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最近のカメラはAF性能よりも気になる要素がある話

こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)

今回は新しいカメラが登場するたびに気になっていたAF性能ですが、少しずつ注目ポイントが変わりつつある話です。

はじめに

ここ最近まで、ミラーレス時代のカメラで進化ポイントとして注目されていた機能、私も注目していた部分はAF性能です。

AF速度、AF精度、検出後の追従性など、いかに撮りたいものをカメラ任せにできるか。

言い方を変えると、AF性能で圧倒的な性能を誇るソニーに対してニコンやキヤノンがどこまで追いつけるのかという視点が強かったです。

それも今は状況が変わりつつあるなと思います。

ニコンもキヤノンもAF性能が安定しており、後続機が登場する度に進化していることを実感します。

極端な言い方をすると、ここ3年の間に登場したカメラのAF性能は価格で判断できるということです。

同じ画像処理エンジンだとしても、積層型、部分積層、裏面照射など価格で異なる部分もあります。

ニコンの場合はZ9やZ8、Z6IIIにZ5II、Zf、あとはZ50IIと価格で判断できると実感しています。

今まではAF性能の強化に引っ張られていましたが、価格(カメラのランク)によって決まってしまう部分なのであれば、今後の価格では決まりにくい部分で「強化してほしいポイント」が見えてきました。

今回はAF性能のように価格でわかりやすいものではありませんが、後続機全般に期待する要素の話です。

今後、登場するカメラに期待する改善点

起動・終了速度の向上

現在のカメラは、比較的、スムーズになりつつありますが、電源のオン、オフに要する時間は短ければ短いほど嬉しいなと思います。

数年前のミラーレス一眼は電源のオン、オフなどに1秒弱を要するものも多いです。

最近、登場しているカメラは1秒よりも短い時間で起動するようになっていますが、瞬時に撮影したい場面でのタイムラグは不満に直結することもあります。

比較的、新しい機種では「すでに十分早い」領域ではありますが、更なる改良に期待したいところです。

バッテリー性能の改善

一眼レフ時代では心配することが少なかったバッテリーの消耗スピードですが、ミラーレス一眼では高性能化の引き換えにバッテリーの消耗スピードが気になる問題が現れました。

これは高性能化に伴い、バッテリー消費が大きくなったと考えれば自然なのですが、機種によっては2時間ほどで予備バッテリーに交換が必要という場面も珍しくはありません。

予備バッテリーを2個から5個ほど持ち歩くことも珍しくない状態なので、後続機には高性能化を期待しつつ省エネ化というか、バッテリーの容量強化も期待したいです。

もしくは今のところ、約2時間35分ほどを要する充電時間を約30分などに短縮する技術が取り入れられると良いなと思います。

アクションカメラなどは充電速度が充電器側がパワフルであれば容量が小さいこともあってか短時間で満充電や80%ほどまで回復することが増えてきました。

ひとつのバッテリーで長時間の撮影にも耐えられるようになることが第一希望ではありますが、バッテリーの進化は安全面での配慮も必要なので簡単ではありません。

なので、充電時間の短縮なども活用して撮影する人がバッテリーの心配なく撮影に集中できるようになることが大事です。

そう思うとZ9のEN-EL18dは圧倒的なバッテリー性能だなと驚きます。

参考
バッテリーを充電する

軽量化と小型化

これも継続してきたいところです。

ミラーレスの強みとしてレフ機構の省略により本体を薄くできること、軽量化できることが強みでもあります。

ただ、今のところニコンを含め多くのミラーレスでは動画性能も意識していることから放熱体制などを重視するあまり大型化している傾向があります。

特に長時間の動画撮影や夏場の撮影では、熱による撮影時の自動停止が起こることがあります。
これは撮影機会の損失に直結するため効果的な熱放散システムの開発や、より耐熱性の高い部品の使用が求められることは理解できます。

なので、良いカメラは大きくて、重くて高いというのはわかるのですが、カメラ3台やレンズ3本などになってくると移動時の負担も大きくなります。

今はミラーレスの技術進化の段階だと思うので大型化してでも機能強化を歓迎しますが、ある程度の技術進化が進んだ後は一般機(Z5IIやZ50II辺り)は小型・軽量は意識してほしいなと思います。

やはりカメラは持ち出して、撮影してこそ価値がある部分があるので、持ち運びやすさを向上させ、日常的な撮影の機会を増やすことは大事だと思います。

ただ、小さくなると「持ちにくい」や、ある程度の重さがある方が撮りやすいという意見もあるので難しい所ではあります。

スマートフォン(アプリケーション)との連携強化

これは、最近になって聞く機会が増えたのですが、カメラメーカーが提供するアプリケーションとの連携や機能強化も今後は重要な要素になりえると思います。

ニコンはスナップブリッジに加え、ニコンイメージングクラウドなどアプリケーションやクラウドサービスを着実に進化させています。

ただ、ニコンに限らずカメラメーカー各社はスマートフォンなどの端末やアプリケーションとの連携はまだ十分ではなく、可能性がある領域だろうなと思います。

ここは逆に皆さんが「カメラとスマートフォン(アプリケーション)で強化してほしいポイント」があれば、YouTubeのコメント欄で教えてください。

ファンクションボタンの機能拡充

最後は凄く地味なのですが、実際にカメラを使って、撮影を続けていると実感する部分です。

それはカメラ本体に搭載されているファンクションボタンの割当機能の拡充です。

カメラは物理的にボタンの数が決まっています。

それに対して、カメラが出来ることが増えていることもあってか個人的にファンクションボタンが窮屈というか「あとひとつあれば」と思う場面やFn1やFn2には割当が可能な機能が他のボタンには割当が出来ないことに戸惑う場面もあります。

ファンクションボタンとして割り当てることができるボタンや機能が拡充されることで、より快適な撮影が出来るのではないかと期待しています。

カメラ側のソフトウェア側の機能拡充に対して、物理的なハードウェア側の拡充が欲しいという感覚です。

あとがき

いかがでしたか。

皆さんは私と同じく後継機に期待する部分がAF性能の強化から解放された時、次は何を求めますか?
もしくは「今以上の機能強化は求めないから、価格を抑えた機種を出してほしい」という意見もあると思います。

是非、YouTubeのコメント欄で教えてください。

この記事を書いた人
Jima
Jima
写真家

こんにちは(^^)
写真家のJimaです。
フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube
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