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NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR 【ニコン APS-C(DX)待望の明るいズームレンズが登場】 Z50II Z30 Zfcにオススメ。

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は新たにニコンより登場となるAPS-C(DX機)の明るいズームレンズ NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VR の話です。

簡単にテーブルの上にあるものを撮ってみた

▼レビュー動画はコチラ https://youtu.be/19SZuat1Rlw

どういったレンズか

シンプルにお伝えすると、APS-C(DX機)のズームレンズとして、ボケを活かした表現や暗所での高解像撮影を楽しめるレンズです。

ニコン DXフォーマット対応のレンズは前々から少ないという評判もあって、他社メーカーを愛用するインフルエンサーからは「だからニコンのDX機は買わない」という言い訳にもなっていました。

今となってはレンズキットの定番の2本に加え、NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR や NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR、NIKKOR Z DX 24mm f/1.7なども増えています。

ただ、もう一声というのは否めない状況だったのは事実かなと思います。

そんな中、遂にDX用に最適化された気軽なF2.8の標準ズームとして登場したのがNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRです。

今まで、APS-C用のズームレンズとなると明るいものは少なくて焦点距離のカバー範囲や携帯性が重視されているところが多かったです。

所が、APS-Cサイズ(DXフォーマット)でありながら、開放F値2.8一定という明るさと、広角から中望遠までを1本でカバーできる汎用性の高さを両立したレンズの登場によって日常のストリートフォトや旅先の風景、そしてボケ量を活かしたポートレートまで幅広く対応できる実用性が魅力のレンズです。

NIKKOR Z DX 16-50mm f2.8 VR

幅広いシーンを1本でカバーする焦点距離

このレンズが登場した時、広角端16mmで望遠端が50mmとなるとレンズキットのNIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRが浮かびました。

ただ、こちらはDX対応レンズの中ではシッカリとした価格(ニコンダイレクト価格115,500円)と気合が入っています。

多くの標準ズームは、望遠側に行くほど暗くなる傾向がありますが、このレンズは開放F値が一定です。

光量の少ないシーンでも露出を維持でき、被写体を際立たせる立体感のある写真表現が可能で、明るく、気軽に使える開放F値2.8のズームレンズという選択肢がDX機に増えたことは嬉しいですね。

広角側の16mmでは、屋内や風景撮影などの広がりある構図を余裕をもって撮影できること。

絞り開放では柔らかく美しいボケ味を楽しめて、少し絞れば解像感の高いシャープな描写に変化するのもS-Lineとは異なる面白さがあるなと思います。

一方、望遠側の50mmでは、自然な遠近感を活かした撮影が楽しめることからレンズ交換なく一本で「撮りたい」を完結できるレンズとして、特にZ50II・Z30・Zfcユーザーにとって理想的な組み合わせになります。

NIKKOR Z DX 16-50mm f2.8 VR

▼レビュー動画はコチラ https://youtu.be/19SZuat1Rlw

意外と寄れる最短撮影距離0.15m(広角端)

NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、最短撮影距離が広角端で0.15m、望遠端でも0.25mと非常に短く設計されています。

被写体にぐっと寄って撮影できるため、テーブルフォトや小物撮影にも最適です。

特に開放F値2.8との組み合わせによって、被写体を際立たせながら背景を大きくぼかした印象的な表現が可能になります。

また、花やアクセサリーなどの撮影でも、背景の煩雑さをやわらげながら立体感のある作品に仕上げることができます。

実際に私もサクっとデスクに置いてあった小物などを撮った際に「おぉ!良い」と思いました。

描写力も良い

このレンズ、S-Lineではないのですが、EDレンズ1枚と非球面レンズ2枚を最適に配置しているため、絞り開放から色収差を効果的に抑制しています。

コーティングは一般的なものではありますが、逆光や強いコントラストのあるシーンでもフリンジの発生を最小限に抑え、細部の質感を忠実に再現するよう”頑張っている”のはニコンらしいですね。

もちろん、描写力に振り切った大きく高額なレンズを選ぶのが理想ではありますが、約11万円でコンパクトかつ、NIKKOR Z レンズらしい高い光学設計の恩恵を”気軽に”感じられるのは大事なポイントです。

手振れ補正があるのは嬉しい

今のところZシリーズのDX機ではボディ内手ブレ補正はありません。

なので、必要な場合はレンズ側の手ブレ補正に頼る必要があるのですが、このレンズはレンズシフト方式の手ブレ補正が入っています。

最大5.0段(中央部)の補正効果を持つVR機構は心強いです。

三脚を使えない状況でも手持ちで安心して撮影できること、対応カメラとのシンクロVRでは最大5.5段の補正効果を発揮し、特に望遠側での安定感が際立ちます。

※シンクロVR対応カメラ:Z9、Z8、Z6III、Z5II、Zf、ZR(2025年10月現在)。

約330g 軽いのは良いこと

明るいズームレンズは比較的、重たい物が多いのですが、S-Lineではないこともあってか約330gという軽量コンパクト設計も、このレンズの大きな魅力です。

Zシリーズのコンパクトボディと組み合わせてもバランスがよく、長時間の撮影でも疲れにくい構造になっています。

約74.5mm(最大径)×88mmというサイズ感はNIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRに似ており、小型のバッグにも収まるサイズ感で、日常のストリートフォトや旅行時にも気軽に持ち出せます。

レンズ交換の手間を減らし、シャッターチャンスを逃さない軽快な操作性を実現しているのは魅力です。

ニコンはDX機は他社に比べて、ある程度のサイズ・質量があるので、レンズ側で軽量が図れるのは嬉しいポイントです。

Z50II・Z30・Zfcと組み合わせれば、デザイン面でも統一感があり、スタイリッシュな撮影スタイルを楽しめます。

出典:株式会社ニコンイメージングジャパン

デザインと操作性にこだわった上質な仕上げ

レンズ先端部には金属リングを採用していることから、S-Lineではないものの安っぽさはなく”ちょうどいい”印象です。

また、ズームリングとコントロールリングには異なるローレット加工が施され、指先の感触だけで直感的に操作を識別できます。

最近のNIKKOR Z レンズはトルクも大きく簡単に動くことはないので安心感があります。

サロンメンバーの方とも話題になったのですが、広角端16mmから35mm付近まではスムーズに移動して、35mmから50mmは緩やかに寄っていく感じです。

質感だけでなく実用性も重視されたデザインは、長く使いたくなる要素の一つです。

▼レビュー動画はコチラ https://youtu.be/19SZuat1Rlw

どういった人に向いているか

NIKKOR Z DX 16-50mm f/2.8 VRは、APS-C/DXフォーマットのZカメラユーザーにとって待望の明るい標準ズームです。

開放F2.8一定の明るさ、近接撮影性能、手ブレ補正、軽量設計、そして高い描写力とDXレンズとしては、強気の価格設定ですが、納得できる性能を誇っています。

どの要素を取ってもバランスが良く、静止画・動画問わず日常から本格撮影まで幅広く対応します。

Z50II・Z30・Zfcをお使いの方にとって、このレンズは間違いなく撮影の幅を広げる一本になるでしょう。

レンズ一本で色々撮りたい方や開放F値2.8に魅力を感じる方は間違いなくオススメです。

対して、NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VRを持ってる方は入れ替えというより追加になると思います。

やはり焦点距離のカバー範囲は大事かなって思いました。

また、NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VRも携帯性で違いがあるので、別物です。

個人的にはDX機のレンズキットに加わってほしいなと思いました。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
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