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カメラの買取価格が下落!?【ニコン Zシリーズ編】

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はデジタルカメラの買取価格が下がっていることを取り上げます。

少し前までミラーレス一眼カメラのニコン Zシリーズは買取価格も高かったのですが、ここにきて下がったというより落ち着いた理由を含め考察します。

ご質問いただきました

こんにちは。

最近、Zシリーズの買取価格が下がっており「この価格なら売るより持ってる方がいいかな」と考えるようになりました。

前はもう少し高く買い取ってくれていたのに・・・
ジマさんの見解を聞きたいです。

こんにちは。
Jimaでございます。

また動画で取り上げますね(^^)

カメラ(Zシリーズ)の買取価格を見てみよう

参考にする買取価格はワンストップ買取が人気のマップカメラです。

参考データ
※販売価格はニコンダイレクト価格
※買取価格はマップカメラのワンストップ買取
※価格は税込み

製品名発売日販売価格買取価格差額(%)
Z30 2022年8月5日97,900円45,000円52,900(54%
Z fc2021年7月23日129,800円58,000円71,800(55%
Z50II2024年12月13日145,200円97,000円48,200(33%)
Zf 2023年10月27日299,200円172,000円127,200(43%)
Z5 2020年8月28日182,600円68,000円114,600(63%
Z6III 2024年7月12日435,600円265,000円170,600(39%)
Z7II 2020年12月11日429,000円177,000円252,000(59%
Z8 2023年5月26日599,500円346,000円253,500(42%)
Z92021年12月24日772,200円329,000円443,200(57%

特定の機種だけが価格崩壊しているわけではなく、約3年以上を経過した機種が買い取り価格が半額以下になっているようです。

当記事の執筆時点ではZ9が唯一、EXPEED7世代目なのがポイントです。

とはいえ、Z8やZfも既に半値に近い買取価格になっているので誤差の範囲ではあります。

皆さんはこの買取価格を見てどう思いますか?

  • 思ったより買取価格が安いな
  • まだ買い取ってくれるだけマシでしょ
  • 買った時より値上がりするカメラが羨ましい など

是非、YouTubeのコメント欄で印象を教えてください。

私の印象

入門機の価格的な入門ハードルが高い

少し話がそれますが、ニコンダイレクト価格では10万円以下でZシリーズを始める場合はZ30しか選択肢がないということに驚きです。

レンズも必要なのでNIKKOR Z DX 24mm f/1.7などを購入すると12万円ぐらいは用意しておく必要があることを考えると簡単に始めれる趣味ではないなと思います。

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Nikon ニコン ミラーレス一眼 Z30 16-50 VR レンズキット Zマウント APS-C 動画 Vlog 手振れ補正ブラック
Nikon
「 Z30」は 、「 ニコン Z シリーズ 」で最 小・最軽量となるボディー に加え、バリアングル式液晶モニター の搭載 、動画を記録していることがひと目でわかる「RECランプ」の採用や、動画最長記録時間125分対応などにより、Vlogをはじめ、日常の撮影 からこだわりの撮影までの幅広いシーンでの動画撮影に適したミラーレスカメラです。
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手元にスマートフォンで写真が撮れる環境が揃っている方からすると「カメラ始めてみたい」と強く思わないとZシリーズに手を出すことはないだろうなと思います。

ニコンを含め数多くのカメラメーカーが若い世代への訴求を意識している理由がわかります。

少子高齢化の日本でカメラに興味を持ち、カメラにお金を出す若者は貴重な存在で各カメラメーカーが欲しがる理由もわかります。

また既に社会人として働いており趣味にお金を出せる層も即戦力(メーカーからすると即売上に繋がる)人たちも取り込みたいだろうなと想像できます。

CP+などでカメラメーカーに呼ばれるにはベテラン層や新規層など、どの層に影響力があるのかを判断しつつアカウントを伸ばす必要があるなと改めて実感しました。

Z5は中古も狙い目

Z5は私が買った時はキャッシュバックやクーポン等であって12~14万ほどで買えてたと思うので今となってはZ5の表現力に魅力を感じる方以外は新品での購入はハードルが高く感じます。

ちなみにZ5は中古市場にも在庫が多く12万円前後で流通しているので状態にもよりますが少しでも価格を抑えたい方、レンズを含め15万円までと決めている方は候補に入るかなと思います。

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40万円のZ6/Z7系統

Z6IIIとZ7IIは同じ40万円ちょいですが、画像処理エンジンの世代と高画素の違いがあるので新品で買うなら悩むだろうなと思います。

ただ、Z7IIは中古市場で30万弱で状態の良い物が見つかるのも意識しておきたいポイントです。

あとはZ7III(仮)が登場した際に画像処理エンジン EXPEED7かつ高画素となるとZ7II以上、Z8以下の価格帯とすると50万円前後になりそうな気がします。

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Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z7II ボディ black
Nikon
お客様の声を反映させ、Z7から更に進化した新しいミラーレス一眼カメラZ7Ⅱ

Z9は後継機が気になる

Z9は登場時が約69万(実売63万)ぐらいだとすると価格改定が入ったとはいえ他社のフラッグシップに比べるとお買い得感があります。

ただ、Z9II(仮)が登場した際には他社と同じく【フラッグシップ100万時代】となるかに注目です。

また、Z9に限らず後継機が登場したときは買い替えなどで下取りに出されることも多いので一時的に更に買い取り価格が崩れるだろうなと予想しています。

「フラッグシップを売っても新品のZfを買うのもな」という方はフラッグシップかつメカシャッターレスなので持ち続けるという選択もアリだと思います。

今の機材を眠らせておくぐらいなら少しでもお金に変えたいという方が売るぐらいがちょうど良いかなと思います。

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Nikon ミラーレスカメラ 一眼 Z9 ボディ black
Nikon
極限の環境、決定的瞬間。絶対的な自信で静止画と動画を写しきる。

これが正常だと思う理由

カメラに限らず中古市場は需要と供給で価格が決まる場面が多いです。

ここ数年はサプライチェーンの問題や円安による国外勢の転売目的もあって発売直後からカメラ・レンズを変えない状況が続いていました。

更にニコン ZシリーズではEXPEED7世代目かつ現実的な価格帯のカメラを求める方も多かったので需要が集中しがちという場面も目立っていました。

そういった場面では「新品が買えないなら中古でも」という心理が働くので、中古が新品同額や状況によっては中古が新品以上の価格で売買されることも珍しくありません。

今となってはサプライチェーンの問題も落ち着き、EXPEED7の機種も5種(執筆時点ではZ9/Z8/Zf/Z6III/Z50II)と急ぎ買い向かう必要性も薄れています。

比較的、Zシリーズ含め中古市場にもカメラ・レンズの在庫もあるようなので買い取る側も高い価格設定にして買い取る理由も薄まっています。

つまり、新品の供給と中古市場の在庫が安定している状態では買取価格や中古の販売価格を高くする必要がないので今の中古市場は販売価格、買取価格どちらも正常だろうという考えです。

対して、人気のコンデジなどは今でも国外勢の買い占めや供給不足(この場合は売れ行きが凄くて生産が少し追いついていない)ので少しプレミア価格ではあります。

ただ、同じようにコンデジも後継機や近しい機種が出てくると自然と落ち着くと思います。

ニコン Zシリーズに関しては次、EXPEED8になったとてEXPEED6からEXPEED7ほどの買い替え欲(撮影に対する改善要望)も強くはないと思うので落ち着くと思います。

それだけ画像処理エンジンの世代差がEXPEED6とEXPEED7では動き物を撮影する方や撮影メニュー面であったという裏返しでもあると思います。

円安が進めば更に価値は目減りする

個人的には今後もカメラの価格は正常化したことでジワジワ下がると思います。

中古市場に在庫が十分にある機種では感覚的には販売価格の3割程度が一時的な底値という認識です。

そして、円安・円高はZ6IIIのようにカメラ購入時だけではなくて売る時も意識が必要です。

今はドル150円から160円を推移している状態が続いています。

今後ドル200円時代に円安が進んだり、一般的なキャベツが1玉1,000円時代(2025年は約600円)になれば更に価値は目減りします。

逆に円高になれば同じ買取価格でも、買い替え先のカメラが価格見直し(値下げ)していればいい買い物が出来る可能性もあります。

カメラは撮影技術などが主軸であるべきですが、買い物をする上での意識すべき点もあるのは知っておきたいところですね。

あとがき

今回はカメラの買取価格が下落する傾向があることに対して、どう思うかという話でした。

個人的には今までがサプライチェーン問題や需要・供給が乱れたこと、急激な円安というイレギュラーが重なったことで乱れていただけだと思います。

サプライチェーン問題、円安時代にも慣れつつある今となっては標準というか、これが今後のスタンダードになるという感覚があります。

皆さんはカメラ・レンズは売る派ですか?

それとも売らない派ですか?

是非、YouTubeのコメント欄で教えてください。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中

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