こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回の記事はミラーレス一眼カメラ ニコンZマウントで登場となったポートレートズームレンズ
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(A058Z)の魅力を紹介します。
はじめに
このレンズは広角端35mmでは大口径の開放F値2で撮れる驚きのズームレンズです。
加えて中望遠から望遠領域に向けて望遠端150mmをF2.8で撮れる「希望を詰め込んだロマンレンズ」です。
35-150mm F/2-2.8 Di III VXD(A058Z)はタムロンが私たちの理想を詰め込んだ高品質レンズです。
豪華に4枚のLD (Low Dispersion : 異常低分散)レンズや3枚のGM (ガラスモールド非球面)レンズといった特殊硝材をバランスよく配置することで人物撮影などでシッカリと描写してくれます。

私たちの欲しいを詰め込んだ話(レンズの特徴)
広角端24mmや28mmがあると便利ですが、利用頻度を考えて35mm付近を選んだのも素晴らしいと思います。
そして35mmでズームレンズ。
もう一度、言います。
単焦点ではなくズームで35mm F2と望遠端150mmをレンズ1本で実現しています。
「えっと・・・、そんなんできるの?」ですよね
そして、もうひとつ凄い点は望遠端150mmでF2.8と明るいズームレンズ達と肩を並べる存在です。
中望遠や望遠領域を用いて大口径かつ圧縮効果を活かしたボケ味をズームレンズで実現できたことは本当に凄いなと思います。


さらに「便利なだけ」ではなく「シッカリ撮れる」レンズとして登場しており画面の周辺にいたるまで均一な描写を実現してくれていることに驚きました。
もうサードパーティー製だからという次元ではなく、純正が出していない領域を担当していることに驚きました。
今までのタムロンがニコンZマウントで展開したレンズは純正レンズが埋めていない空席(空いた役割)をコストパフォーマンス含め埋めている印象がありました。
それに対して、このレンズは先に手を打った感があって「サードパーティー製が来ると、こうなるから面白い」という印象です。
▼レンズデザインを俯瞰でチェック
ポートレートズームというジャンルを切り開いたレンズ
何より35mmから150mm対応で明るくボケるレンズとなると、ポートレート撮影に最適です。
もちろん、ポートレートだけでなく暗い環境でボケ味を活かしつつ撮影できることはスナップ撮影を含めて様々なジャンルで活躍してくれるレンズです。
ただ、やはり面白いのは人物の全身やバストアップ、表情のアップなど様々な切り取り方をレンズ交換することなく一本でカバーできることから「ポートレートズーム」を切り開いてくれたのは感動しました。
大事なAF性能についてですが、タムロンお馴染のAF駆動にリニアモーターフォーカス機構VXD (Voice-coil eXtreme-torque Drive)を採用しています。


カメラ本体やレンズ交換なくテンポよく、手元のズームリングを動かすだけで撮り続けることが可能なレンズは撮れ高を圧倒的に向上させてくれました。
時間などが限られている場面やレンズ交換が難しく、同時に明るさやボケ味を求める場面では大活躍する面白いコンセプトで登場したレンズです。

