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フォクトレンダー APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II 使用レビュー

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は先日、レンズの特徴を紹介した ニコンZマウント対応 コシナより登場のVoigtlanderシリーズ APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II で撮影した際の印象を紹介します。

はじめに

どういったレンズか


APO-LANTHAR 50mm F2 Asphericalは、フォクトレンダー史上最高性能の標準レンズとして市場投入されたソニー E マウント専用レンズをベースに新設計された、ニコン Z マウントを採用したフルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレスカメラ対応の高性能標準レンズです。

光の3原色を構成するRGBの軸上色収差を限りなくゼロに近づけるアポクロマート設計により、標準レンズの価値観を一変させる性能を実現。

引き締まったスタイルで、高い機動性とハンドリングの良さも持ち合わせています。

出典:株式会社コシナ


ニコンZマウント専用設計

ニコン Z マウントを採用したミラーレスカメラのイメージセンサーに最適化された光学系を実装。

本レンズはフルサイズのイメージサークルを持ち、フルサイズ(ニコンFXフォーマット)ミラーレス機、APS-Cサイズ(ニコンDXフォーマット)ミラーレス機の双方で使用できます。

アポクロマート設計

軸上色収差をはじめとする各種の収差を徹底的に排除するとともに、解像力やコントラスト再現性に関しても究極の性能を追求しています。

高性能を導き出す光学ガラスと機構部

8群10枚のレンズ構成のうち、異常部分分散ガラス5枚、両面非球面レンズ2枚を投入し、フローティング機構も装備しています。

電子接点によるボディとの情報通信

レンズマウント部には電子接点を搭載し、レンズとボディ間での電気通信を実現しています。

電気通信対応のボディと最新ファームウエアの組み合わせによりExif情報、ボディ内手ブレ補正(3軸)に加え、3種類のピント合わせサポート機能(フォーカスポイント枠色変化によるピント合わせ、ピーキングによるピント合わせ、拡大ボタンによるピント合わせ)に対応しています。

玉ボケ表現を楽しめる12枚絞り

12枚からなる絞り羽根は開放のF2だけでなくF2.8とF16でも円形となる特殊形状を採用。点光源などの“玉ボケ”を活かした作画が可能です。

確実なピント操作が可能なマニュアルフォーカス

高い精度で加工・調整された総金属製ヘリコイドユニットと、適度なトルクを生み出す高品質グリースの採用により、滑らかな操作感覚のフォーカシングを実現。微妙なピント調整を可能にしています。

出典:株式会社コシナ

出典:株式会社コシナ

この辺りは前回の記事でもシッカリと解説しているので、ほどほどにしておきます。
今回の記事は実際に撮影に利用した際の印象や作品を用いた解説です。

作品

左側の作品は単焦点50mm 開放F値2なので、ピント面には気を使いますがポートレートでも活躍します。

右側の作品は庭先で優雅な午後のひと時を過ごしている方々を右上に配置しつつ、左下の花壇(草)にピントを置いてぼかしつつ情報として配置しました。

お洒落な洋館で綺麗にレイアウトされていました。

撮影対象が動かない場合は自分がシッカリと前後に動かないように意識することで、テーブルフォトでも楽しめるレンズだなと思います。


どういった人に向いているか

こだわりのマニュアルフォーカスレンズであること

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II は高品質なマニュアルフォーカスレンズです。

今はオートフォーカスレンズが全盛期ですが、撮影を楽しむうえでマニュアルフォーカスで自分の撮りたい範囲で撮影する楽しさがあります。

もちろん商業撮影や効率を意識するならオートフォーカスが便利ですが撮影スタイルや撮影に求める内容で使い分けるのが良いかなと思います。

左の作品は暖炉の近くに置いてあった木々でピントの山を掴むのが楽しかったです。

右はウィスキーとグラスのテーブルフォトで横が多かったので縦かつ少し斜めにしてみました。

高品質なマニュアルフォーカスレンズが向いている人

  • 写真表現にこだわりたい人
    • オートフォーカスに頼らず、自分の手でピントを合わせ、構図をじっくりと考えることで、より個性的な写真表現が楽しめます。
    • 撮影そのものを楽しみたい方や、写真撮影をより深く学びたい方におすすめです。
  • レトロな雰囲気を楽しみたい人
    • マニュアルフォーカスレンズは、昔ながらのカメラを使用しているような感覚を与えてくれます。
    • クラシックなカメラデザインや操作感に魅力を感じる方にもおすすめだなと思います。
  • 距離感を大切にしたい人
    • オートフォーカスに任せきりではなく、自分でピントを合わせる際にレンズのm(メートル)やft(フィート)表記で撮影するのが楽しめます。

ニコンのライセンス契約のもと開発製造されているレンズです。

撮影時にピーキングを表示して、マニュアルフォーカスで調整しつつ撮ることが楽しめます。

マニュアルフォーカスレンズを選ぶ際の注意点

  • 価格
    最近はオートフォーカスレンズよりコダワリがあるためか、マニュアルフォーカスレンズでも安価ではなく高価な物がおおいです。
    予算との兼ね合いを考慮する必要があります。
  • 操作性
    マニュアルフォーカスレンズは、オートフォーカスレンズに比べて操作に慣れが必要です。
    事前に触れる機会があれば、実際に操作してみて自分に合うか確認しておくのが良いかなと思います。

あとがき

APO-LANTHAR 50mm F2 Aspherical II は、ニコンZマウントで登場する高品質なマニュアルフォーカスレンズです。

効率重視ではなく大切に撮影体験を味わう上で選択肢に入るレンズです。

フルサイズ対応なのでZfはもちろん、他のZシリーズでも楽しめるレンズだと思います。


この記事を書いた人
Jima
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こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中
総再生回数 920万回、1200本以上の動画を投稿(24年8月時点)

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