はじめに
こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
2018年9月28日に発売されたNikonのフルサイズミラーレス一眼カメラ Z7を覚えていますか?
登場時、大阪の堂島で開催されたニコン ファンミーティングで私も実機に触れて色々と思うところのあったカメラです。
当時は気になる点が多かった
登場当時はレフ機が大人気でミラーレスは主流ではありませんでした。
SONYの勢いが凄くてカメラの販売台数では「今買うならレフ機ではなくミラーレスも良いよね」ぐらいの状況だったと思います。
今からすると考えられない状況だと思いますがアナログからデジタル、デジタル一眼レフからデジタルのミラーレスへと変化したタイミングをリアルタイムで見守っていました。
- シングルスロット(XQDのみでCFexpressはファームウェアの更新で対応)
- 当時で45万円と高画素とはいえ強気の価格設定
- そもそもZレンズが5本程度しかなく、FTZでFレンズを使うことが前提
- デザインも当時は見慣れない感じだった
約6年前は”完璧を求めていた”所があったので私を含め市場のニコンのフルサイズミラーレス一眼カメラに対する期待とのギャップがあったという認識です。
Z9の登場で認識が変わってきた
約3年ほどZ9というフラッグシップがNikonから登場するまではZシリーズはミラーレスの中でも少しマイナーな存在として「レンズがない」や「Zシリーズをあえて使う理由がわからない」など当チャンネルのコメント欄にも多く書き込みがありました。
ただ、Z9が画像処理エンジン EXPEED7として大きく性能が向上したことでミラーレスに対する完璧はフラッグシップが受け止めてくれるようになりました。
もちろんZ9も登場時は”もう一声”の部分はありましたが大型ファームが4回入りVer.5以降は普通に利用する分には不自由のない完成度の高いカメラとなりました。
つまりZ7や後継のZ7IIに思っていた「あれが惜しい、ここが気になる」がZ9でカバーできる状況となったのです。
そして、Z9が登場する頃にはMCレンズも既に登場済みで超望遠レンズもZ9の相棒として連続して登場する流れとなりました。
つまり「レンズがない」という要素も気にならなくなりました。
それでもZfcなどが登場した際には「DXレンズが少ない」という声はありますが、FXを利用するうえではS-Lineを中心に数多くのラインアップが揃いつつあったのです。
Z8の登場も大きかった
フラッグシップのZ9登場後、私も愛用する高画素機のZ8が登場しました。
登場時は価格が強気すぎるというZ6IIIと同じような評価もありましたが、近しいタイミングでCanonやSONYも既存の高画素機を価格改定(値上げ)したことで「高画素が60万円時代」は、すぐに市場に浸透しました。
そして、今となってはフラッグシップは100万円時代です。
少し前ならフラッグシップは60万ほど購入できていたのですが、ドル110円時代から円安で160円時代となると約1.5倍ほどでカメラの価格が据え置きでも私たちが払う金額は90万から100万になるのは為替の重みを実感したところでもあります。
そんなZ8も登場後から大型ファームが入り快適に利用できる点も増えたこと、そしてタイミング的にNikonに流れが来たことにより今でも大人気のカメラです。
それはZ9のDNAを継承しつつ、約910gで登場したことが大きかったです。
D850からZ8へ移行する方、Z9と併用する方、Z9から入れ替える方がZ8に集中しました。
ここでフラッグシップのZ9、フラッグシップの多くの性能を受け継ぎつつ携帯性を意識したZ8(熱耐性とかを考えるとZ9が圧倒的です)、画像処理エンジンはEXPEED6ですが高画素機としてZ7系統という形になりました。
高画素×携帯性という強みが光りだした
カメラのスペック、機能だけで考えるとフラッグシップのZ9や高画素×連写の高級機Z8が目立ちます。
ただ、Z8もパワフルなカメラで状況によってはオーバースペックな部分もあります。
大事な撮影ではZ9やZ8が大活躍しますが、気軽なストリートフォトで楽しむ分には携帯性が気になる私がいました。
そこで6年越しにハマったのがZ7系統です。
理由は携帯性でZ7(初代は)675g、Z7IIは705gかつZ8に比べるとひと回り小さいです。
有効4575万画素で連写をしないのであれば必要十分に楽しめます。
もちろんZ9やZ8のメカシャッターレスや縦横4軸チルトにAF性能を考えるとZ7系統はファームウェアの更新が入ったとはいえ、差を感じます。
ここで性能重視と携帯性重視で選ぶカメラが変わっている自分がいます。
長くカメラを使うための防犯対策
少し気になる話として最近、カメラやレンズの盗難の話も増えています。
高級車が家の駐車場に置いていると盗まれたりする話も増えました。
私もカメラやレンズが明らかに狙われているなという危ない経験が増えました(毎月ペースです)。
ただ面白いことにZ7だと、あまり狙われないのです(笑)
おそらくカメラのサイズだと思うのですが、ストリートフォトなどでひったくりの被害に遭遇した場合でもZ7であれば自分の業務に大きな影響はありません。
対して、Z9やZ8が急に手元からなくなると焦ります。
携帯性と心理的な安心感を得ることから撮影シーンに応じてZ7を選ぶ場面も増えてきました。
つまり機能面で上位機が存在することによって、携帯性などからZ7のコンセプトや特徴が強みに私の中で変わっています。
もちろん綺麗に撮れるから使う
登場時はスペックや機能面で色々と指摘されたZ7系統ですが、今は「そう思うならZ8やZ9使えばいいのでは?」という選択肢が出ている時代です。
そんな時代にZ7を時には選ぶ理由は私の中では高画素かつ一番コンパクトであることです。
加えて、色々な気になる要素がそぎ落とされた後、ゆっくりと撮影を楽しむにはZ7系統は必要十分に良いカメラであることを再認識します。
シンプルに高画素かつ綺麗に良い写真が撮れるカメラであることです。
これは優れたレンズが多いニコンの特徴でもありますね。
私の写真集でもZ7で撮っている写真も多く採用しています。
Z9やZ8の写真も多くありますが、どちらかというとクライアントワークや飛行機に鳥、人物と被写体検出やAF性能に依存する場面が中心です。
シングルポイントAFでフォーカスロックして撮影するシーンではZ7で撮影した写真が多いなと改めて気づきました。
あとがき
皆さんの中で以前と認識が変わったカメラはありますか?
是非、YouTubeのコメント欄で教えてください。