PR

高級レンズを買ったなら、高品質フィルター【ARCREST II】を使うべき理由

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は高品質なレンズフィルターを私も利用頻度の高いフィルター径から順番に入れ替えているよという話です。

ここ最近「カメラを買った」や「レンズを買った」と報告をいただくことが増えております。

私もキャッシュバッグを活用してNIKKOR Z 24-120mm f/4 Sを購入しました。

▼レビュー動画はコチラ
Nikon 標準ズームレンズ NIKKOR Z 24-120mm f/4 S Zマウント フルサイズ対応 Sライン NZ24-120 ニコン ブラック
Nikon
広角2 4 m m から1 2 0 m m までをカバー、多彩なシーンで機動力を体感できる、S - Li n e 、開放 F 値4 一定の標準ズームレンズ

その中で、こういった質問をいただきました。

新しいレンズの購入おめでとうございます!

同時にARCREST II を選ばれたのは、やっぱりフィルターも良い物で揃えるべきだからでしょうか。

私もフィルターに少しこだわりたいなと思いました。

コメントありがとうございます。

私がARCREST IIを同時に購入した理由を性能と利便性から現実的なひとりの利用者として考えを共有します。

レンズフィルターの役割

私はレンズフィルターには、主に以下の二つの重要な役割があると考えています。

  • レンズを守る(保護目的)
  • レンズだけでは得れない特殊効果を得る(演出目的)

1. 大切なレンズの保護

レンズフィルターは基本的な役割として、レンズ本体の前玉に対して傷や衝撃、汚れに対する保護として活用できます。

高いレンズを購入したら、可能な限り状態良く長く使いたいものです。

レンズフィルター(プロテクト/プロテクション)が保護の役割を担うことは多くの人が認識しています。

万が一、強い衝撃が加わってもフィルターが身代わりになってくれたことで救われる場面もあります。

2. 特殊効果の付与

フィルターの種類によっては、写真表現を豊かにするための特殊な効果を与えることができます。

  • NDフィルター(減光フィルター)
    レンズのサングラス的な役割で、日中の明るい場所などで長時間露光撮影をしたい場合や、開放F値でボケを活かしたい場合に、光の量を物理的に減らします。

  • CPL(PL)フィルター(偏光フィルター)
    水面やガラスの反射を除去したり、空の青みを強調したりして、より鮮やかで奥行きのある写真表現を可能にします。

  • Black Mist/White Promistフィルター
    ハイライト部やシャドー部のコントラストを抑えつつ、描写性能を維持することで全体を柔らかく包み込むような、光を拡散させたソフト効果を得ることが可能となります。

ちなみにブラックミストやホワイトプロミストが若年層に人気ということもあってか、ニコンはNIKKOR Z 35mm f/1.4やNIKKOR Z 50mm f/1.4のような効果フィルターを用いずとも開放F値では比較的、優しい描写をする無印レンズを投入しています。

▼レビュー動画はコチラ

Nikon 交換レンズ 単焦点 NIKKOR Z 35mm f/1.4 フルサイズ
Nikon
多彩な表現を気軽に楽しめる、明るい開放F値1.4の広角単焦点レンズ
▼レビュー動画はコチラ
Nikon 単焦点 交換レンズ NIKKOR Z 50mm f/1.4 フルサイズ ミラーレス一眼
Nikon
大きなボケ描写を気軽に楽しめる明るくコンパクトな標準単焦点レンズ

他にも星景写真で活躍するスターリーナイト(光害カット)やプロソフトン(星座強調)、夜景やイルミネーションなどの強い点光源をほどよい長さのクロス状の演出でキラキラと輝かせるクロスフィルターもあります。

また、アナモルフィックレンズの光線効果を演出する映画のようなストリークフィルターも面白いです。

レンズフィルターは保護のみだけではなく、レンズ単体では得ることのできない効果を求めることが出来るのも面白いですね。

高品質フィルターが「高額レンズ」の性能を引き出す

フィルターの主な役割を整理したところで、次は描写性能に目を向けます。

頑張って貯金して、高額なレンズ、憧れのレンズを購入すると「これで私も最高の写真が撮れる!」と高ぶるものですよね。

ただ、意外な落とし穴になってしまうのがレンズフィルターです。

レンズフィルターは基本、レンズの前玉(先端側)に取り付けます。

つまり、レンズフィルターを装着している間は永続的に撮影結果に影響します。

せっかく何十万円もする高性能なレンズを購入しても、その先端に撮影結果を好ましくないものにする安価なフィルターを付けてしまうと、レンズ本来の優れた描写性能を十分に引き出すことができません。

ちなみに、ここ最近はレンズ側のコーティング技術などが驚くほどの速さで向上しています。

私も過去に様々なレンズフィルターを試用したり、案件で携わったりしましたが、レンズフィルターの品質は以前にも増して重要になっているなと実感しています。

NIKKOR Z 24-120mm f/4 S|ARCREST II PROTECTION FILTER
NIKKOR Z 24-120mm f/4 S|ARCREST II PROTECTION FILTER

安価なフィルターが画質を損ねる理由

価格相応のコーティングになってします

安価なフィルターは、レンズのように何層もの複雑な反射防止コーティングが施されていないことが多いです。

その結果、余計な光の反射や乱反射を生み出してしまうため、描写性能の低下をまねくゴースト・フレアの原因となります。

また、光の透過率も低くなりがちなので、コントラストや色の鮮やかさが失われることもあります。す。

価格相応の光学性能(ガラス)になってしまう

高品質なレンズフィルターは、光学ガラスを高精度に研磨し、歪みを極限まで抑えています。

一方、安価なフィルターのガラスは、わずかな歪みやムラが残る場合があります。

それが結果として、レンズの解像度やシャープネスを低下させてしまうことがあります。

レンズフィルターは様々なメーカーから価格も幅広く(ピンキリ)で登場しているため、悩む方も多いです。

ARCREST II PROTECTION FILTER
ARCREST II PROTECTION FILTER

私も本格導入!進化したARCREST IIの魅力

私自身、以前からARCREST(前モデル)を含め、様々なメーカーのレンズフィルターを愛用しています。

安価なモデルとして、ニコンにはニュートラルカラーNCもあるため、静電気は気になりますが多くの方に勧めていました。

ただ、前モデルのARCRESTやニュートラルカラーNCは光学性能の高さはニコンが作るレンズフィルターなので評価していましたが、利便性で人を選ぶという印象でした。

もちろん、レンズフィルターの性能だけを見れば、優れた透過率と反射の少なさは、まさに高画質を追求する高品質レンズにつけるべきフィルターです。

とはいえ、前モデルのARCRESTには帯電防止コーティングがなかったため、ホコリを吸着しやすく、本当に重要な撮影の時にだけ使用するという使い分けをしていました。

つまり、日常的な撮影で個人で楽しむ分にはホコリなどの付着を防ぐ静電気防止コーティングが施された社外製の高品質フィルターを併用する形でした。

それが、ここ最近、話が変わってきました。

ARCREST II PROTECTION FILTER
ARCREST II PROTECTION FILTER

実は後継モデルのARCREST IIでは静電気などに強い帯電防止コーティングが施されています。

ホコリやゴミの付着が大幅に抑えられており、ブロアーで吹き飛ばすことも容易です。
つまり、ARCREST IIも普段使いで気軽に利用できるようになったのです。

これはレンズ保護と最高の描写性能、そして利便性を実現してくれたことになります。

参考 ARCREST II
301 Moved Permanently

とは言え、安くはない!段階的な移行のススメ

もちろん、ARCREST IIを含め、高性能なフィルターは高価です。

ARCREST II PROTECTION FILTER 95mmはニコンダイレクト価格で28,600円です。

キャッシュバック時の安価なレンズ NIKKOR Z 40mm f/2 に近しい価格です。(笑)

もっと言うと、他社メーカーからフィルター径によって異なりますが、高品質フィルターが1万円前後ぐらいで登場しています。

急ぎではない分、入れ替えが悩ましいレンズフィルターですが、せっかく良いレンズや長く使うレンズを買ったのであれば段階的に高品質フィルターへの入替を試みている私からもオススメします。

ARCREST II PROTECTION FILTER
ARCREST II PROTECTION FILTER

私も今まで揃えて来たレンズフィルターがある手前、全てのレンズのフィルターを一斉に入れ替えるのではなく、優先順位をつけて追加している形です。

特に、今回のコメントでいただいたようなNIKKOR Z 24-120mm f/4 S は、お仕事の場面で使用することの多いレンズです。

他には「綺麗に撮れる」と撮れる写真に惚れ込んで購入したS-Lineのレンズなど、高額で描写性能にこだわりたいレンズから順次ARCREST IIに交換しています。

一度にすべてを入れ替えるのは予算的にも難しいので、このように段階的に高品質フィルターに移行していくのも賢い選択だと思います。

利便性と描写性能の維持を両立すべし

レンズフィルターは、極論なくてもいいものです。

ニコンであれば、独自開発の多層膜コーティング SIC(ニコンスーパーインテグレーテッドコーティング)が入っています。

レンズフィルターはレンズの前にガラスを1枚加えることになるので描写性能などを少なからず落とすものになります。

ただ、レンズの前玉やコーティング部分は利用する中で痛むものでもあります。

高価なレンズを長く良い状態で使いたいという思いを実現してくれるのがレンズフィルターです。

ただ、安価なレンズフィルターは一時的な節約になるかもしれませんが、結果的に画質を損ない、撮影の満足度を下げてしまう可能性もあります。

せっかく手に入れた高価なレンズの性能を最大限に引き出し、最高の画質で写真を撮るためにも、フィルターの品質には妥協しないことがレンズ性能(コーティング技術)が進化した今は特に強くおすすめします。

また、レンズフィルターは消耗品でもあるため、定期的な点検や丁寧な取り扱いも忘れずに行いましょう。

皆さんもレンズフィルター選びでこだわりたい点や、おすすめのフィルターがあれば、ぜひコメントで教えてくださいね!

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中

Jimaをフォローする
00_all01_Camera02_Lens
Jimaをフォローする
タイトルとURLをコピーしました