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フォクトレンダー APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical IIがNikon Zマウントで登場【実機解説】

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

はじめに

ニコンZマウント対応レンズとしてコシナよりライセンス契約のもと、開発製造されたレンズとして

  • APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II
  • APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II が発表されました。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II を俯瞰で撮影してみました

コシナが展開するフォクトレンダーの人気シリーズ「アポランター」のZマウント版で
2024年6月に生産終了した初期型からデザインを一新しつつ、細かい点でリニューアル・アップデートされています。



このレンズ2本は似ているようで少し異なるので35mmと50mmは、それぞれ別記事で紹介します。

ちなみに、APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II が気になる方はコチラの記事が参考になります。

当記事では、APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II を紹介します。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II

デザインの統一と機能向上

今回のリニューアルでは、レンズの外観デザインが他のVoigtlander Zマウント版のレンズと統一されています。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical
APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical

登場時期の関係もあってか、初期型のAPO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical と APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical はデザインが他のVoigtlander Zマウント版のレンズとは異なっていました。

初期型はフードがねじ込み式だったので、バヨネット式に改良されたのはカメラバッグに収納する際に感動しました。

こちらはAPO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical

デザインの統一によって、今まで以上に一体感のあるデザインに仕上がったなと思います。

APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II は外観変更に加えて最短撮影距離が27cmに短縮されており、フォーカスリングの回転角が広がるなどの機能向上もあって近接撮影が強化されています。

出典:株式会社コシナ

具体的な改善点

  • レンズの形状
  • 絞りや距離指標の色
  • フォーカスリングのデザイン
  • フードも従来のねじ込み式からバヨネット式に変更され、着脱がよりスムーズです。
made in Japan シンプルにカッコいいですね

レンズの特徴

ニコンZマウント専用設計

ニコン Z マウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化された光学系を実装。

本レンズはフルサイズのイメージサークルを持ち、フルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレス機、APS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレス機の双方で使用できます。

アポクロマート設計

軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求しています。

高性能を導き出す光学ガラスと機構部

9群11枚のレンズ構成のうち、異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も装備しています。

電子接点によるボディとの情報通信

レンズマウント部には電子接点を搭載し、レンズとボディ間での電気通信を実現しています。

電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせ*1によりExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化によるピント合わせ、ピーキングによるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ)に対応しています。

玉ボケ表現を楽しめる12枚絞り

12枚からなる絞り羽根は開放のF2だけでなくF2.8とF5.6でも円形となる特殊形状を採用。点光源などの“玉ボケ”を活かした作画が可能です。

確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス

高い精度で加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと、適度なトルクを生み出す高品質グリースの採用により、滑らかな操作感覚のフォーカシングを実現。

微妙なピント調整を可能にしています。

出典:株式会社コシナ
レンズキャップのVoigtlander表記に心躍ります。

マニュアルフォーカスでの撮影となるため、カメラ側でピーキング表記や拡大表示を用いると便利です。

ライセンス契約のもと開発製造されているレンズのため、こういった撮影時のサポート機能も安心して使える点は心強いなと思います。


留意点

「株式会社ニコンとのライセンス契約の下で、開発・製造されています。」というレンズですが
念のため、ニコンZシリーズのミラーレス一眼カメラ側のファームウェアを最新にしておくと安心です。

APO-LANTHARの魅力

コシナが展開するVoigtlanderブランドの中でも、アポランターシリーズは、高い光学性能と美しい描写が特徴のレンズです。


APO-LANTHAR 35mm F2 Asphericalは、究極の性能を追求した標準レンズ、APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalと双璧をなすニコン Z マウントを採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の高性能準広角レンズです。

光の3原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計により、準広角レンズの価値観を一変させる性能を実現。引き締まったスタイルで、高い機動性とハンドリングの良さも持ち合わせています。

株式会社コシナ

今回のリニューアルモデルでも、これらの高い光学性能はそのままにデザイン性が向上しているので
安心して使うことが出来ます。

出典:株式会社コシナ
出典:株式会社コシナ
レンズ仕様
出典:株式会社コシナ

まとめ

  • APO-LANTHAR 35mm F2 Aspherical II
  • APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II

Zマウント対応レンズの中でも、サードパーティー製として高品質なレンズです。

デザインと機能が更新・強化されたことで、より魅力的な製品となっています。
ライセンス契約のもと、開発製造されている点も安心です。

発売は2024年12月発売予定、希望小売価格(税別)¥130,000円。
既に登場しているVoigtlander のアポランターやノクトンの状況を見ると売り切れも予想できそう。


ニコン Zf や Zfc の利用者は「カッコいい!」と興味が出るレンズだと思います。

近々、作品撮りに用いた際の印象を含めてレビュー記事を投稿するので、楽しみにお待ちください。

この記事が皆さんのレンズ選びの参考になると嬉しいです。

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この記事を書いた人
Jima
Jima
この記事を書いた人

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中
総再生回数 920万回、1200本以上の動画を投稿(24年8月時点)

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