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今更ながら、ライカ買っておけば良かった話。カメラを「資産」として考える時代

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

カメラを長く続けていると、「ライカ」というブランドは一度は聞いたことがあるでしょう。

しかも、この数年の急激な円安とインフレを目の当たりにして、今更ながら「あの時ライカを買っておけば良かったな」という話を聞く機会も増えました。

今回は、なぜ私を含めカメラを「資産」として考えるのか、私なりの考えを語りたいと思います。

買った時より高く売れる、数少ないカメラ

カメラの世界では、新しい機種が発売されると、旧モデルの価格は下がるのが一般的です。

しかし、ライカというブランドは、この常識が通用しない数少ないブランドです。

特に、円安が進む前の110円台の時期にライカのカメラやレンズを購入していた方は、今、かなりの値上がりを経験しているはずです。

場合によっては、買った価格で売ることもできる状態になっているのです。

さらに、もっと以前に登場したヴィンテージモデルの中には、プレミア化して高額で取引されているものも少なくありません。

とはいえ、高く売れても日本円そのものの価値が目減りしているのでプラスが出ても「当時と同等額ぐらい」の話もあります。

投資としてのカメラ

とはいえ、カメラを「投資」として見ることには、賛否両論があると思います。

本来、カメラは写真を撮るための道具であり、その価値は「作品を生み出すこと」にあると考えるのが一般的です。

しかし、これほどまでに急激なインフレと円安を目の当たりにすると、どうしても「カメラの価値」について考えずにはいられません。

他のカメラが購入後に価格が崩れるのが当たり前である中、ライカだけは値崩れしにくいという安心感は、非常に大きな魅力です。

ライカの中でも全てではない?

ただし、ライカだからといって、全てのモデルが将来的に価値を保つわけではありません。
もし買うのであれば、特定の機種に絞って検討する必要があります。

資産価値が高いモデルの条件

  • 限定生産モデル
    限定生産されたモデルや、特別な記念モデルは、コレクターの間で人気が高く、将来的に価値が上がる可能性があります。
  • 特定の人気モデル
    中古市場で常に需要が高い、特定の人気モデルも安定した価値を保ちやすい傾向にあります。
  • 状態の良さ
    カメラは精密機器であるため、状態が良ければ良いほど、価値が高まります。
    特に、オリジナルの箱や付属品が揃っていると、さらに価値が高まることがあります。

このように、ライカを「資産」として考えるなら、モデルや状態を見極めることが非常に重要です。
もちろん、最終的には自分が使って楽しいと思えるカメラを選ぶのが一番です。

私がライカを買っておけば良かったと思う理由

数年前、私はまだニコンのシステムを揃えることで精一杯で、ライカを買う金銭的な余裕はありませんでした。

当時は、「ライカも気にはなるけど、実用性を考えるとニコンで十分」という視点です。

しかし、今となっては投資的な視点でも「あの時、無理をしてでも買っておけば良かったな」と後悔しています。

更には単純な「投資」としてだけでなく、ライカが持つ特別な世界観や所有するコミュニティの魅力もあるのかなって思います。

価値観の変化

今まで私は「レンズは資産、カメラは消耗品」という認識でした。

レンズはモデルによっては価値を保つものも多いですが、カメラ本体は新しいモデルが出るたびに性能が陳腐化し、価値が下がるものだと考えていました。

しかし、ライカの一部モデルは例外です。

この発見は、私にとって非常に面白いものでした。
そして、この「資産になるカメラ」という新しいジャンルに興味を持つようになったのです。

なぜ今、コンデジや「資産になるカメラ」に興味があるのか

私がこのような考えに至った背景には、ニコンのミラーレスカメラに対する満足感があります。

ニコンのカメラに満足しつつある

ニコンのZマウントシステムは、Z8やZ9をはじめとして、私が求める性能を十分に満たしてくれています。

仕事でも趣味でも、このシステムがあれば困ることはありません。
これにより、「高性能なメイン機」への物欲が満たされつつあります。

その結果、「日々のスナップを気軽に楽しむコンデジ」や、「所有することに喜びを感じる資産性の高いカメラ」といった、別の価値を持つカメラに興味が向くようになったのです。

もしニコンのシステムに満足していなければ、今もずっとメイン機の性能を追い求めていたかもしれません。

カメラの楽しみ方の多様化

カメラは、高画質な写真を撮るためだけの道具ではありません。

気軽に持ち歩き、日常を切り取るコンデジ。 そして、その価値が時を経ても失われない、ライカのような特別な存在。 どちらも、カメラの新しい楽しみ方を示してくれます。

ニコンで写真の「性能」を追求し、ライカで写真の「文化」や「所有する喜び」を味わう。
そんなカメラライフが送れたら、きっともっと面白かっただろうな、と思います。

まとめ

「あの時買っておけば良かった」と思うことは、誰にでもあるでしょう。
しかし、過去を後悔するよりも、これからの未来に目を向ける方が大切です。

ライカをはじめとする「資産になるカメラ」というジャンルが、カメラ市場に新たな風を吹かせてくれることを期待しています。

そして、いつか私も、自分の価値観に合った、本当に好きなカメラを「資産」として手に入れることができれば、と願っています。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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