こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
先日、話題の新製品デジタルスチルカメラ、ソニーのCyber-shot RX1R IIIの実機に触れてきました。
その所感と、もうひとつの目的である「Camera FES 2025夏」で気になったブースの様子もお届けします。
SONY Cyber-shot RX1R III 実機体験レポート
ソニーから発表されたばかりの高級コンパクトデジタルカメラ、RX1R III。
正直、コンデジというジャンルの中では約60万円と高価格が目立っています。

SNSでも性能と同じく価格について注目されています。
私も「いくら最上位とはいえ、コンデジに60万は勇気がいるな」という感覚だったのですが、ソニーストアで実際に手に取ってみると、その理由が理解できました。
究極の「詰め込み」コンデジ
RX1R IIIは、あのコンパクトなサイズ感、今のソニーが持つ技術を文字通り詰め込んだという感覚がありました。
レンズ交換式ではないコンパクトボディに、有効約6100万画素のフルサイズ裏面照射型センサーを搭載していること。
最新の画像処理エンジンBIONZ XRを搭載していること。
さらにZEISS sonnar T 35mm F2の大口径レンズまで組み合わせていること。
質感やビルドクオリティ、実際に撮影を試したときのストレスフリー度合いを考えると、その高価格も納得できるなと思いました。

割り切りと長期視点の製品
価格と併せてRX1R IIIは、液晶の仕様なども一部で意見が分かれる点です。
ただ、カメラ本体の内部までレンズを詰め込んでいるという説明を聞くと描写性能を最優先した上での取捨選択であるならば、理解できます。
このカメラは、買える人、買いたい人が買うカメラであり、5年から10年を見据えて長く使えるコンデジだと感じました。

後は、実際の利用における耐久力やバッテリーライフがどれくらい持つのかが気になるところです。
最近の高級コンデジ市場は、富士フイルム、ライカ、ソニーと、20万円、30万円、そして今回の60万円以上と、高価格帯のモデルで盛り上がっている印象です。
対して、リコーがもし約250gの軽量ボディで10万円台のコンデジ(GR Ⅳ)を出せれば、まさに価格帯で区切った際の市場を独占できるだろうなと思います。
「勧めやすい」割り切りの美学
もうひとつ、実感したことは販売員の方が自信を持っていたこと。
やっぱり妥協せず、作りこまれた商品は良いものです。
価格を抑えるために消費者側が「これは仕方ない」「妥協するしかない」と納得するような製品よりも、高級であっても妥協のない製品は、作り手と買い手の間で「割り切ったやり取り」ができるのだと感じました。
そもそも買わない人を相手にしないという商売の姿勢は、潔くて分かりやすいですね。
今回の体験を通じて、今後はカメラに限らず、販売管理費を圧縮するためには、製品も明確なコンセプトを持っていることが重要だと改めて学びました。
RX1R III の印象をまとめると
- コンデジにしては高価格が目立っていますが、実機に触れると理解できる
- あのサイズ感に今のソニーが詰め込めるものを詰め込んだ感覚がある。
- レンズ交換なくコンパクトボディに高画素を詰め込んでいる
- 液晶の件もレンズ(描写)を優先した取捨選択であれば理解できる
- 買える人、買いたい人が買うカメラだし、5年から10年を見据えたコンデジ
- 後は耐久力と実際に利用した際のバッテリーライフなどが気になるところ
- 富士フイルム、ライカ、ソニーと高級コンデジ(20万、30万、60万以上)で盛り上がっている印象
- 対してリコーは約250gで10万円台なら独占できると思う。
- 確かに高級ではあるものの、販売員の方も「これは勧めやすい」といった妥協のない製品は大事
- 価格を抑えた消費者が突っ込み出来る製品よりも、高級なカメラは割り切ったやり取りが出来る
- そもそも買わない人は相手にしない商売というのは潔いというかわかりやすい
- 今後はカメラに限らず販売管理費を圧縮するには製品も明確なコンセプトが大事になると学んだ
「カメラフェス2025 夏」を覗いてみた
RX1R IIIの実機体験のもう一つの目的は【Camera FES 2025夏】を覗くことでした。
会場では、私も愛用している製品が数多く並んでおり魅力的なブースが多数出展していました。




各ブースの見どころ
- バンガード (VANGUARD)
今回は主に三脚の展示がメインでした。
カメラバッグはセミナーブースに持ち込まれており、そちらで展示されていたようです。 - ブラックマジックデザイン (Blackmagic Design)
以前から気になっていたATEM Mini Extreme ISO G2について、色々と話を聞かせてもらいました。
私の現在の環境ではATEM Mini Proが合っているので、G2世代の機能が他の下位機種にも降りてくるのが今から楽しみです。 - H&Y Filters Japan
人気のレボリングや角型フィルター、SMDVの展示など、鉄板の人気商品が実演されており、多くの来場者が足を止めていました。
実演で色々と教えてくれたり、各フィルターのカスタマイズというか組み合わせを楽しめるのもいいですね。 - サクラスリングス (Sakura Slings)
カラフルで可愛らしい柄のストラップが多く展示されており、ブース全体がとても華やかな印象でした。
カメラのストラップだけでなく、スマートフォンや小さいポーチなどにも活用できるという話は、非常に興味深かったですね。




今回のイベントを通して、カメラ業界の熱気と、各メーカーのこだわりを肌で感じることができました。
関西ではカメラに関するイベントは縮小したり、開催そのものがなくなっています。

ちなみに、今回の動画・静止画はOsmo Pocket 3とZ50IIです。
※画像はNIKKOR Z DX 24mm f/1.7ですが、当日は「NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR」を持っていきました。


こういった機会は嬉しいので他メーカーもこういったイベントを開催してくれると、今回の私のように他社メーカー利用の顧客を取り込めるチャンスになるのではないかな?と思いました。























































