こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回はカメラの保管方法の中でもバッテリーなど実際に保管する際に「あれ?どうしようかな?」と悩みがちな少しマニアックですが重要な情報を共有します。
先に結論
シンプルな話なので先に結論を書きます。
カメラやレンズを保管する際の留意点
- カメラの清掃をしましょう
- カメラから電池を抜くのが良し
- 温度変化が少ない場所が良し
- 湿度は30~50%ぐらいが良し
- 晴れてる(湿度が低い日)に時々撮ってみるのも良し
- バッテリーは液漏れに注意しましょう
- バッテリーはカメラに入れたままの状態では危険です
- バッテリーが液漏れすると電気接点を汚す可能性が高いです
ここ最近のカメラ用の電池(リチウムイオン2次電池)は液漏れを起こす可能性は低いのですが、液漏れを起こした際に大きな発熱(爆発に近い)を起こします。。
結果、ボディ側を大きく変形させてしまう可能性があります。
何よりボディ側の変形ぐらいなら買い直せばいいですが、火事になると大変です。
カメラに使う電池の話
ここまでバッテリーという横文字を使ってきましたが、ここからの説明は漢字の方がシックリ来るので電池という表現を使います。
まず、カメラで使う電池には乾電池(1次電池)と蓄電池(2次電池)があります。
1次電池は使い切りで2次電池は限界があるものの繰り返し使用が可能な充電式ですね。
電池の細かい話
カメラに限った話ではないですが1次電池を充電してはいけません。
乾電池
1次電池は充電すると発熱、電池内部で高圧ガスが発生して破裂します。
間違っても充電しないように目印や管理場所を分けるなど注意してください。
ちなみに1次電池は使用推奨期限があります。
乾電池をクルクル回してみると、どこかに書いていると思います。
リチウムイオン2次電池
最近のカメラでは多くの機器類でリチウムイオン2次電池が利用されています。
他の電池と比べて端子電圧が3.7V程度(セル単位)と高く、なおかつ他の電池と比べて比較的大きな電流を流すことが可能です。
また、従来のニッケルカドニウム電池(ニッカド電池と呼んでいた)のようなメモリ効果(容量を多く残した状態で継ぎ足し充電を繰り返すと許容可能容量が減少する)がないのもリチウムイオン2次電池の特徴です。
500回以上の繰り返し使用が可能と言う特徴もあってカメラに限らずリチウムイオン2次電池は多方面で使われている電池です。
保管
リチウムイオン2次電池はICチップが組み込まれておりカメラに入っていなくても少しずつ電流が流れています。
長期保管(半年から1年程度)により完全放電して使えなくなることがあるため、長期保管する前には充電をして時折、再充電するのが良いかなと思います。
取扱い
リチウムイオン2次電池は安全性に配慮していますが、強い衝撃を与えた場合に液漏れを起こす可能性があります。
リチウムイオン2次電池は電解液に有機溶剤(ゆうきようざい)を使っているため発火事故になる可能性があります。
液漏れした場合は火気に近づけないようにして、使わないようにしましょう。
最近の電池事情
容量
最近のカメラは電池で性能が左右する場面もあるためか、リチウムイオン2次電池のセルを2~3個直列につないで7.4V程度あるいは11.1V程度の電池も増えてきています。
※ニコン EN-EL18d | キヤノン LP-E19 は10.8V。
安全性
リチウムイオン2次電池はパソコンや携帯電話、自動車などにも利用されていますが高性能であるからかトラブル時には発煙や発火などが怖いです。
カメラ用のリチウムイオン2次電池も過負荷や発熱などの対策として内部に保護機構や制御回路が組み込まれている。
また中には接点部分でショートしないようにカバーするなどの対策も意識されています。
※純正でも絶対がない電池、社外製ではなく、せめて純正を使いましょう。
あとは夏場の車の中や冬場のストーブの近くなど高温となる場所は避けて保管しましょう。
あとがき
いかがでしたか?
カメラの知識というより日常的に利用する電池の管理や保管、留意点の話になった感がありますが(笑)
これはこれで、皆さまの大切な生活の知識として役立つことが出来れば嬉しいです。
とりあえず、安かろう悪かろうの粗悪な(あえて強い言い方)電池は使わないようにしましょう。
カメラが壊れるだけなら買い直せばいいですが、火事になると全てを失うことも可能性としてあります。
たかが電池、されど電池なので、念には念を私からは伝えておきます。