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Nikon カメラ利用時に知っておくべきこと2選

はじめに

今回はNikonのカメラを利用するうえで知っていると役立つ豆知識3選です。

知ってる方からすれば「あった、あった、懐かしいわ」ですし、知らなかった方からすると「えぇ!聞いておいてよかった」という内容です。

撮影のタイミングで不意にボタンを押したり、設定が変わってしまった際の解決に役立つと嬉しいです。

背面液晶が!ファインダーが映らないときどうする?

これはカメラの利用方法について講習をする際に頻繁に出会う問題です。

カメラにはビューファインダーを覗いて見るファインダーとレンズとは反対側にある背面モニター(液晶)があります。

どちらも各種設定や画像の再生、また撮影時に構図やピントの確認に使用します。

こういったこと、心当たりありませんか?

撮影時にいつもなら背面液晶が自動で切り替わるのに表示されなかったり、背面液晶は表示されるのにファインダーを覗いても表示されない現象です。

モニター切り替えボタンを押してみましょう

各カメラには設置場所は異なりますが、画像のような縦線・長方形・縦線というボタンがあります。

再生ボタンやゴミ箱ボタンは機能が想像できますが、この縦線・長方形・縦線というボタンは何のボタンか悩みますよね。

これはモニター切り換えボタンといいます。

このボタンを押すことで背面液晶のみにしたり、ファインダーのみにしたり、ファインダーを優先にしたりなどを切り替えることが出来ます。

ファインダー優先ならまだしも、ファインダーのみにしてしまうと背面液晶は表示されません。

こういった場合はモニター切り替えボタンを数回押してもらうと背面液晶やファインダーなどに映像が戻ってくることがあるので「どうしよ!背面液晶が映らない!壊れた!」という場合は試してみてください。

Z50II ファインダーの下にある小さい長方形で検知しています。

アイセンサーに何かかぶっていませんか?

もうひとつ、背面液晶が映らない理由として「あるある」があります。

Zシリーズのカメラは通常、ファインダーを覗いているときはファインダーが映り、背面モニターは映らなくなります。

そしてファインダーから離れると背面液晶が表示されます。
つまり自動表示切替が機能しています。

なぜ、こんなことができるのでしょうか?

それはアイセンサーという部分で撮影者が“ファインダーを覗いている”と認識した際にファインダー表示に切り替えてくれるからです。

つまり、アイセンサーがファインダーを私たちが覗いていなくても、誤検知することで背面液晶に映像が戻ってこない場合もあります。

これはZシリーズの初代でウエストレベルで背面液晶で撮影しているとアイセンサーの検知度合いによって「背面液晶で撮ってるのに、お腹に近づけすぎてファインダーに切り替わった」という経験があると思います。

もし、アイセンサーが誤検知するようなら何かアイセンサー周りにかぶっていないかを確認してみてください。

ちなみに誤検知される鉄板ネタは接眼目当てが少し上にズレていることです。

その点、Z50IIは接岸目当てが直付けで動かないようになっているので安心です。

フラッシュを無効化しても光る!?謎の光の正体

これは夜間のストリートフォトや高架下などで撮影する際に遭遇する驚き現象です。

カメラではシャッターボタンを半押ししたときに、緑などの光が自動的に被写体を照らすことがあります。

これは故障などではなく暗い環境でオートフォーカス(AF)を正常に動かすための補助機能のようなものです。

なので、そのまんまですが「AF補助光」呼びます。

AF補助光とは?

暗くてAFではピントが合いにくい暗所において、シャッターボタンを半押ししてピントが決まるまでの間、カメラが自動的に光を照射してピントを合わせやすくするものです。

ただ、フラッシュ禁止!となっている場所でAF補助光が起動すると「うわっ、フラッシュ使ってるで、マナーのできてない人やな」だったり、詳しい方だと「補助光切って!知らないならカメラ勉強してから持ちなさい」と言われるでしょう。

多くの方は設定画面でフラッシュの発行を禁止にしているのに、自分のカメラが光ってしまうことに焦ることになります。

そして、その経験がカメラを持っているとキツく言われてしまうや恥ずかしい思いから使いたくなくなったという話もよく聞きます。

物理的にAF補助光の部分を黒いテープ(パーマセルやマスキングテープ)や手で隠してしまえ場良いのですが、実はカメラの設定画面でオフにすることが可能です。

使いどころを選ぶAF補助光

もちろんAF補助光は便利なものなのですが、使いどころが時と場合によります。

なので基本はオフにしておき、必要な時だけオンにする方が周囲とのトラブル回避に役立つと思います。

ちなみに私は動物などを撮影することも多いので、AF補助光は設定戻しのヒューマンエラーを防ぐためにも一切使っていません。

「AF補助光を使わず貴重な撮影シーンを逃したらどうする?」と言われれば「それでいい」と答えます。

人様や動物様に迷惑をかけてまで撮る写真は好みではありません。

何よりデフォルトでAF補助光をオフにしているので直感的に「この環境で撮るには光源をどう確保するか」という思考が働きます。

もっと言うと明るいレンズを用いたり、スターライトビューという便利機能も活用するなど解決策はあります。

あとがき

いかがでしたか?

今回は初球の内容ではあるものの、実は奥深い内容です。

というのも初めは「はいはい」と聞き流している部分ですが、いざ自分が遭遇すると「あれ?液晶が映らない」や「AF補助光の切り方がわからない!」という話もよく聞きます。

というか、よく聞かれます(笑)

なので、事前に教養知識として知っておくと良いかなと思い記事にしました。

皆さんの撮影ライフに貢献できれば嬉しいです。

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この記事を書いた人
Jima
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こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
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