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【非推奨】ニコンのイメージングレシピをZ8に追加する方法

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はニコン Z8 ファームウェア Ver.3.00の目玉機能のひとつとして追加されるフレキシブルカラーに関連して、イメージングレシピがどうなるのか?という話です。

ご質問をいただきました。

ニコン Z8 最新ファームウェアの紹介動画を見ました!

ファームウェアをダウンロードできる日が待ち遠しいのですが・・・
解説の中に「フレキシブルカラーは使えるが、イメージングクラウトおよびイメージングレシピは非対応」というのが気になりました。

私自身、フレキシブルカラーで自分の色を作ることは考えておりません。

クリエイターの色(イメージングレシピ)が使えたら良かったのですが・・・。
少し、残念です。

Z8 最新ファームウェアの動画をご視聴いただきありがとうございます。

あまり詳しく語るのは避けますが、後日の動画で妥協案を回答します。

参考|Z8 ファームウェア Ver.3.00の紹介記事

先に結論

実はZ8単体ではイメージングレシピを導入することはできませんが、
環境(設定ファイル)さえ、揃えることが出来ればイメージングレシピ(複製)をZ8に登録することが可能です。

この話は受け取り方が大事

まず、ニコン公式はZ8ではフレキシブルカラーに対応しているが、ニコンイメージングクラウドやイメージングレシピは非対応という形をとっています。

フルサイズミラーレスカメラ「ニコン Z8」用ファームウェアVer.3.00を公開 | ニコン
株式会社ニコンは、「ニコン Z マウント」を採用したフルサイズ/FXフォーマットミラーレスカメラ「ニコン Z8」(2023年5月発売)のファームウェアVer.3.00を近日公開予定です。

つまり、公式にあわせた回答をすると私も今まで通り「Z8ではイメージングレシピは使えない」と答えます。

ただ、それはニコンに完全にあわせた回答です。

私はニコンユーザーのひとりです。

質問者様のように「Z8でイメージングレシピが使えたら良かったのにな」と思う気持ちはよくわかります。

実はこの話、過去に私が「フレキシブルカラーとイメージングレシピを推しにくい理由」として紹介していました。

このままではZ8のフレキシブルカラーが少し残念な印象として受け取られる可能性があります。

それは既存のZ8ユーザーのためにもならないし、もしZ8がイメージングレシピに対応していたら買ってたのにという見込み客がいた場合は失注となります。

でも、ニコン公式が裏技的なことを案内することはできない。

▼レビュー動画はコチラ
Nikon ミラーレス一眼 Z8ボディ フルサイズ ブラック
Nikon
【様々な撮影に柔軟に対応する高い機動力】Z 9の優れた性能と機能をコンパクトなボディーに凝縮し、高い機動力を実現したZ 8。Z 9から体積比で約30%小型化したボディーはカメラバッグに納めてもかさばりにくく、また、様々な撮影スタイルに柔軟に対応するため、どこにでも気軽に持ち出して、存分にクリエイティビティーを発揮できます。軽量化と堅牢性を両立しており、過酷な登山や長時間の野鳥撮影、一日がかりのイベント撮影も快適。超広角から超望遠まで、いずれのNIKKOR Z レンズを装着しても、ホールディング性の良いグリップと堅牢でバランスの取れたボディーはしっくりと手に馴染み、静止画、動画を問わず、様々なシーンで安定した撮影を可能にします。

JimaTubeにできること

視聴者様(Z8ユーザー)が前向きになれて、ニコン公式に迷惑をかけず、私が貢献できることを考えました。

考えた結果、落としどころとして「技術的にはZ8にイメージングレシピの複製を入れて、イメージングレシピを使ったように撮れるよ」ということだけお伝えしておきます。

手順(あえて簡略化しています)

登場人物を整理します。

  • フレキシブルカラー
  • イメージングレシピ
  • イメージングクラウド
  • カスタムピクチャーコントロール

そして、Z8はフレキシブルカラーには対応しているが、イメージングレシピおよびイメージングクラウドには非対応です。

つまり、技術的にはイメージングレシピをカスタムピクチャーコントロールとして書き出した後にZ8に読み込ませることは出来るという話です。

ポイントはイメージングクラウドです。

Z8はイメージングクラウドに対応していないので、付随してイメージングレシピを登録というか端末(カメラ)と同期させることができません。

ポイントはイメージングレシピをどうにかNX Studioに取り込むこと。

つまり、イメージングレシピ(イメージングクラウド)に対応している機種であるZ6III、Z50II、Z5II、Zf(執筆時)でイメージングレシピを同期させて撮影した写真をGETすること。

これが前提条件です。

もし友人にイメージングレシピ対応機種をお持ちの方がいると、話が早いかもですね

ちなみに私はZ5IIで同期したイメージングレシピ(作家側ではなくニコン公式のカラーグレーディングファイル)を活用しています。

カラーグレーディング(イメージングレシピ|フレキシブルカラー)
出典:株式会社ニコンイメージングジャパン(イメージングレシピ|カラーグレーディング)

イメージングレシピを使用して撮影した写真をNX Studioで読み込み、カスタムピクチャーコントロールとして書き出すとイメージングレシピとは同じファイルではありませんが近しい類似データとしてカスタムピクチャーコントロールの形式で保存が可能です。

私はこの方法でZ8にイメージングレシピ(ニコンのカラーグレーディング)Color Mode Teal&Orangeを使用して撮影しています。

明確にはイメージングレシピではない

これはイメージングレシピをNX Studio経由でカスタムピクチャーコントロールとして複製してカメラに登録しているという流れになります。

なので、ニコン公式が発表している通りイメージングレシピやイメージングクラウドに非対応ということは正しいです。

ただ、技術的にはNX Studio経由で出来るということはお伝えしておきます。

もし、NX Studioのアップデートで出来なくなったら、私の動画が原因ではないと思いますが「それまで」だというグレーゾーン(技術的に出来るけど、ニコン公式は推奨していない方法)なので自己責任で試すかどうかを考えてください。

Z9はどうなる?

今のところ、フレキシブルカラー導入機種はイメージングレシピ(イメージングクラウド)に対応している機種と対応していない機種に別れています。

Z8の流れを見ると、Z9もフレキシブルカラーに対応はしてもイメージングレシピやイメージングクラウドに対応しない可能性が高いのではないかと考えています。

もし、私の推察が当てはまれば同じ手順で疑似イメージングクラウド(カスタムピクチャーコントロール版)でイメージングレシピの導入は可能だと思います。

あとがき

あまりオススメできる内容ではないのですが、Z8がフレキシブルカラーのみに対応という形をとったことで注目されるイメージングレシピの実現方法について各所に配慮したうえで解説しました。

画面やスクリーンショット等で細かくは解説していないのは、そういう各所への配慮です。

ただ、自己判断で自分の範囲内で楽しむ分には問題ないと思うのでイメージングレシピに興味がある方は試してみるのも良いかもしれません。

今回の内容は、あくまでニコンには内緒でお願いします。

フレキシブルカラーやイメージングレシピに対する印象を是非、YouTubeのコメント欄で教えてください。

▼レビュー動画はコチラ
Nikon ミラーレス一眼 Z8ボディ フルサイズ ブラック
Nikon
【様々な撮影に柔軟に対応する高い機動力】Z 9の優れた性能と機能をコンパクトなボディーに凝縮し、高い機動力を実現したZ 8。Z 9から体積比で約30%小型化したボディーはカメラバッグに納めてもかさばりにくく、また、様々な撮影スタイルに柔軟に対応するため、どこにでも気軽に持ち出して、存分にクリエイティビティーを発揮できます。軽量化と堅牢性を両立しており、過酷な登山や長時間の野鳥撮影、一日がかりのイベント撮影も快適。超広角から超望遠まで、いずれのNIKKOR Z レンズを装着しても、ホールディング性の良いグリップと堅牢でバランスの取れたボディーはしっくりと手に馴染み、静止画、動画を問わず、様々なシーンで安定した撮影を可能にします。
この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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