こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回は私もキャッシュバックの喜びと違和感が混ざった「Nikon Creators 応援 オータムキャンペーン2024」についてです。
はじめに
まず「Nikon Creators 応援 オータムキャンペーン2024」ですが、対象製品を対象期間内に購入しつつ対象期限内に申請をすることで該当額を受け取ることが可能なキャッシュバックのキャンペーンです。
これはニコンに限らず各メーカーやカメラ以外のジャンルでも夏や冬のボーナス時期に実施されることが多い販売戦略です。
Z6IIIは良いカメラであることは大前提の話
私もZ6IIIは色々な視点から数多くの動画を投稿しています。
スペック面や携帯性を含めバランスに優れたオールラウンダーというコンセプトを成し遂げたカメラだと思います。
なので、Z6IIIが良いカメラであることを大前提として、今回は価格に関してフォーカスします。
皆の違和感は「Z6IIIは早くないか」
今の状況
もちろん、メーカーのマーケティング部が立案して社内承認を受けリリースされている内容なので私たちがトヤカク言えることではありません。
それは大前提なのですが、ニコンのキャッシュバック対象に2024年7月12日発売のZ6IIIが2024年10月25日開始のキャンペーン対象に含めたことに戸惑いの声が上がっています。
特に金額が話題の中心で、発売から約3カ月後に約10%オフ(40,000円)は私達の金銭感覚からすると無視できない金額です。
価格の話をしましょう
具体的な金額を見てみましょう。
税込み435,600円のZ6IIIは次回、ニコンダイレクトで利用可能なクーポンが21,000円分ついてきます。
ここにキャッシュバック40,000円が入ると374,600円となります。
※ニコンダイレクト限定クーポンは使用期限などがあるので留意が必要です。
オールラウンダーとして位置づけられる中級機のZ6IIIがキャッシュバックを含めて約40万円というのは時代があるにしても、約3カ月半の利用期間に対して40,000円は購入者が引っかかる要因になります。
あくまで、ニコン公式が説明しているわけではなく、私の予想なのですがZ6IIIは米国では約2,499ドルです。
Z6IIIが登場した7月辺りは円安で約160円、10月は新政権の戸惑いや米国の雇用統計に日米金利差の縮小など140円近くまで変動があり私たちの通貨「円」は過去数十年の中でも不安定な状態となっています。
要因を考えてみる
ここで私は電卓を取り出しました。
発売当時は為替が160円前後でしたが、政権交代によっては200円も視野に入っていたので175円計算でも違和感はないです。
そして、一時的に140円に近づいたとは言っても円安は止まらず150円計算で今回のキャッシュバック後の価格は頭では理解できます。
ただ、感情的に腑に落ちるかは別問題ですね。
これが1年後などであれば理解できますし、期間的にも納得できますが約3カ月半というのが戸惑う要因かなと思います。
この辺りがSNSでも注目されておりました。
どういった影響があるのか
過去のキャッシュバックキャンペーンでは比較的「まだかな?」と対象に加わることを待っていたり、人気なカメラやレンズは数年経過してもキャッシュバック対象に加わらないことも多いです。
それが、Z6IIIの早期キャッシュバック対象の追加は今後の新製品も登場後に10%程、安くなるのではないか?という警戒心を生む要因になる可能性があります。
あとはカメラやレンズの買い物の仕方が以前に戻るキッカケになるのかな?とも思いました。
以前はカメラやレンズが登場すると新しい物が好きな方が発売直後に購入し、数カ月後には在庫が溢れており頻繁に10%や20%の値引きがあったと記憶しています。
それが感染症の時代から、サプライチェーンの乱れもあって新製品が供給できない。
もっというと在庫を余らせない程度の最低化された生産力という動きになっている感覚があります。
こうなると供給に足して需要(買いたい人たち)が溢れて機材の奪い合いとなり長期の納品待ちや転売という状況が出てきます。
特に注目されていたのは富士フイルムやニコンなど発売前から「想定を超える予約により供給が遅れる可能性がある」という案内があるぐらいでした。
ただ、カメラやレンズの生産も安定しつつZ9やZ8、Zfと登場したことで急ぎEXPEED7のカメラを欲する人の割合も落ち着きつつあります。
これは画像処理エンジンがEXPEED8やZ9II(仮)が登場するまでは機能面で買い替える必要性は薄くなるので大ヒット製品以外は値下げも今後は比較的早くなるだろうなと予想しています。
ただ、レンズは「そのレンズでしか得れない特徴がある」限り人気は出るので少し異なるかなと思います。
ただ、超望遠や極端に明るい単焦点なども既に登場してるため、あっても NIKKOR Z 20mm f/1.8 S より広角の単焦点ぐらいかなと思います。
買えるときに必要な機材を買うことは大事
今回のZ6IIIが想定より早く40,000円という大きなキャッシュバックの対象になったのは驚きました。
ただ、これはカメラに限らず個人的に円高に振れたからだと思っています。
つまり、今のように160円から140円付近まで為替が動く展開もあれば160円から200円に円安が進んだ世界線もあったはずです。
もし円安が進み200円時代であれば、キャッシュバック対象にZ6IIIに入っても10,000円程度や逆に価格改定という名の値上げもあったと思います。
そう考えると、感情的には高値掴み感があったのは引っかかりますがカメラに限った話ではなく私は円が不安定なことに矢印を向けたいと思います。
もっと言うと円安、インフレが進み私たちの生活、環境が乱されている感に憤りを感じています。
あまり円安による影響を当記事で掘り下げない方が良いので割愛しますが・・・
円安が進んで200円時代があったことを想定して、不安へのリスクを考えると必要な機材(カメラやレンズ)が買えるタイミングで買えたことに価値があると思います。
つまり円が200円となり、価格改定の可能性や需要が集中し供給が間に合わなかった時へのリスクヘッジとして40,000円をどう見るかです。
あとは使っている人だけの特権ですが、Nikon Imaging Cloudやフレキシブルカラーピクチャーコントロールを一部ですが独占的に利用できていることに価値を感じるかです。
何よりカメラやレンズは長く使う物なので、可能な限り早くに購入して使い倒すことは大切です。
当たり前ですがカメラやレンズは「持っていないと撮れない」ものです。
可能な限り必要な機材は購入できるタイミングで購入して、使い倒す。
そして、後継機が登場した際に下取り交換などにて差分だけを払うことが効率的かなと思います。
特にフレキシブルカラーピクチャーコントロールは、ここ最近のニコンのPRでも推してる感があるのでZ6IIIを普及させたい感は強く伝わってきます。
皆さんはどう思いますか?
私から今回のキャッシュバック対象にZ6IIIが40,000円となっていることに関しては良し悪しは断言しないでおきます。
あくまで、こういったことがあったという話。
そして、お茶を濁すわけではないですがニコンがZ6IIIを対象に加えたキャッシュバックと同日に「保証期間1年延長サービス」を出していることから複雑な心境ではあります。
是非、皆さんの印象をYouTubeのコメント欄で教えてください。