PR

Z5II ストリートフォト(スナップ)レビュー

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はストリートフォト(スナップ撮影)にZ5IIを利用した際の印象を共有します。

はじめに

Z5IIは新たにニコンより登場したスタンダード機です。

もはや、Z5系統はエントリー機ではなくスタンダード機なのでシッカリと機能を積んでいます。

シングルポイントで中央でパシっと単写で撮るなど撮り方によってはストリートフォトに選ぶカメラとしてオーバースペックに感じる方もいるかなと思います。

ただ今後、撮り方が変わっても色々な撮り方に対応が出来るカメラは心強い
何より”その瞬間を撮りたい”というスナップシューターの方には重要な要素だと思う。

価格・使い方を考えると魅力的なカメラ

それがもっと高額ならスナップ撮影用のカメラとして見送って、レンズに予算を出すのもわかります。

ただ、Z5IIは実売が約23万なのでサブ機やシッカリ楽しみたいメイン機として選ぶのはアリだと個人的に想う。

もちろんスナップ撮影用として使うことが多くても、Z5IIがひとつあれば色々な可能性というか出来ること、対応できる幅が広がると思う。

ストリートフォトでの気づき

実際に気軽にストリートフォトを楽しんだ際には以下のような気づきがありました。

  • 起動速度や各機能の変更など全体のレスポンスが速く快適
  • 暗所撮影が優秀で、夜や暗い環境での撮影が多い方には助かる
    • 常用ISO感度64000は助かる(実際は6400を超えること少ない)
    • 意外と色々な場面でスターライトビューが便利
    • 星景写真の方は赤色画面表示も役立つ
    • シルエットだとしてもAFの検出能力が優秀
  • 色々なアングル、ポジションでの撮影にバリアングルは役立つ
  • グリップ感・操作性も良くニコンらしい
  • シャッター切った感覚が楽しくなる(フィーリング良し)
  • EVFがZ6IIIほどではないですが3000cd/m2あるので日中でも快適
  • 3D-トラッキングで構図を作って撮ることが楽
  • バッテリーの持続時間が安心できる(半日は余裕)
  • 中央7.5段、周辺6.0段の手ブレ補正は助かる
    • フォーカスポイントVR対応機種は良い
  • MFレンズを多用する方はカメラ側のアシスト機能が便利
    • フォーカスピーキングや半押し拡大解除などが充実
  • ピクチャーコントロールが気軽に変更できるボタンあり
    • フレキシブルカラーピクチャーコントロールも楽しめる
  • Mモード撮影時のシャッタースピード延長(900秒)が可能
    • 露出ディレーとあわせて長時間露光が気軽に楽しめる
  • カスタムボタンの割り当て機能が豊富
    • タッチFn、iメニューを含め多くの機能が気軽に呼び出せる
  • ユーザーセッティングが便利
  • フィルター再生、フリック操作(プロテクトやレーティング設定)が便利
  • カメラとして造りも良く楽しく持ち出せる
  • 約700gですがFX機ではコンパクトなので気軽に持ち出せる

キャッチコピー TRULY TOGETHER に納得

ストリートフォトでは何を重視するか人によります。

カメラ本体のサイズやレンズの明るさ、焦点距離のカバー範囲など色々な視点で機材を選んでほしいと思います。

他にもおすすめカメラがある

個人的にストリートフォトは気軽に楽しみたいのでカメラだとDX機であれば

  • 携帯性に特化したZ30
  • 機能も兼ね備えたZ50II
  • ヘリテージデザインのZfc

FX機であれば、キャッシュバックのタイミングなどではZfもZ5IIと近しい価格なので長期的に使えるお洒落なカメラとして候補に入れてほしいです。

あとはEXPEED7世代目ではないですが、あまり激しい撮影対象を狙わない場合は同じような質量・携帯性でZ7(旧製品ですが)楽しめるカメラです。

キットレンズについて

まず多くの方が購入候補として考えるのがZ5IIのレンズキットに採用された2種類です。

  • NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3
  • NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

どちらのレンズも利用頻度が高くて、個人的にオススメのレンズです。

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3

私がZ5(初代)のレンズキットで購入したコンパクトなズームレンズです。

▼レビュー動画はコチラ

今は他にも高品質なS-Lineや単焦点ばかりを使うことが多いのですが、Z6系統やZfなどでは頻繁に使います。

理由はDXクロップで画素数が削りすぎることが気になるからです。

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 は気軽かつ焦点距離で様々なが価格からアプローチ出来るので便利です。

対して、Z7系統やZ8、Z9では単焦点を積極的にストリートフォトに使ってDXクロップを活用することが多いです。

NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3はFXフォーマット対応で軽くて薄いズームレンズというイメージがありますが、Zマウントの光学的に優れた恩恵を受けているので必要十分に綺麗に撮れます。

軸上色収差や色にじみを抑えるEDレンズ2枚、非球面レンズ3枚を採用しつつ、約51mm・195gはコンパクトで助かります。

ポイントは当時、NIKKOR Z レンズが積極的に採用していた沈胴機構なので撮影前に繰り出す必要があることですかね。

携帯性実現のためとはいえ、慣れる必要があるし正直手間なので気になる方は単焦点を選ぶのもアリだと思います。

とはいえ、DXクロップせずに24-50mmをこのサイズで実現してくれることは嬉しい。

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VR

NIKKOR Z 28-400mm f/4-8 VR が登場していますが、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRも高倍率ズームとして人気のレンズです。

▼レビュー動画はコチラ

NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRは8.3倍の高倍率ズームなので、ストリートフォトであれば事足りることも多い印象です。

何より大事な話、今の高倍率ズームは綺麗に写ります。

あくまで個人的な印象ですがNIKKOR Z レンズでは高倍率ズームが以前の標準(中には高品質)ズームぐらいになった感覚です。

対して、以前の高品質(標準)ズームが今まで以上の高品質ズームになった感覚があります。

つまりNIKKOR Z レンズでは単焦点を含め全体的に1段向上している感覚です。

S-Lineと比較すると「高倍率ズームだな感」があるのは事実ですが、普通に撮影を楽しんだり印刷して鑑賞する分には十分楽しめるレンズです。


それもそのはずで、S-Lineではない一般レンズではありますがED非球面レンズ1枚、EDレンズ2枚、非球面レンズ2枚を採用しつつアルネオコート採用しています。

以前の標準、高品質のような感覚をもったのはこの辺りの高額性能の向上だと思います。

それを広角24mmから望遠200mmまで沈胴式ではなく実現しているのは凄いです。

また、高倍率ズームには大事な手ブレ補正として5.0段のレンズシフト方式VR機構を搭載しています。

それで約570gと”出来ることに対して軽量”なのでZ5IIに付けると約1.3kg弱なのであれば許容範囲だと思います。

コスパで考えるレンズの選び方

あくまで私からの提案ですが、Z5IIをコストパフォーマンス重視で考える場合、NIKKOR Z 24-200mm f/4-6.3 VRをレンズキットで買っておいて、必要になったら薄型単焦点を追加するのが良いかなと考えます。

理由は撮影状況に応じて高倍率ズームでカバーしつつ、単焦点の面白さを実感できる順番でレンズを増やせるからです。

もし「高倍率ズームまではいらないかな」という方は、コンパクトなズームレンズ NIKKOR Z 24-50mm f/4-6.3 で気軽に出かけるのもいいなと思います。

ちなみにレンズキットで購入するとリアキャップが白い蓋(コストカットかな?)になるため、長期的にレンズの管理などを考えると個別にシッカリ閉めることのできるリアキャップを買うのをオススメします。

レンズキットに付属する白い蓋は簡単に外れるので(笑)

ストリートフォトにおすすめレンズ

レンズは個人的に軽くて小さくて目立たない、その街並みに溶け込めるサイズが良いかなと思います。

この辺りが個人的にオススメです

  • NIKKOR Z 85mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 35mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 50mm f/1.8 S
  • NIKKOR Z 24-120mm f/4 S
  • NIKKOR Z 24-70mm f/4 S
  • NIKKOR Z 40mm f/2
  • NIKKOR Z 26mm f/2.8
  • NIKKOR Z 28mm f/2.8
  • NIKKOR Z 50mm f/1.4
  • NIKKOR Z 35mm f/1.4
  • NIKKOR Z MC 50mm f/2.8

あとがき

皆さんはZ5IIに対して、どういった印象を持ちましたか?

是非、YouTubeのコメント欄で教えてください。

▼関連記事 - Nikon Z5II -
ニコン Z5II 実機レビュー 【フルサイズ入門機ではない!スタンダード機が発表】 ポートレート撮影に大活躍する理由を解説。
後ほど記事を更新します(^^)ご説明したい内容はYouTubeに先に投稿しているので、是非ご視聴ください。
ニコン Z5II 実機レビュー! フルサイズ「入門カメラ」ではなく「新スタンダード機」を解説。
後ほど記事を更新します(^^)ご説明したい内容はYouTubeに先に投稿しているので、是非ご視聴ください。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中

Jimaをフォローする
00_all01_Camera
Jimaをフォローする
タイトルとURLをコピーしました