こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回は登場に期待するニコン フラッグシップの後継機 Z9II について取り上げます。
まず、皆さんは「ニコン Z9IIは登場してほしいですか?」
そして、「登場するとしたら、いつ頃がいいですか?」
今すぐに登場して欲しい人もいれば、Z9で十分なのでZ9II(仮)は後2年ぐらい待つから驚くべき性能で登場して欲しいという意見もあるのかな?と思います。
Z9IIはZシリーズ全体の底上げに必要
過去、ニコンはフラッグシップ機に採用した機能を部分的に上級機、中級機などに渡していく流れがありました。
それはミラーレス時代でも同じで、レフ機時代以上にZ8などはZ9の多くの機能を引き継いでいます。
もちろんカメラ本体側の性能差で「機能としては同じものが入っていても、発揮できる実力が異なる」のは事実です。
そういった背景を含め、ニコンのフラッグシップ後継機 Z9II(仮)には、今後のニコン Zシリーズの進化の指針・方向性を定めるためにも登場して欲しいと思います。
Z9の発表・登場は2021年。
ニコンがミラーレス時代におけるZシリーズ初のフラッグシップとして投入したカメラ Z9 は10月発表、12月発売でした。

それから数年(約4年)が経過し、Zシリーズの上級・中級機、標準機(入門機とは言わなくなった)が次々と投入される中、アップデートでの機能向上はあるものの本体そのものの更新(後継機)が気になるようになってきました。
とはいえ、Z9は4年前と登場時期を考えても、すでに完成度が高い機種です。
マイナーチェンジ程度の後継モデルを出すのか、それとも皆が買い替えたくなるような大幅な機能強化を目指すのか気になるところです。
デジタルカメラは技術進化のスピードも速いため、定期的に製品サイクルとして後継機が出る傾向があります。
そういった「定期的な視点」と「機能強化への期待」という視点でZ9IIが「いつ、何が進化して”いくらで”登場してくるか」は注目しているポイントです。

ZRの登場でZ30のフルサイズ版が必要ではなくなった自分がいます(笑)
なので、Z9II(仮)が最近は気になっています。
Zシリーズも整った
ニコン ZシリーズとZ cinemaでは数多くのカメラが登場しています。
DX機はZ30 Zfc Z50II
FX機はZf Z5II Z6III Z7II Z8 Z9 加えてZ cinemaでZRが登場しました。
テコ入れが求められていた機種は既に後継機が登場しています。
この流れの中で、Z7III(仮)は製品コンセプトがハッキリしない限りは登場は現実的ではないので、私は”しばらく先となる”と予想しています。
高画素機として、Z8やZ9がパワフルなので携帯性・価格以外にZ7シリーズの価値というのが何かを考える必要があるなと思います。
またZ8II(仮)についても、Z9II(仮)が登場してから少なくとも1年半〜2年の間隔を空けると予想しています。
加えて、Z30IIやZfcIIのようなDX機はIR資料より高単価路線を目指すニコンからしてZ50IIがある手前、急いで登場する必要もないなと思います。
となると、Zシリーズの中で“最後に残された更新枠”がZ9なのかな?と思います。
フラッグシップの後継機に求められるもの
もしZ9II(仮)が出るとしたら、単なるマイナーチェンジでは意味がありません。
Z9はすでに大幅アップデートを4回入れており完成度が非常に高いカメラです。
ハードウェア面はフラッグシップとして十分なもので、ソフトウェア面もアップデートで改善を続けるという「ミラーレス時代のカメラの魅力」という新たな価値提供を実現したなと思います。
その上で、Z9II(仮)が登場した場合に「買い替える価値」を生むには、明確な“進化の理由”が必要です。
後は何が進化してほしいか
Z9II(仮)が登場した際、期待されるのは大きく3つあるかな?と思います。
動画性能のさらなる拡張。
Z9が当時としては驚きの8K動画を可能にしたとはいえ、ニコンは動画に意地でも強化をする姿勢なので、次世代では更なる記録フォーマットの拡大や安定など色々と追加されるのではないかと予想しています。
AF性能の強化
現行でも高速かつ高精度ですが、被写体検出を含め、更なる進化、学習ベースでの認識アルゴリズム改善など、時代に合わせた強化は必須です。
この部分は画像処理エンジンも後継が登場すれば、ニコンに任せて進化するものですが期待したいところです。
グローバルシャッター方式のCMOSセンサー搭載
これはまだ、ニコンでは実現していない話ですがグローバルシャッター方式のCMOSセンサーを搭載したZシリーズが登場するとカメラ市場全体が盛り上がると思います。
もしZ9II(仮)が、グローバルシャッター方式のCMOSセンサーを搭載すれば、ローリングシャッター歪みから解放された撮影体験が実現します。
ただし、この技術はコストの壁もあります。
Z9が登場した2021年より明らかなインフレ時代に突入した今となってはZ9II(仮)は100万円が妥当です。
すでにメーカー希望小売価格としてはSONYも100万円近く、Canonは100万円超えとなっているので、ニコンがフラッグシップ機を大幅強化で100万円以下として発売すれば頑張ったという見方になります。
そろそろ Z9II(仮)に期待する理由
私がZ9II(仮)の登場を遅かれ早かれ期待する理由は、ニコン Zシリーズの起爆剤として使えるからです。
カメラ本体の魅力はもちろん、今ニコンはZfやZRを含め過去とは異なる支持者層を獲得しています。
Z6IIIやZ50II、Z5IIなどは今までのニコンユーザーが喜んでいた印象があります。
対してZf シルバーエディションの追加や大幅キャッシュバック、ZRは過去「ニコンなんて使わない」と豪語していた方々を取り込む切り口になった印象です。

ちなみにZ9、Z8はニコンから離れた人を呼び戻した印象です
つまり、今ニコンはZfやZRに加え、他社メーカー利用者が知らぬ間に増えたNIKKOR Z レンズという強みを活かして「ニコン支持者ではない人を取り込むチャンス」だと思います。
ここでZ9IIが登場することで「ニコンって、勢いあるな」と印象付けることは大事です。
とはいえ「多くのインフルエンサーがニコンのフラッグシップはデカくて重い。私たちは使わない」と「買わない理由」を発信する未来は見え見えです(笑)
大事なのはZ9II(仮)が出た後、Z8II(仮)など、現実的に持ち歩けるサイズでパワフルなフラッグシップのDNAを継承する機種が登場することです。
ニコン Zシリーズ全体の魅力・使う理由の強化が大事になります。
Z9II(仮)は単なる製品サイクルの更新だけではなく、Zマウントを軸に勝負するZシリーズという流れに持っていくのに大事だなと考えています。
レンズも大事という話
ここまでカメラ側の話をしていますが、実はニコン Zマウントシステム全体の魅力を底上げするにはレンズも大事です。
つまり、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II に次ぐ各レンズのII型にも期待したいところです。
特にZ9II(仮)は商業・本格的な趣味撮影として愛用される機種なので、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S や NIKKOR Z 100-400mm f/4.5-5.6 VR S のII型には期待したいです。
とはいえ、カメラ以上にNIKKOR Z レンズは初代(I型)が優秀なので買い替える理由作りの壁が高いなという印象です。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II は以前より改善を希望する声が多かったですが、他のレンズは「すでに良いレンズ」として高評価を得ているので、II型への移行で何が変わるのかが大事です。
NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S II から予想できるのは、AF性能やコーティング技術や携帯性などの改善がメインになるかなと思います。
あとは動画用途を意識したフォーカスブリージング抑制や、静音化設計なども現代的な進化ポイントになるかな?と思います。
カメラボディ側とNIKKOR Z レンズの両輪で完成するシステムという考え方こそ、今後のニコンに必要な姿勢だなと思います。
買い替えを決断させる“本当の差”
Z9IIが成功・本当に買い替えを必要とする理由を考えると、スペック表だけの進化ではなく、撮影現場で「使い続けたい」と感じられる実用性の進化が必要です
今のZ9も十分に素晴らしいですが今以上に高速起動やEVFの改善、各レスポンスの強化にカメラ以外のワークフロー全体の改善も必要です。
たとえば、撮影から納品までの一連の流れを短縮できるインターフェースの改善や転送性能の向上など現場で効率化を含めた”時間そのものを買う価値”になります。
Z9は、それを含めた“強さ”の象徴だったと思います。
Z9II(仮)では、それ以上に“効率と拡張性”という新たなテーマが求められると思います。
まとめ
Z9IIがいつ登場するかは、まだ誰にも断言できません。
しかし、Zシリーズ全体が次のステージへ向かう中で、その中心を担う新しいフラッグシップが必要であることは明白です。
Z9が築いた信頼を礎に、Z9II(仮)は“次の4年間”を見据えた象徴的なモデルとして登場するはずです。
そしてそれは、単なるカメラの更新ではなく、ニコンというブランドが次の10年・20年をどう描くかを考えたいです。
皆さんがZ9II(仮)に期待することがあれば、是非コメントで教えてください。

