こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回、ニコンより新たに登場となる大三元ズームレンズのひとつ NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II について実機を用いた印象を紹介します。
先に作例
どういったレンズなのかという情報はすでに数多く出回っているため、実際にZ8と組み合わせて数枚、撮影をしてみました。
第一世代のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S が、すでに大三元ズームレンズの標準領域の担当として必要十分に描写するため、二世代目も安心できるのは嬉しいポイントです。






AF性能
気になるのはAF性能、特にAF速度です。
ボイスコイルモーター(VCM)と高性能ガイド機構により高い静音性と大幅な振動低減を達成した、ニコン独自のシルキースウィフトVCM(SSVCM)をAF駆動用アクチュエーターに採用したマルチフォーカス方式のレンズです。
AF速度、精度、追従性など必要十分で、快適に撮影できることを実感しました。
参考|AF性能の簡易検証
ただ、各社も同じく大三元ズームレンズに関してはAF性能に注力していることもあって「ニコンが圧倒的」という印象ではなく、「ニコンも安心して使えた」という表現が私は適しているなと思いました。

一方で、第一世代に比べると圧倒的に快適なAF性能です。
ニコンの第一・第二世代で比較するか、他社の現行モデルである類似レンズと比較するかで印象は変わります。
デザイン
そして、気になるデザインです。
鏡筒が伸び縮みすることなく、一定であるインターナルズーム機構の採用と情報表示パネルを省いたスペースにFnボタンが増えたことが注目ポイントです。
あとは、フィルター操作窓やコントロールリングのクリック感を変更できるのもも面白いです。
参考|レンズデザイン

コントロールリングのクリック感のオン・オフなど色々と使い勝手が向上しています。




クリックのON/OFFスイッチやMade in Japanは魅力です。

参考|コントロールリングのクリック
◆コントロールリングのクリック感を試す動画
◆準備中(本編のクリック音のパートを貼り付け)
持った感覚の話
カメラに付けて、持った感覚は大三元ズームレンズとしてコンパクトだなということです。
私自身、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S 利用者でもあるため、同じフィルター径が77mmであることも含め、広角端の状態と似ているなという感覚でした。
第一世代は「大三元ズームだから」という納得感で理解しておりましたが、可能な限り小型、軽量を意識したレンズは嬉しいですね。
約6年という比較的、短い間隔でアップデートとなりましたが、NIKKOR Z レンズの確実な技術進化を感じます。
最短撮影距離は広角側0.24m、望遠側0.33m、最大撮影倍率は広角側0.21倍、望遠側0.32倍と使い勝手も良くなっています。
さらに、「メソアモルファスコート」や「アルネオコート」の採用で、ゴースト、フレアを効果的に抑えたことも描写力の向上に貢献しています。
11枚羽根絞りになったことで、より円形度の高いボケ表現が可能になったことも焦点距離さえ理解できれば「このレンズで、ほとんどの撮影は事足りる」ということを実感すると思います。

改めて、どんなレンズなのか
静止画・動画を問わず高い機動力・信頼性・描写性能を発揮する、新時代の開放F値2.8ズームレンズとして登場したという感覚です。

約675gという携帯性も重要で、長く使い続けることのできるレンズだと思います。
望遠端が70mmですが、明るさがF値2.8一定であるため「何を優先するか」で選ぶことが出来るレンズです。
▼詳しくは前回の記事をご確認ください。
あとがき
ひとまず、軽く触れてみた印象を速報的に共有しました。
今後、色々な場面で撮影を試してみた後、改めて感想を共有したいと思います。


















