍(約30万)ほど高く感じます。
これはまた「日本では高くて買えない」現象が起きそうです。
とはいえ、Z50IIの言語限定戦略が功を奏した際にはZ9も導入してもらえると日本円でも価格を抑えることが可能かもしれないので、期待したいところです。
あとがき
α1IIの発表予告はミラーレス一眼カメラ市場に大きな影響を与えると思います。
そしてNikonもZ9II(仮)で対抗してくることが予想されますし、CanonのR1がZ9と同じく大幅ファームウェアの更新という戦略をとることも考えられます。
フラッグシップ機が各社から出揃う今、カメラ業界の動向から目が離せませんね(^^)
皆さんは、Z9II(仮)に何を求めますか?
α1IIは待っていれば詳細が発表されますが、Z9II(仮)は、あくまで予想なので私の願望でもあります。
なので、皆さんが「私ならZ9II(仮)が出るなら、こういう強化を期待したい」をYouTubeのコメント欄で教えてください。