こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
ニコンより NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II が発表されました。

思ったより早く?NIKKOR Z Zレンズに、初めての後継機となる2型(II)の登場となります。
これは、今後のS-Lineレンズがどの程度の進化を遂げるのかを判断する物差しになることを含め重要な役割になるなと思います。
現行のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sは大三元レンズの標準領域を担当する優秀なレンズです。
ただ、約6年前のレンズではあるため、AF性能なども「気になる」という声があるのは事実ですが、約30万円する高価なS-Lineのレンズを買い替えるには勇気が必要です。
私たち利用者が「これは買い替えたい」と思わせる明確なインパクトが必要だなと思います。

ちなみに個人的には、このタイミングで後継機が出たことに少し驚いています。
なぜなら、このレンズへの買い替えは一部のユーザーに限られると考えるからです。
買い替えを検討するユーザー層とは?
今回のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIへの買い替えを検討するユーザー層を考えると
まず、現行のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sを持っている方です。
次に、軽量化とインナーズーム機構に魅力を感じ、NIKKOR Z 24-70mm f/4 Sから乗り換える方。
そして、約10万円と価格差が大きくありますが、サードパーティ製であるタムロン 28-75mm F2.8 Di III VXD G2(A063Z)のユーザーも「この機会に2型に入れ替えよう」という思考は走るかなと思います。
ちなみに現行のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sは2019年4月の登場なので、約6年が経過しています。
大三元レンズであれば、この期間での進化は違和感がありません。
AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8G ED VR II から AF-S NIKKOR 70-200mm f/2.8E FL ED VRへの後継機も約7年で登場していました。
ソニーなど他社も大三元などは同じぐらいのサイクルで後継モデルを出すこともあります。
なので、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S の後継が出たとなると、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの後継機も気になります。
リアルな話、買い替えにかかるコストを考える
現在、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 Sの中古市場での価格は状態にもよりますが美品で23万円前後でした。
後継モデル(II型)の登場後には、買い替えを検討する方々による現行モデル(NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S)の下取りや売却が増え、一時的に中古価格が20万円前後に下がることも想定できます。
そうなると、買い取り額(マップカメラのワンストップ買取を参考)の約14万円から計算すると、後継機に乗り換えるためには約20万円の追加予算が必要になるのは、少し勇気のいる判断かな?って思います。
ちなみに、現行モデルのNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S が中古市場で一時的に価格崩壊になっても20万前後はすると思うので、個人的には今回の改良点と価格差を見ると、+15万ほどしますが長期的に使うならば後継モデルがオススメです。

この追加予算で後継機に乗り換えるかどうか、多くのユーザーが悩むことになると思います。
実際に触れてわかる、本当の価値
正直、製品ページのスペックや特徴を見るだけでは、「確かに凄いけど、うーん」という感覚があります。
ただ、軽量化による携帯性とズーミングしても最前面のレンズが移動せず、鏡筒の全長が変化しないインターナルズーム機構、シルキースウィフトVCMの実力を知ってしまうと、欲しくなる人も多いと思います。
シルキースウィフトVCMは既にNIKKOR Z 400mm f/2.8 TC VR S や NIKKOR Z 600mm f/4 TC VR S に採用されている技術です。
磁石が作り出す強力な磁界の中をコイルのみが往復運動するボイスコイルモーター(VCM)と、ニコンが新たに開発した「ガイド機構」を組み合わせた新しいAF駆動用アクチェーターなのですが、これが大型の超望遠ではなく標準ズームに搭載されたことの驚きは是非、実機で試してみたいと思います。
最短撮影距離も意識されており、コントロールリングのクリックスイッチ、フォーカス制限の切り替えスイッチにフィルター操作窓のあるフードも面白いですよね。

ちなみに情報表示パネルは省略されていました(笑)
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは、現行モデルからの順当進化となった興味深いレンズです。
ニコンプラザ大阪などで実機に触れる機会があれば、ぜひその進化を体感してみたいと思います。
何より、このレンズの登場によって、NIKKOR Z レンズが今後は「S-Lineかつ大三元のような高単価なら、今ある技術を惜しみなくつぎ込む」ということが伝わってきます。
とはいえ、焦点距離は変わらず広角端24mm、望遠端70mmなので「カバー範囲的にNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sに乗り換えた」という方は、望遠端を意識しておくのが大事です。
もし、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S II(仮)が3年か5年後ぐらいに登場した際は、どこまでの技術を詰め込んでくれているのかが楽しみですね(気が早い話ですが(笑))
私の購入計画
このレンズは非常に魅力的で、私も欲しいと感じています。
ただ、購入するとしても「今ではない」と判断しています。
その理由は、ニコンがこれから高単価のカメラを投入してくると予想しているからです。

おそらく12月発表、来年のCP+に向けた、高単価商材が控えてると私は考えています。
それは今回のNIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIの性能を最大限に活かせる新しいカメラ本体の可能性も高く、Zマウントの新たな世界が見えるのではないかと思います。
おそらく、価格は60万円から100万円近くになる高額なカメラになるだろうと見込んでいるため、今は散財は控えたい。
言い換えれば、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II の登場で、より良い意味で警戒しつつ、私はニコンの新たな勝負カメラに投資する予定で動いているのです。
また、最近NIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入したばかり、ということも感情が落ち着いている理由でもあります(笑)
ニコンの勝負カメラへの期待
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIは、ニコンが今後どのような方向性でレンズを進化させていくかを示す、重要なモデルです。
このレンズの登場は、次のフラッグシップや高単価カメラへの布石とも考えられます。
ユーザーとしては、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIのような高性能なレンズを活かせる、革新的なカメラ本体の登場を期待せずにはいられません。
ニコンが満を持して送り出す、新たな勝負カメラがどのようなものになるのか、今からとても楽しみです。
あとがき
ぜひ、みなさんの印象をYouTubeのコメント欄で教えてください。


















