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DaVinci Resolve 豆知識

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は私がDaVinci Resolveで動画編集する際に調べたり、知って良かった豆知識をメモしておきます。

全体の流れなどはなくポイントで役に立つと思うので参考になれば幸いです。

カラーマネージメント(Nikon編)

設定>カラーマネージメントから設定

DaVinci Resolve 右下にある歯車マーク(プロジェクト設定)から「カラーマネージメント」を選び以下の内容を指定しました。

カラーサイエンス:Davinci YRGB
タイムラインカラースペース:DaVinci WG/Intermediate
出力カラースペース:Rec.709(Scene)
 ※macOSの方はRec.709-A
3D LUT 補間:テトラヘドラル

カラースペース変換(Nikon編)

エフェクト>カラースペース変換から設定

ニコンのカメラ(Z8など)で収録したN-Logを使用する際のカラースペース変換の値です。

N-Log素材
カラースペース変換

右上のノードエリアにて、ノードを右クリックして「ノードを追加」>「シリアルノードを追加」でカラースペース変換用のノードを2つ追加しましょう。

また私は明るさやホワイトバランスなど調整を加えたい項目がある場合は、影響する要素を分解するためノードを複数追加しています。

最初のノード
最初のノードに追加

入力カラースペース:Rec.2020
入力ガンマ:Nikon N-Log
出力カラースペース:Davinci Wide Gamut
出力ガンマ:Davinci Intermediate

最後のノード
最後のノードに追加

入力カラースペース:Davinci Wide Gamut
入力ガンマ:Davinci Intermediate
出力カラースペース:Rec.709
出力ガンマ:Rec.709(macOSならRec.709-A)

下準備の結果

設定にてカラーマネージメントの変更
N-Log素材に対してカラースペース変換
カラーコレクション(明るさやホワイトバランスの調整)をした結果がこちら

これは動画編集の下準備なので、ここからLUT等を適用して仕上げていく。

カラーグレーディング関係

LUTの適用度を調整(キー出力|ゲイン)

便利なLUTですが、強く影響しすぎる場合があります。
この時、キー出力>ゲインにて値を0.6や0.3で調整すると程よい効果となります。

また、LUTの適用は最後から2番目が無難です。
一番最後はカラースペース変換になるので、そのひとつ前のノードです。

理由はLUT適用後に明るさなどを調整すると情報が削られていることがあるためです。
明るさなどはLUT適用前のノードで調整するのが吉です。

特定の色を弱める

カラーワーパーで特定の色を移動させることが可能です。
画像では青緑の点を中心側に移動させました。

参考ページ

Nikonのカメラでカラーグレーディング等をする際に役立つページ集です。

テクニカルガイドのDLページ(Z8編)
Nikon | Download center | Z 8
N-Log 用 Creative LUT DLページ
Nikon | Download center | N-Log 用 LUT

書き出し(デリバー関係)

レターボックス風で書き出す(出力ブランキング)

上部のメニューより「タイムライン>出力ブランキング」を選択します。
映画のようなシネマティックな映像の場合は「2.35」がおすすめです。

ちなみに
・2.0 は 9:16で
・2.35 はシネマスコープ風
・2.39 はアナモルフィックレンズ風となります。

出力ブランキングの留意点

出力ブランキングでレターボックスを作る場合はレターボックス部分にアニメーションや文字入れが出来ません。

他の手段

レターボックスの追加には「クロップする方法」や「レターボックス風のPNGファイルを上に重ねる」など色々方法があります。

音のない動画で書き出す

書き出し(デリバー)jにオーディオタブで「オーディオの書き出し」のチェックを外す

作成済みのタイムラインのフレームレートを変更する方法(力技)

DaVinci Resolve では一度、設定されたタイムラインのフレームレートの変更はできません。
加えてタイムラインで指定されたフレームレートが書き出し(デリバー)のフレームレートに設定されます。

DaVinci Resolveで一度作成したタイムラインのフレームレートを変更するには希望のフレームレートのタイムラインを新規作成する必要があります。

そして、希望のフレームレートで作成したタイムラインに既存の動画を貼り付ける感じです。

ただ、あくまでタイムライン上でフレームレートを変えた力技になるので動画書き出し時にカクついたり、音ズレの要因となる場合があります。

力技であることに留意しつつ使えるときに使うぐらいが良いと思います。

もし、余裕があれば力技ではなく始めからプロジェクトのフレームレートをシッカリと意識して動画編集に着手するのが良いと思います。

手順

メディアプール上で右クリック>新規タイムラインを作成

ダイアログにて左下の「プロジェクト設定を使用」のチェックを外します。

フォーマットタブの「タイムラインフレームレート」で希望のフレームレートを選び作成します。

これで希望のフレームレートとなったタイムラインが作成されます。

次に変更元のタイムラインから、ひとまず全てのクリップをコピーします。

そして変更先(新たに作ったタイムライン)へ貼り付けます。

これで変更先(新しいタイムライン側)のフレームレートで書き出し(デリバー)が可能となります。

ただ、先に記載の通り力技なので可能であれば初めの段階から、フレームレート変更がないように意識しておくことが大事だと思います。

これは新しいタイムライン(希望のフレームレート)で書き出せるようにしただけです。
状況によっては滑らかな映像とならず、変更したフレームレートによってはカクつきなどが目立つ場合があります。

以上。

▼参考記事

この記事を書いた人
Jima
Jima
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こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中
総再生回数 920万回、1200本以上の動画を投稿(24年8月時点)

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