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ニコン Z6III【静かに値下げした話】

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回はサロンメンバー様より教えていただいた ニコン Z6III の静かな値下げ(価格見直し)についての情報と私なりの思うところを共有します。

価格に関する話は少しデリケートなので、Z6IIIを・・・

  • 購入した方
  • 購入を見送った方
  • 最近、購入した方など

色々な状況があるかと存じますが、落ち着いて聞いていただけると嬉しいです。

何があった?【Z6III 静かな値下げ】

先日よりSNS等で話題になっていたことですが、ニコンのフルサイズミラーレス一眼カメラ Z6IIIが静かに値下げをしていました。

発売時の価格(キャッシュバック額)
Z6III _Price
Z6III _Price
価格見直し(値下げ)
Z6III_Price_Down_01
出典:株式会社ニコンイメージングジャパン

発売時は435,600円で、値下げ後は396,000円になっています。

約4万円(39,600円)と約10%(1割)値引きとなりました。

加えて、ニコンダイレクトで購入した際は31,680ポイント(執筆時)が付与されます。

カメラの価格が下がることは多くのユーザーにとって、高価な機材に手が届きやすくなるため良いことではあるのですが短期間だったことが気になってしまいます。

短期間と言ってもZ6IIIの発売は2024年7月12日です。

約1年弱(11カ月)で、発売直後の約43.5万円からキャッシュバックで10%(約4万円)が数カ月と早くに実施されたりと何かとザワつくことの多いカメラです。

特にZ6系統として多くの方が20万円台での登場を期待、想定していたところ約43.5万円で登場したことはSNSでも話題になることが多かったです。

煽るインフルエンサーが多かった話

ニコン Z6III登場時のSNS等での反応から「ニコン 天狗になった」や「Z6III 高すぎ」などの評価を発信するインフルエンサーも多かったです。

そんな中、私は「カメラで学ぶ円安の怖さ」として、$2,499なのでZ6IIIは価格据え置きであることを発信しておりました。

つまり$100円時代に登場していれば、Z6IIIは25万円だったと予想しています。
数年前は$110円だったので約28万円で買えていたことを考えると円安の怖さが身に沁みます。

250530_日経平均
出典:SBI証券

Z6IIからZ6IIIへの進化ポイントを考えると、基軸通貨で価格据え置きで発売したのはニコンの凄さだと思います。

あくまで私達、日本円で生活する人たちが「高い!」と日銀(中央銀行)に言うべきことをニコンに言っているだけの話です。

逆を言うと、約$60円の円安でカメラが同じカメラなのに約15万円高くなってしまうことをZ6IIIで円安の怖さに気づいた人が多かったのだろうなと思います。

実は為替調整ではない説

私はZ6IIIは近々、価格見直し(値下げ)するか
長期的にキャッシュバックを頻繁に実施するかと予想
していました。

今回は前者の価格見直し(値下げ)なのですが、$2,499の$170円で約42.5万円から$160円へ調整して約39万円になったと想定していました。

ところが・・・。

Z6III_Price_Down_01
出典:Nikon USA

おや? Nikon USA も$2,099に値下げしてる?

ちなみに、Z6III発売直後の価格
250530_Z6III_Price_Down
出典:Nikon USA

つまり、為替の調整ではなく$400 値下げなので、話が変わります。

$2,099だと$170円のままでも約35.6万円なので、まだ価格を圧縮できる余地があるのでは?と感じてしまいました。

つまり、価格見直し(値下げ)に加えて次回以降もキャッシュバックにZ6IIIが対象になることやZ8同様にメモリカードプレゼントによる数万円分の調整の可能性があると勝手に予想しています。

Z6IIIで見えた世界

ここまで事実ベースで、何があったのか情報を整理しました。

  • 登場時は円安が進んでおり市場の想定価格より高額でザワついた
  • 円安要因ではなく、ニコンが天狗になったという評価をする人が多かった
  • ただ、$2,499と前期種Z6IIと価格は据え置きで、お買い得なカメラ
  • その後、円安が落ち着き145円前後で落ち着いている
  • Z5IIが登場した今、少し割高に見えてしまう構図になっている
  • 発売後、数カ月でキャッシュバック対象となって再度ザワついた
  • 大きく打ち出さず静かに値下げされた(今、ココ)

Z6IIIはカメラとして部分積層を採用した良いカメラではあるのですが、価格というか円安と発売時期によって振り回されている感があります。

購入した方は複雑になる要素が多く、購入を見送った方はZ5IIの登場を含め次回のキャッシュバックを考えると購入するタイミングが難しすぎるカメラです。

カメラが嗜好品になっている説

実はZ6IIIだけではなく同時期に他社から登場したカメラも約30万円から約40万円と高額な機種が多く発表されていました。

各カメラメーカーから新しいカメラが登場するたびに「高いよ」「買えないよ」「もう、カメラ発表されても買えないから興味もなくなった」という反応も増えていました。

逆に、その反動を全て受け止めて大ヒットしたのがZ5IIですね

Z6IIIがキッカケとは言え、趣味として撮影を続けるうえで最新機種を追いかけるには改めてお金が必要だなと多くの方が再認識というか、思い知らされたと思います。

カメラに限らずPC関係にメモリカードやガジェット系、家具や食料品なども含めて消費者としては円安で良い思いをした記憶がありません。

逆に日本が外部から壊されていくのが悲しいなと思います。

希望としては$100円時代に戻るというか円高に振れてほしいなと思います。

なぜ?価格を見直した?

あくまで私の仮説ですが、おそらくZ6IIIを更に売り込みたいのだろうなと思います。

もしくは製造コストを抑えることが出来たのかな?という企業努力による値下げなのかな?なども想像してしまいます。

これが日本市場だけの値下げであれば為替の調整(見直し)ですが、Nikon USAでも値下げしているのは驚きました。

つまり、日本だけではなく世界でZ6IIIが発売後から約1年で値下げになったという形です。

値下げを大きく打ち出していない

実はZ6IIIが値下げしていることを知っている方は比較的、少ないです。

その理由はニコン公式のニュースページ(新着情報)で投稿されていないからかな?と思います。

おそらくニコンダイレクトのニュース通知を受け取っていた方ぐらいしか気づけなかったのではないかとも思います。

Z8のメモリカードプレゼントキャンペーンは大きく打ち出しているのに、少し不思議に思いました。

実はZ6IIIと併せてZ7IIも値下げしています。

Z6III_Price_Down
出典:株式会社ニコンイメージングジャパン

価格が下がって売れるのか?

正直、何とも言えないなというのが本音です。

Z6IIIのアドバンテージであったフレキシブルカラー(ピクチャーコントロール)やイメージングレシピはZ50IIやZfなども楽しめるという状況になっています。

加えて、コストパフォーマンス重視の方はZ5IIを選ぶ傾向もあります。

私はZ5IIは【価格に対して素晴らしいカメラ】という表現で、部分積層のZ6IIIがナンバリングとしてボディデザインを含め上であることは伝えております。

とはいえ、それを理解してZ5IIを選ぶ方も少ないのが現実です。

つまり、Z6III登場直後であれば諸々のアドバンテージが他のニコンユーザーより先行して使い倒せるというメリットがありましたが、今となっては「Z6IIIを選ぶ理由」が物足りないと思います。

買い時はキャッシュバックかも?

こうなると、価格重視というと誤解を招きそうですがキャッシュバックに期待してしまいます。

つまり約39万円になったZ6IIIが更に約4万円キャッシュバック(約10%ポイントあり)となった場合は約31万円ぐらいで買えるならばZ6IIIに興味を持つ人も増えると思います。

Z5IIが実売23万円というインパクトがあるので、約8万円で部分積層かつ情報表示(右肩の液晶)で買えるのならば凄く綺麗なラインナップになるなと思います。

これはあくまで予想なので、次回のキャッシュバックでZ6IIIが引き続き対象になるか一緒に注目しておきましょう。

価格の話ばかりをしていますが、カメラ(Z6III)そのものは良いという大前提の話です。

あとがき

いかがでしたか?

Z6IIIの価格について皆さんの感想を「冷静に」「落ち着いた言葉」でコメントをいただけると嬉しいです。

気になる方はワークショップで試してみて

ちなみに近々、ニコンのカメラ(フルサイズ)の選び方やEXPEED7世代目の魅力などを解説するワークショップが開催されます。

ニコン協力のもと機材を準備していただいておりますため、Z8やZ6III、Z5IIにZfを2週間レンタルできるのでカメラ選びに悩んでる方や購入を検討している方は実機に触れる機会として参加してくださいね。

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▼参考

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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