こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
今回はNIKKOR Z レンズの中でも、S-LineとDX用に注目した話です。
ラインナップは増えたけど・・・。
今となっては、NIKKOR Zレンズのラインナップは40種類以上となり、とある資料では50種類を目指すという内容も見受けられます。
レンズのラインナップとして、ある程度は充実したNIKKOR Z レンズ達ではありますが、その多くはFX(フルサイズ)用であり、DX(APS-C)用のレンズはまだまだ少ないのが現状です。
当記事、執筆時のDXレンズは5種類
- NIKKOR Z DX 24mm f/1.7
- NIKKOR Z DX 12-28mm f/3.5-5.6 PZ VR
- NIKKOR Z DX 16-50mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 18-140mm f/3.5-6.3 VR
- NIKKOR Z DX 50-250mm f/4.5-6.3 VR
そんな中、最近私が改めて感じたのが、「コンパクトボディで高精細な描写という魅力」です。
高精細×コンパクトの可能性【RX1R IIIに触れて】
先日、ソニーストアで高級コンデジ(レンズ一体型カメラ)のRX1R IIIというカメラに触れてきました。
コンパクトなボディにフルサイズセンサーを搭載し、しかも描写が非常にシャープ。
その「小さいのにすごい…」という体験に、私は考え方を変える必要があるなと思いました。
つまり、フルサイズで約6100万画素を約498gに詰め込めたのはツァイスの高品質レンズを一体型として割り切ったからこそ実現出来た側面もあるだろうなと製品ページを見て考えていました。

そんな中、「ニコンもこんな路線を狙えないだろうか?」と考えてしまうのですが・・・。
正直、今のニコンの方向性からすると、RX1R IIIのような一体型の高級コンパクトデジタルカメラを出すのはなかなか難しいのかもしれません。
だからこそ、せめてレンズだけでもコンパクトで高精細なS-LineがDX用にあるとレンズ交換式ではあるものの描写にすぐれた小型軽量な組み合わせが出来るのではないかと考えてしまいます。
是非、Z30II(仮)やZfcII(仮)が出るころには、こういった選択肢もニコンには増やしてほしいなと思います。
現状のNIKKOR Z レンズ(DX)の話
今、NIKKOR Z レンズ(DX)には、レンズキットを中心に手軽なラインナップがメインです。
高品質レンズの証となるS-Lineの称号を得たDX用のレンズはありません。
「S-Line」は、脈々と受け継がれてきたニコン独自の設計指針と品質管理をさらに厳格化した NIKKOR Z レンズの中でも、さらに高い基準を満たすレンズにつけられた称号です。
「S-Line」の「S」には、「優れた(Superior)」、「特別な(Special)」、「精緻(せいち)な(Sophisticated)」の意味が込められています。
出典:株式会社ニコンイメージングジャパン
今はDX用のS-Lineがレンズがない
Z50IIやZfc、Z30といったDXフォーマット(APS-C)のカメラは小型軽量かつ、価格もFXフォーマット(フルサイズ)のカメラに比べると手が届きやすいことから若年層や趣味層から人気です。
しかし、DX用のS-Lineがないため画質を携帯性と共に追い求めたいユーザーは選択肢が限られてしまうのです。
私が提案する、今の最適解は
- DX機とS-Lineを組み合わせる
- Z7系統とS-Lineを組み合わせる
もちろん、他にも色々な組み合わせがあるのですが携帯性を重視した場合はAPS-C機にフルサイズ用のS-Lineを組み合わせる。
もしくは、今となっては軽量な部類かつ高画素のZ7シリーズとS-Lineの組み合わせを素直に楽しむ2パターンを提案します。
もっと、理想を言うと【約200g程度でコンパクトなS-Line単焦点】や【約675gでZ7IIIがEXPEED7で登場してくれること】です。
比較的、コンパクトなS-Lineでも今はNIKKOR Z 35mm f/1.8 Sが約73.0mm×86.0mmで約370gです。
難しいかもしれませんが、薄型単焦点ぐらいのサイズ感でS-Line単焦点が登場してくれるといいなと思っています。
現状、描写性能を求めると、フルサイズ用レンズを選ばざるを得ないため、せっかくのAPS-C機として携帯性を求めても結果として大きく重くなりまる。

APS-C機のセンサー側がS-Lineほどの品質を求めるのかという話は別問題として考える必要がありますが(笑)
DX用のS-Line投入は難しい?
少し気になったのは、フルサイズ対応のNIKKOR Z 50mm f/1.8 Sがキャッシュバックを含め6万円台で購入できる現状です。
これはかなりお買い得で【撒き餌S-Line】と勝手に呼んでいます(笑)
対して、DX用のS-Lineを作ったとして、NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sより高単価として成り立つのか疑問が出ます。
例え、コンパクトだとしてもDX用のS-Lineレンズが10万円となると多くの方は「NIKKOR Z 50mm f/1.8 Sでいいのでは?」となってしまうと思います。
メーカーとしても高単価な製品を今後も売りたいと考えるのが自然ですから、キャッシュバッグの最安だとしても約6万円と比較されてしまうDX用のS-Lineを今から作るのは得策ではないのかもしれないです。
もしDX(APS-C)用S-Lineが登場したら?
あくまで想像ですが、DX用のS-Lineレンズがあると、どうなるでしょうか。
APS-C(DX)機の人気が再熱
ニコンのAPS-CでS-Line(DX用|仮)を用いた撮影レポートなどが広がり、コンパクトなシステムながらも、ニコンらしい操作性に高精細な描写を気軽に楽しめる世界線は魅力があります。
特にストリートフォトや日常を意識したポートレートなど、携帯性と描写力を求めるAPS-C(DX)ユーザーにとって大きな魅力(選択肢)になるでしょう。
私はこの部分に大いに魅力を感じるひとりです。
S-Lineの認知拡大
今はS-Lineは少し勇気の入る買い物です。
フルサイズ機であれば、NIKKOR Z 24-120mm f/4 S がS-Lineレンズキットとして存在しますが、多くのS-Lineは「興味がある人が買ってね」という追加購入するレンズです。
もしZfcII(仮)やZ30II(仮)登場時にSE(スペシャルエディション)かつVR機構を搭載した小型なS-Lineが登場すると「S-Lineの凄さを知っている層」が大きく拡大されるだろうなと思います。
「S-Line、凄いとは聞くけど、わざわざ買うのもな」という層を、ガッサリとS-Lineの魅力に惚れ込ませるきっかけにもなるのではないかな?と考えてしまいます。
あとがき
現時点では存在しないAPS-C用(DX)のS-Lineレンズについて、皆さんはどう思いますか?
私はRX1R IIIに触れる中で「コンパクトかつワクワクする性能・描写は心躍る」と再認識したので、DX用のコンパクトなS-LineがZ30II(仮)と組み合わせることが出来ると良いなと夢見ています。
さすがに約250gは無理ですが、約500gならレンズ一体型カメラではなくともZ30II(仮)で代用できる領域だろうなとも思います。
「フルサイズ用にS-Lineは数多くあるので必要ない」という考えや「そろそろ、DX用のS-Lineがあっても面白そう」など皆さんの意見をYouTubeのコメント欄で教えてください。




















































































