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キヤノンとアマゾンがカメラ用バッテリーなどの模倣品販売に厳しくなっている理由

はじめに

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は地味ではありますが、大事だなという社外製(模造品)バッテリーの話です。

前回、バッテリーを含めたカメラの長期保存について記事と動画を作りました。

その中で安全機構などを省略したり危ないコストカットをした粗悪なバッテリーを使う怖さなどを解説しました。

キヤノンは模造品に厳しい印象

先日、キヤノンより以下のニュース掲載がありました。

キヤノンとアマゾンがカメラ用バッテリーなどの模倣品販売者に対する米国での商標権侵害訴訟で勝訴 | キヤノングローバル
キヤノンは、アマゾンと共同で、米国のアマゾンストアにおけるカメラ用バッテリーと充電器の模倣品販売者に対し、2023年5月に提起した商標権侵害訴訟において、勝訴しました。

内容はキヤノン株式会社とAmazon.comが共同で米国のアマゾンストアでカメラ用バッテリーと充電器の模造品販売者に対して商標権侵害の訴訟(そしょう)に勝訴したとのこと。

バッテリーなど爆発や発火などの危険を伴う可能性のある模倣品の被害からお客さまを守ること。

そしてキヤノンブランドへのお客さまからの高い信頼に応えられるよう、模倣品を市場から排除するための活動をグローバルに展開しているとのこと。

こういった活動をシッカリとメーカー側が行って、それをニュースページ等で知らせることは模造品バッテリーを販売する事業者への良い、けん制になると思います。

ちなみにニコンは純正バッテリーが比較的お安く購入できるメーカーなので模造品バッテリーは利用している方は多く見かけない印象です。

結局、模造品バッテリーに利用者が流れる理由をハッキリさせ、純正バッテリーを使いたくなる環境を作り上げる必要があるのかなと思います。

レンズの模造品も気になる

共存したSONY

ミラーレス時代、SONYはタムロンやSIGMAを含めサードパーティー製レンズの展開が凄く今ほどGMレンズなど純正レンズのラインナップは多くなかったです。

ただ、時が経てばカメラ本体側の開発と並行して純正レンズの本数も増えている印象があります。

一方で社外製レンズでの人気もあるためか、今はSONY純正レンズを使う理由や使ってもらうキッカケを作ることに苦労している印象がSONYにはあります。

もちろん純正の魅力や安心感を重視する方なら自然と純正レンズで揃えますが、予算を考えると簡単ではないので多くの方は社外製レンズとの併用になるのが現実です。

厳しく出たニコンとキヤノン

それに対してキヤノンやニコンはミラーレス市場に本格参戦して5年目ぐらいまではサードパーティー製を一切認めていない状態でした。

ただ、焦点距離や明るさに特徴などを考えるとサードパーティー製レンズを選ばざるを得ない状況でもありました。

そして3年ぐらい前、多くのインフルエンサーが「ニコンを買わない理由」として発信してたのが「レンズが少ないから、選択肢がないから」でした。

私はそんな中、ニコンのレンズを用いてZシリーズを紹介していたので常に「ニコンはレンズがない」という視聴者のコメントが届く状態で心労したものです。

つまり「SONYののようにサードパーティー製レンズの選択肢がなく、あえてニコンのカメラを買う理由はない」というニコン以外を利用するインフルエンサーの発信が多かったです。

そんなニコンは後にコシナ(Voigtlanderシリーズ)やTAMRON、SIGMAとサードパーティー製レンズでも一部の実力あるメーカーのみライセンス契約のもと開発製造されたレンズとして展開しています。

キヤノンも少し遅れてコシナ(Voigtlanderシリーズ)がRFマウントでも登場していますが、ライセンス契約のもと開発製造されていないレンズに対しては表立っての発表はないですが静かに販売業者が取り扱いを終了するなどもありました。

これがキヤノンから「模造品ダメよ」という注意喚起があったからか単純にRFマウントのサードパーティー製レンズを作っても採算が合わない、売れないからなのかはミステリーです。

結局、いたちごっこ

今回はAmazonが協力してアマゾンストアでのキヤノンのカメラに対する模造品のバッテリーと充電器にチェックをした形となります。

ただ、販売者が別名(別アカウント|捨てアカウント)だとアマゾンストア側の出品審査をすり抜けると販売できてしまうこと。

そして、アマゾンストア以外での販売は可能な状態であること。

つまりは直販で模造品バッテリーや充電器を売ることは可能である状態であることは悩ましいですね。

リスクを知ってか知らずかで、模造品バッテリーを売る人がいて、買う人がいる。

この形が成り立つ以上は結局、いたちごっこかなと思います。

こうなると今でも導入されていますがカメラ側で純正バッテリーではない模造品バッテリーを装填した際に「このバッテリーは使えません」等の制限や警告を強化するしかないかなと思います。

「使えないバッテリーは、お金出して買わない」です。

ただ、そうなるとユーザー側からは良い印象は持たれないのでメーカー側も難しいですよね。

あとがき

皆さんは今回のキヤノンの動きはどう思いますか?

  • 厳しすぎる?
  • あまり意味がないこと?
  • 純正バッテリーが模造品バッテリーぐらいに安くなれば済む話?

是非、YouTubeのコメント欄で意見を教えてください。

▼YouTubeでも解説しています|チャンネル登録よろしくお願いします

この記事を書いた人
Jima
Jima
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こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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