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カメラはセンサーより画像処理エンジンを重視すべき理由【ニコン Z50II編】

はじめに

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はNikon Z50II登場時より密かに話題になっているカメラのセンサーについてです。

ボディ内手ブレ補正がX(旧Twitter)のトレンドに入るぐらい盛り上がる裏側で実は「Z50IIって未だにセンサー据え置きなの?」という鋭い意見もありました。

今回は私なりにセンサーも大事ですがそれ以上に画像処理エンジンの世代がミラーレスにとって、特にEXPEED6とEXPEED7は大きな違いがあります。

私が現時点ではセンサーよりも画像処理エンジンを重視する理由を共有します。

カメラ選びに慎重になる方は「最後にセンサーが気になってしまう」となるので、当記事が参考になれば幸いです。

Z50IIのセンサーは据え置きなのか

結論から言うと、製品ページで「この機種と同じ据え置きのセンサーです」という表記はないため明確に「この機種と同じセンサーだ」と言い切ることはできません。

Nikon Z50IIの製品ページでは以下の記載があります。

出典:株式会社ニコンイメージングジャパン

もう何年も前から見慣れている「一般的なスマートフォンよりも多くの光を取り込める大きな画素で、有効画素数2088万画素を実現。」という表現、そして細かい部分には触れていません。

Z50IIがエントリー機であることから、細かい内容は割愛されている可能性もあります。

ただ、過去のZシリーズの登場時の傾向を考えるとセンサーが製品PRになる場合は積極的に内容を公開するのがNikonという認識です。

以下が一例です。

  • Z6III 部分積層型CMOSセンサー
  • Z7 高画素仕様の裏面照射型ニコンFXフォーマットCMOSセンサー
  • Z8 Z9と同様の積層型CMOSセンサー

Z50IIのセンサーは特別PRする要素ではなく、今まで通りの「普通に快適に使えるよ」という認識です。

大事なのは快適に使えるかどうか

センサーの世代ももちろん重要です。

カメラの進化に重要な要素は数多くあり、センサーもそのひとつです。

だからこそ、高価なFX機では積極的にセンサーについてPRされています。

ただ、エントリー機としてDXフォーマット対応のカメラとしてEXPEED7を搭載し、登場時に15万円以下のZ50IIに新型センサーを求めるのは難しいことも理解できると思います。

ポイントはセンサーが最新かではなく、快適に撮影が出来るかだと思います。

参考にZ50IIで静止画の撮影、動画収録時の画面録画を貼ります。

いかがですか?

個人的には必要十分なAF性能を発揮してくれていると思います。

今のZシリーズは画像処理エンジンが大事

私自身、Z50IIを購入してセンサーについて何か違和感を覚えることはありませんでした。

それ以上に画像処理エンジン EXPEED7による恩恵に感動しています。

画像処理エンジン EXPEED7に加えて追加された要素

  • AF性能(速度・精度)の向上
  • 被写体検出の追加
  • 起動速度の改善
  • 各便利機能の追加

もちろん、撮影時の安定感(打率)の面を細かく見るとZ9やZ8が優れていると思います。

Z8の感覚で使っていると「もう少し頑張って!Z50II」と思うことはあります。

ただ、Z50IIとZ8は約4倍の価格差があります。

15万円弱のカメラが約60万円弱のカメラと同性能だと逆にZ8を購入した私も困ってしまいます(笑)

なので、15万円以下のカメラとして、ここまで出来るのであれば必要十分という感覚です。

比較対象を冷静に考えるべし

ここでZ50IIについて性能を評価する際にポイントがあります。

それは同じEXPEED7のカメラと比較するのか、EXPEED6と比較するのかです。

Nikonの画像処理エンジン EXPEED6は約6年前のZ7(Zシリーズ初代)が登場した際に実装されました。

Z50IIを購入検討する際にEXPEED7のカメラを既に持っている方はセンサーが据え置きなのは意識するのは鋭いと思います。

ただ、EXPEED6のカメラのみでZ50IIがセンサー据え置きなのであれば見送りたいというのは「ちょっと待って!」という意見です。

画像処理エンジンの違いによる恩恵が圧倒的な現時点ではセンサー据え置きよりも画像処理エンジンの差が大きいので特に動体撮影をする方は被写体検出の精度や対応範囲から冷静に判断するのが良いと思います。

静かに撮るなら買い替えは落ち着いてOK

次に私がZ50IIの購入を悩んでる方に確認するのは「動き物を撮るかどうか」です。

お花やストリートフォトなど激しく動くわけではない撮影シーンでは画像処理エンジンのAF性能における恩恵は、そこまで大きくありません。

もちろんフィルター再生や高効率RAW、スターライトビューや赤色画面表示にMF撮影時のアシスト機能など色々機能は追加されています。

なので動き物を撮らない方は今のカメラのままレンズに予算を割くのが良い場合もあります。

次のカメラはセンサーが気になる

ここまで「センサーは気にしなくていい」それより「画像処理エンジンを意識しよう」と強調しています。

ただ次のカメラとして後継機が出る際、もっと言うと「EXPEED6世代が全て旧製品となり、EXPEED7が標準となった時代」はセンサーが重要になると思います。

つまり画像処理エンジンによる撮影時の性能や各メニューなどに差が少なくなった際にはセンサーによる実力の差が目立ってくる形となります。

ただ、それはZ30やZfc、Z5にZ7系統などがあるため少し先の話になりそうです。

また、DX機に関してはコスト面でセンサーは今後も据え置きになるのは可能性として高いなとも思います。

シンプルにZ50IIの実力があればエントリー機やコストパフォーマンスを意識した際には必要十分だと思うからです。

あとがき

いかがでしたか?

皆さんは画像処理エンジンとセンサーどちらを重視しますか?

もちろん「画像処理エンジンもセンサーどちらも重要」という意見が多いと思います。

ただ、カメラの価格帯などを考えるとどっちを意識すべきかは状況によって異なります。

今回のZ50IIに関して「センサーが据え置きかもしれない」で悩んでいる方の何か解決のヒントに当動画が役立つと嬉しいです。

是非、皆さんの画像処理エンジンとセンサーどっちが重要か?についてYouTubeのコメント欄で教えてください。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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