はじめに
こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
写真の世界には、表現方法としてモノクロ写真とカラー写真という選択肢があります。
私は8割カラーで2割をモノクロとして楽しむ派ですが、皆さんはどうでしょうか?
「カラーだけ」や「モノクロだけ」、「カラーとモノクロ両方を撮るけどモノクロが8割」など色々なパターンがあると思います。
この記事では、モノクロ写真とカラー写真のそれぞれの魅力、特徴、そして撮影時のこだわりなどを解説します。
モノクロ写真の魅力
モノクロ写真は「単色」や「1つの色」での表現です。
白黒だけではなく単色であればモノクロとして受け取ることもできるので意外と幅広かったりもします。
色情報に頼らず単色で表現するからこそ、被写体の形状や光と影の対比に質感といった要素を際立たせることが得意な表現方法です。
- シンプルだからこそ良い
色彩に左右されることなく、被射体の質感や光による明暗差の表現が楽しめます。 - ノスタルジックな雰囲気がある
モノクロで寺社仏閣やアンティーク雑貨などを撮影すると時代がさかのぼったような感覚で映画のワンシーンのように見せることが出来ます。 - 感情に訴えかける力が強い
色彩による即効性のある情報での伝え方ではなく、1枚の写真に対して色の情報が少なく読み解く時間を求める傾向があるため印象深く伝えることも得意です。
モノクロ撮影のポイント
- 光と影のコントラスト
モノクロ写真では、光と影のコントラストが非常に重要です。
光源の位置や強さを意識して、ドラマチックで力強い表現がオススメです。 - シンプルかつ整った構図
モノクロは色彩がない分、構図のバランスがより重要です。
言い方を変えると誤魔化せる要素が減るため、構図などでシッカリと整える必要があります。 - 質感の表現
モノクロ写真では、素材の質感の違いが際立ちます。
木や布の質感、金属の光沢など「どういったものなのか」を意識して撮影することが重要です。
カラー写真の魅力
対してカラー写真は、色そのものが持つ情報量や感情的な影響力を最大限に活かすことができます。
ひとことでカラー写真といってもフラットやニュートラルのようなピクチャーコントロールもあればビビットや風景のようなシッカリと色が出るものもあります。
最近はクリエイティブピクチャーコントロールのデニムやピュア、モーニングなどもあります。
加えてNX Studioのカラーブレンダーを活用して自分なりの色を作るフレキシブルカラーピクチャーコントロールも注目されています。
- 現実世界を忠実に再現
カラー写真は被写体の色を忠実に再現し、見たままの世界を写真に収めることができます。 - 色で印象が変わる
暖色系の色は温かく優しい、寒色系の色は冷たくてカッコいい印象を与えることが得意です。
また色彩を薄くすることや極端に強くすることで印象を大きく変えることが可能です。
カラー撮影のポイント
- 色の割合
モノクロと異なり色の組み合わせによって、写真全体の雰囲気が大きく変わります。
画面全体の中で何色を多く情報として入れるのか意識することをオススメします。
モノクロとカラー、どちらを選ぶべきか?
モノクロ写真とカラー写真、皆さんはどちらで撮ることが多いですか?
私はカラー写真が多いのですが、カラーよりもモノクロの方がしっくりくる場合などは積極的に表現のふり幅としてモノクロを選ぶことが増えています。
何よりモノクロ写真に取り組むことで、色彩に頼らない写真表現の楽しさを知ることができます。
モノクロにする方法
デジタルカメラでは撮影時にモノクロ設定にするか、撮影後にモノクロに加工するか選ぶことが出来ます。
- 撮影時のモノクロ設定
カメラのピクチャーコントロールをモノクロームにすることで、撮影時からモノクロ写真を撮ることが出来ます。
この撮り方では撮影時に質感や光を意識して撮ることが出来るので便利です。 - 撮影後のモノクロ加工
撮影時はカラーで撮っておいて、後で「モノクロの方が映えるかも」と感じた写真をモノクロ処理することも可能です。
モノクロ変えつつコントラストなども調整して、より柔軟な表現が気軽にできるのが魅力です。
まとめ
モノクロ写真とカラー写真、どちらが良い悪いということはありません。
それぞれの魅力を理解し、自分の表現したいものに合った方法を選択することが大切です。
是非、皆さんがカラー・モノクロどちらの写真を多く撮るかをYouTubeのコメント欄で教えてください。