こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
前回、収差について色々と話をしましたが、もっと入り口のそもそもレンズについて情報を整理することも大事だなと思いました。
なので、今回はレンズの各機能や名称をサクっと解説します。
カメラのレンズについて
レンズの役割
私もYouTubeで解説する中で「レンズ」と表現しますが、メガネや双眼鏡に虫眼鏡などレンズを使う製品は数多くあります。
ただ、私はカメラの話を解説することが多くYouTubeでレンズと言うとカメラのレンズとして撮像素子やフィルムに被写体からの光を導く撮影レンズのことをレンズと表現しています。
そして収差の話でもありましたが、レンズの中のレンズ(ややこしいですね(笑))はレンズエレメントと呼びます。
私はレンズの中の「各ガラス」などと表現することもありますが、レンズエレメントはレンズ用のガラスやプラスチックでできているものが対象となります。
レンズという主語が大きい表現で通じる場合もあれば、細かい話になるとレンズエレメントと表現するほうが適切な場面も増えて来たなと思います。
レンズの分類
レンズの分類では焦点距離(画角)、焦点距離が固定か変動かなどで分類するとわかりやすいです。
また最近は私も35mmの表現で準広角という表現でよいか少し悩みますが各焦点距離で分けることも便利です。
他にはレンズの個性としてマイクロレンズ(MCやマクロ表現もある)や魚眼レンズ、パースペクティブ・コントロール(PC Nikkorなど)のような特徴をもったレンズで分類するとわかりやすいです。
あとはAF対応かMF専用かなどもレンズを分類する際にわかりやすいポイントです。
レンズの由来
ちなみにレンズは豆料理に利用されるレンズ豆リンゼ偏平(へんぺい)な形に由来しています。
レンズ各部の名称
最近のレンズは高価かつ高性能になればなるほど快適に撮影できるように色々な機能(スイッチや機構)があります。
①フィルター径
レンズに取り付けるフィルターやレンズキャップの直径を表す数値で単位はmmで表します。②フード着脱指標
レンズフードの着脱の目印です。③フォーカスリング
MF(マニュアルフォーカス)の際、このリングを回しながら手動でピント合わせを行います。④ズームリング
ズームレンズの場合、このリングを回すことで引いたりズームをしたり、画角を変えることができます。⑤距離目盛
最短撮影距離から∞(無限遠)まで、被写体までの距離を表す目盛です。ピント合わせの参考にします。⑥レンズ名
⑦焦点距離目盛
広角側から望遠側まで、そのズームレンズの焦点距離を表示しています。
ズームリングを回し、白い点(焦点距離目盛指標)の位置に合わせた場所が現在の焦点距離になります。⑧レンズ着脱指標
⑨CPU信号接点
AF(オートフォーカス)などを作動させるためのカメラとレンズをつなぐ信号接点です。⑩フォーカスモード切り替えスイッチ
自動でピントを合わせるAFと手動でピントを合わせるMFを切り替えるスイッチです。⑪手ブレ補正スイッチ
手持ち撮影などで起きるブレを補正する手ブレ補正機能をON、OFFにするスイッチです。
手ブレ補正機能はレンズ側だけでなく、カメラボディー内で補正するものもあります。Z マウントレンズのみ
⑫コントロールリング
このリングを回転させると、絞りや露出補正などカメラで設定した機能を使用することができます。⑬レンズ情報パネル
撮影距離や被写界深度、絞り値などの情報を表示します。⑭表示切り替えボタン
レンズ情報パネルに表示する情報を切り替えたり、設定を行ったりする際に使用します。⑮L-Fnボタン
あらかじめカメラで設定しておいた特定の機能をこのボタンで行うことがきます。出典:株式会社ニコンイメージングジャパン
他にはレンズの前玉、後玉、マウント部や鏡筒なども私は表現として使うことがあります。
また、ミラーレス時代は電気接点での情報通信も増えており10点ほどに増えていたり、接点が汚れていると接触不良になったりするので綺麗にしておくことが大切です。
また、レンズの中にはピント調整や焦点距離を調整するための機構、レンズを駆動するモーターに絞り羽根などもあるので頑丈ではありますが精密機器とガラスが詰まったものです。
丁寧に扱うことが大切です(^^)
レンズの各名称や分類方法など皆さんの認識と今回の記事の内容は一致していましたか?
是非、印象等をコメントで教えてください。