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写真集を作り続けて見えてきた、写真の新しい魅力

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は写真集を作り続ける中での私なりの気づきを共有します。

まず、カメラで撮った写真(作品)を発表する場所、方法は数多くあります。

自分のポートフォリオとしてWebサイト、認知拡大を意識したSNS、個展や展示会、そして写真集などです。

その中でも、写真集は一枚もののプリント展示とは異なる、写真集ならではの魅力があります。

一枚ものの写真とは違う、写真集の魅力

写真集には、一枚もののプリントとは異なる複数の写真が続く、まとまっているからこその読み物としての物語性があります。

一枚の写真は、その瞬間の感動を切り取るためインパクトは大きいです。
それに対して写真集は、複数の写真を連続して見せることで、より深い感情や物語を読み手に届けることができます。

写真の流れをデザインする楽しさ

写真集を読み進める中で、写真の並べ方(レイアウト)を考えるのは、とても楽しい作業です。

例えば、同じような色調の写真を隣り合わせにしたり、全く異なる雰囲気の写真を対比させたりすることで、写真一枚一枚の意味合いが変化します。

このレイアウトを工夫することで、写真家が伝えたいメッセージをより強く、より豊かに表現できるのです。

一枚のプリントでは目立たなかった写真が、写真集の文脈の中では重要な役割を果たすこともあります。

写真集には、一枚の写真だけでは活きない写真がある、それが大きな魅力だと私は感じています。

印刷の質が写真の価値を決める

写真集を作る上で、印刷の質は非常に重要です。

どんなに素晴らしい写真でも、印刷の質が低ければその魅力は半減してしまいます。
私は、写真集を作り続ける中で、このことを痛感しました。

一般的な4色印刷から豪華な7色印刷へ

一般的な印刷では、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(K)の4色です。

しかし、写真集の印刷に4色ではなく7色印刷(グレーやライトシアン、ライトマゼンタなどを加える)を知ってからは、もう一般的な4色印刷には戻れません。

7色印刷は、より豊かな階調や繊細な色合いを表現できるため写真が持つ本来の美しさを引き出してくれます。

印刷の質より量であれば4色印刷でコストを削るか、大量印刷でコストを抑える必要があります。

もちろん、7色印刷コストは2倍ぐらい必要ですが、妥協して印刷するよりも、せっかく良いカメラで撮っているのならば印刷にこだわる価値は十分にあります。

写真を作り続ける面白さ

写真集を作り続ける中で、私は色々な課題と問題解決、そして面白いという学びがありあmした。

それは、写真を自分の納得できる構成で印刷して届けることです。

以前は、ただ自分の好きな写真を撮るだけでしたが、写真集を作るという目的ができたことで、誰かに写真を見てもらう、そしてその写真で何かを感じてもらうという喜びを知りました。

これが、私の写真活動の大きなモチベーションになっています。

ペース配分と継続

とはいえ、実は写真集制作は1カ月ぐらいガッツリ消費します。
私は写真集のレイアウトや作品のセレクト等の全てを担当するため、時間も労力もかかります。

だからこそ、ペース配分を意識しながら、無理なく続けることが大切です。

「次の写真集ではこんなテーマにしよう」「この写真はこの写真集のために撮ろう」と考える時間が、私にとっての楽しい時間であり、写真活動を長く続けるための秘訣です。

作品に変化をもたらす必要性

同じ人が写真を撮り続ける限り、作品の根幹に抜本的な変化を出すのは難しいなと思います。

もちろん、技術や感性は磨かれますが、根本的な「その人らしさ」は変わりません。
つまり、私が撮る写真である以上は何か変化が欲しいなと考えています。

機材を「混ぜる」という発想

今までは、ニコンの機材を中心に撮影してきましたが、今後はレンズを変えるだけではなく、他の機種(カメラメーカー)自体を物理的に混ぜてみたいと考えています。

具体的には、勝負(メイン)カットはニコンでしっかり撮り、繋ぎ(サブ)カットはコンパクトデジタルカメラで気軽に撮った感情的にも楽な作品を混ぜる形です。

これにより、写真に新たな表情や雰囲気を加えられるのではないかと期待しています。

異なる機材を使うことで、写真のバリエーションが広がり、写真集全体に新しい息吹を吹き込めるでしょう。

感謝、感激、雨あられ

私がここまで写真集を作り続けることができているのは、いつも写真集を手に取ってくださる皆さんがいるからです。

本当にありがとうございます。

皆さんの存在が、私の写真活動を支える大きな原動力となっています。

これからも、皆さんに喜んでいただけるような作品を届けられるよう、精進していきたいと思います。

まとめ

写真集は「物語」を生み出す場所

写真集は、単なる写真をザックリとまとめただけではありません。

そこには、写真家が伝えたい物語や感情、そして世界観が詰まっています。

印刷の質にこだわり、レイアウトを工夫することで、一枚の写真だけでは表現できない、深い魅力を生み出すことができます。

そして、その作品を誰かに届ける喜びを知ったからこそ、私はこれからも写真集を作り続けていきたいと思っています。

皆さんも、もし機会があれば、ぜひ写真集を手に取ってみてください。
きっと、写真の新しい魅力に出会えるはずです。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中

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