こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
2019年8月に発売されたコンパクトデジタルカメラ、キヤノンのPowerShot G7 X Mark IIIが今、再注目されています。
一時的に受注停止となっていたこの約6年前の機種が、2025年8月になって受注を再開したのです。
これは単なる部品供給の余裕だけではなく、コンデジブームの再燃に対して、キヤノンが市場の需要に応えようとしている動きだと感じます。
再販と同時に品薄に?
実は、G7 X Mark IIIと同時期に受注を再開したPowerShot SX740 HSも、既に納期未定の状態になっています。
そして、私自身も受注再開日の8月1日にキヤノンのホームページから予約を試みたのですが、カートに入れることすらできない状態でした。
「まだ再開していないのかな?」と思って数時間後に再度アクセスしても、やはり注文はできませんでした。
受注再開の台数が少なかったのか、それとも想像をはるかに超える注文数だったのかは分かりませんが、その人気の高さが伺えます。
価格差が人気の火付け役
G7 X Mark IIIは、現在オンラインストアなどで18万円前後で流通しているのに対し、キヤノンオンラインストアでは約13万円と、大きな価格差がありました。
この価格差を知っている人たちから予約が集中するのは当然でしょう。
発売から約6年が経過したカメラではありますが、当時のスペックが今でも通用すると評価されていることが、この人気に拍車をかけているのだと思います。
私たちの感覚が変わった? コンデジ再熱の背景
ここ数年、キヤノンやニコンをはじめとする主要なカメラメーカーは、高性能かつ高価格帯の大型カメラを発表し続けてきました。
確かにそれらのハイスペックなカメラには感動がありますが、同時に円安の影響もあり、簡単に手を出せない価格帯でもあります。
そして、高価なカメラやレンズを揃えた後では、次に追加で買う理由も薄れてきます。
そんな感覚の変化が、**「今こそコンデジ」**という流れを生み出しているのではないでしょうか。
高価なカメラとコンデジの使い分け
私自身、フルサイズの大型カメラとレンズが揃ったうえで、ポケットに入るサイズのカメラが欲しいなと強く感じるようになりました。
第一希望はリコーGR IV、第二希望はPowerShot G7 X Mark IIIと、買うチャンスを虎視眈々と狙っています。
「コンデジを持つならスマホでいいでしょ」という意見があることも理解できますが、私自身、iPhone 16eを買って、スマホとコンデジはそれぞれに役割があることを再認識しました。
スマホとコンデジ、それぞれの役割
一見、スマホとコンデジは同じように見えるかもしれません。
しかし、両者には明確な違いがあり、それぞれが欠かせない存在だと感じています。
〇スマホの役割
スマホは、いつでも手元にある「コミュニケーションツール」であり「万能な記録装置」です。
友人と共有したり、SNSに投稿したり、ちょっとした記録を撮るには最適です。
しかし、その限界も感じることがあります。
特に、本格的な撮影をしたい時や、光の状況が厳しい場面では、画質の面で物足りなさを感じることがあります。
〇コンデジの役割
コンデジは、スマホとは異なる「表現ツール」です。
G7 X Mark IIIのようなカメラは、1.0型センサーと明るいレンズを備えており、スマホでは難しい美しいボケ味や、豊かな階調表現が可能です。
また、物理的なズームレンズや、ダイヤルによる直感的な操作は、撮影の楽しさを格段に高めてくれます。
つまり、スマホは「記録」のため、コンデジは「作品」を撮るために、それぞれ必要なのです。
コンデジ再熱がカメラ業界にもたらす良い流れ
コンデジやレンズ一体型カメラの人気再熱は、カメラ業界全体にとっても非常に良い動きだと考えています。
これまで、高性能・高価格帯のカメラが中心だった市場に、新たな活気が生まれるからです。
これにより、各メーカーがユーザーの多様なニーズに応えるための製品開発に力を入れるようになるでしょう。
手軽に高画質を楽しめるコンデジの存在は、カメラ初心者にとっての入口にもなり、将来的なレンズ交換式カメラへの移行にもつながる可能性があります。
この動きが、カメラ業界をさらに盛り上げてくれることを期待しています。
最後に:私のコンデジ探しの旅
G7 X Mark IIIの再販は、私のコンデジ探しの旅に火をつけました。
数カ月後、あるいは半年後、私がどのコンデジを手に入れているか、自分自身もとても楽しみにしています。
皆さんも、このブームに乗ってコンデジを探してみてはいかがでしょうか。
きっと、スマホとは違う、新しい写真の楽しさが見つかるはずです。

