こんにちは。
Jimaです。
今回は、2026年8月下旬から9月にかけて登場や発表があったカメラ関連のニュースを、メーカー別にまとめてお話ししていきます。
動画で解説
(YouTubeのURLを貼る)
ここ最近の印象
先に要点を言うと、ここ最近のカメラニュースを並べてみて、各社が一斉に「小さく軽く」へ舵を切ったと感じました。
これまでは、高性能なカメラやレンズほど大きく重くなるのが当たり前でした。
ところがこの1か月は、フルサイズのボディも、超望遠レンズも、広角の単焦点も、持ち歩けることを売りにした製品ばかりが並んでいます。
スペックの高さを競うよりも、どれだけ撮影に持ち出してもらえるかを競う段階に入ったという印象です。
少し引いて見ると、高性能で高価格なカメラやレンズは、各社ともここ数年で一通り出そろった一服感もあります。
もちろん、ニコンのZ9II(仮)のようなフラッグシップの発表は、私も待ち遠しく思っています。
とはいえ、物価の高騰や部品・材料の調達の難しさに加えて、今年の夏には令和8年熊本地震でイメージセンサーを作る工場が一時的に止まるなど、カメラを作る側にとって簡単な状況ではないと感じています。
私も以前、メモリーカードの価格が上がっている話を記事にしましたが、カメラに使われる部品全体で同じようなことが起きていると考えるのが自然です。

これはあくまで私の予想ですが、メーカーが今、新しい部品を大きく作り直すフラッグシップより、既存の技術を生かして小さく仕上げる製品に力を入れているのは、こうした事情も影響しているのではないかと見ています。
その影響は、手に入れやすさにも出てきています。
発売の延期、予約の集中によるお届けの遅れ、抽選販売と、魅力的な製品ほど欲しいタイミングで手に入らないケースが目立ってきました。
発表されたらすぐに買えるという時代ではなくなりつつあると感じています。
ニコンだけは、この記事を書いている時点でまだ正式な発表がありません。
ただ、小型のフルサイズ機を準備しているとみられる動きがあり、ニコンユーザーの私としては、この流れにどう加わってくるのかを一番楽しみにしています。
なので今回は、何が発表されたのかに加えて、いつ手に入るのかという視点も持ちながら読んでいただけると嬉しいです。

ちなみに、製品名・スペック・価格・発売日は、各メーカーの公式サイトとニュースリリースで確認した内容をもとに書いています。
ニコン|正式発表待ち
先に要点を言うと、ニコンからは2026年9月21日の時点で、新しいカメラの正式発表はまだありません。
ニコンの公式ページに出てきた型番
Z5IIC(仮)はニコンから正式に発表されていない機種です。
質量も、価格も、発売日も、この型番で本当に出るのかどうかも、今の時点では確定していません。
それでも私が注目しているのは、ニコンイメージングジャパンの「NIKON MEETUP」のページで、イベント機材を選ぶフィルターの項目に「Z5IIC」という表記が入っているのを私自身も確認したからです。
海外でも、ニコンドイツのサイトに発売記念キャンペーンとみられる告知画像が一時的に載り、その日のうちに削除されています。
ざっくり言えば、Nikon Z5IIをベースに、ファインダーの出っ張りをなくした小型のフルサイズ機ではないかとみられている型番です。

Cが意味するものとNikon Z30に近い立ち位置
名前に付く「C」が何を指すのかで、このカメラの性格はかなり変わります。
私がまず思い浮かべたのは、Compact、Cinema、Color、Casual、APS-Cの”C”あたりです。
Z5IIをベースにファインダーの出っ張りをなくすのであれば、Compactが一番分かりやすい候補です。
とはいえ、ニコンにはすでにZ CINEMAシリーズのNikon ZRがあるので、Cinemaだとすると役割が重なってしまいます。
ほかにもCを頭文字にした言葉で何か意味を持たせているのかなと、つい想像してしまいます。
ちなみに、ファインダーを持たないニコンのカメラといえば、APS-CのNikon Z30があります。
ファインダーがないのであれば、Z5IIC(仮)はフルサイズ版のNikon Z30、言い換えればZ30II(仮)のような位置づけとも見えてきます。
これはあくまで私の予想ですが、Z5の名前を冠している以上、上位機というより、フルサイズを身近にする入り口のカメラになるのではないかと見ています。
皆さんが思う「C」の意味も、YouTubeのコメント欄で教えてください。
私が一番気にしている質量
私が基準にしているのは500gです。
現行のNikon Z5IIは、バッテリーとメモリーカードを含めて約700gあります。
他社を見ると、同じくバッテリーとメモリーカードを含めて、ソニーα7Cが約509g、パナソニックのLUMIX S9が約486gです。
とはいえ、私が使っているNikon ZRはファインダーを搭載しないフルサイズ機でも、バッテリーとメモリーカードを含めて約630gあります。
ニコン自身の例を見ると、500gを切るのは簡単ではないというのが正直なところです。
ファインダーなしで撮ってきた実感
私はNikon ZRで1年近く、ファインダーなしの撮影を続けてきました。
明るい屋外では背面モニターが見えにくいこともありますが、体で少し影を作れば問題なく撮れています。
なので私は、ファインダーがなくなること自体を、機能が減ったとは考えていません。
これはあくまで私の予想ですが、静止画を軸にして動画向けの機構を省けば、500gに近づける余地はあると見ています。
価格については、Z5IIの横展開であれば20万円台に収まるのではないかと、私は勝手に思っています。

お買い得な価格で出てくるなら、私も買いたいと思っています。
ただ、30万円を超えるようなら、正直かなり悩みます。
Z5IIC(仮)については、こちらの記事で詳しくお話ししています。

キヤノン|EOS R8 Mark II が強い
先に要点を言うと、EOS R8 Mark IIは、EOS R8の小型・軽量という考え方を引き継ぎながら、ボディ内手ブレ補正とマルチコントローラーを加えたフルサイズ機です。
発表内容
キヤノンは2026年9月16日にEOS R8 Mark IIを発表しました。
- 発売日:2026年10月29日
- センサー:有効画素数最大約2420万画素のフルサイズCMOSセンサー
- 映像エンジン:DIGIC X
- 手ブレ補正:ボディ内5軸手ブレ補正を新搭載し、レンズとの協調制御で中央最大7.5段、周辺最大7.0段
- 連写:電子シャッター時にAF・AE追従で最高約40コマ/秒
- 質量:約546g(バッテリー・カード含む)
- 価格:オープン価格
協調制御は、ざっくり言えばボディとレンズの手ブレ補正を連携させて、より大きな補正効果を出す仕組みです。
キヤノンオンラインショップでの価格は、ボディ単体が275,000円です。
レンズキットは、RF24-105mm F4-7.1 IS STMが付くキットが324,500円、RF45mm F1.2 STMが付くキットが317,900円と報じられています。

デザインとユーザーの受け止め方
ひと目で分かる変化はデザインです。
キヤノンは、これまでの曲線を基調としたEOSのデザインを、直線と円弧を軸にしたシンプルな形に改めたと説明しています。
国内のユーザーの反応を見ると、この新しいデザインを歓迎する声と、丸みのあるキヤノンらしさが薄れたと感じる声に分かれています。
海外のレビューでは、ボディ内手ブレ補正とマルチコントローラーの追加を評価する一方で、バッテリーが引き続き小型のLP-E17であることや、カードスロットが1基であることを弱点として挙げる声が目立ちます。
ニコンユーザーから見た質量
EOS R8 Mark IIの約546gは、同じくバッテリーとカードを含めた数字で比べると、Nikon Z5IIの約700gより150g以上軽いです。
ファインダーを持たない私のNikon ZRの約630gと比べても、まだ軽い数字です。
ファインダーとボディ内手ブレ補正を備えながらこの質量に収めた点は、ニコンユーザーとして正直うらやましいと感じました。
意識しておきたい点として、初代EOS R8の約461gからは質量が増えており、1日中持ち歩くなら予備バッテリーを1個用意しておくと安心です。
ソニー|超望遠単焦点2本が強い
先に要点を言うと、ソニーはこの1か月で最も発表が多く、特に1kgを切る超望遠単焦点2本が話題の中心になっています。
FE 400mm F4.5 GM OSSとFE 600mm F6.3 GM OSS
ソニーは2026年9月にG Masterの超望遠単焦点レンズ、FE 400mm F4.5 GM OSSとFE 600mm F6.3 GM OSSを発表しました。
- 発売日:どちらも2026年10月9日
- 予約受付開始:2026年9月29日10時
- 市場推定価格:FE 400mm F4.5 GM OSSが50万円前後、FE 600mm F6.3 GM OSSが70万円前後(いずれも税込)
- 質量:FE 400mm F4.5 GM OSSが約994g、FE 600mm F6.3 GM OSSが約995g(いずれも三脚座除く)
- 長さ:FE 400mm F4.5 GM OSSが約242mm、FE 600mm F6.3 GM OSSが約263mm
- テレコンバーター:別売のSEL14TCとSEL20TCに対応し、最大でFE 400mm F4.5 GM OSSは800mm、FE 600mm F6.3 GM OSSは1200mmまで対応
ソニーは、どちらも同じ焦点距離と開放F値のクラスで世界最軽量としています。
ちなみにこれは、2026年9月の広報発表時点のソニー調べです。
ニコンユーザーとして気になるのは、NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sとの差です。
NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sは質量1390g(三脚座を除く)、全長約278mmなので、FE 600mm F6.3 GM OSSはそれより約400g軽い計算になります。

NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR Sが出たときも「600mmが手持ちで使える」と驚きましたが、そこからさらに400g近く削ってきたことに、ソニーの本気を感じました。
海外のレビューでも、FE 600mm F6.3 GM OSSは600mmのレンズとしては小型・軽量で、価格も抑えられていると評価されています。


FE 8-14mm F3.5 Fisheye G
FE 8-14mm F3.5 Fisheye Gは、ソニーのEマウントレンズとして初めての魚眼ズームレンズです。
8mmでは円形に写る円周魚眼、14mmでは画面いっぱいに写る対角線魚眼となり、これまで2本に分かれていた表現を1本で済ませられます。
- 発売日:2026年10月9日
- 市場推定価格:26万円前後(税込)
- 質量:約314g
- 最短撮影距離:0.15m(ズーム全域)
- 最大撮影倍率:0.22倍(望遠端)
- ズーム方式:インターナルズーム機構
インターナルズーム機構は、ざっくり言えばズームしてもレンズの全長が変わらない仕組みです。
ジンバルに載せたあとでバランスを取り直す回数が減るので、動画を撮る方にとっては選ぶ理由が作りやすい1本です。

FX5の発売時期
Cinema LineのプロフェッショナルカムコーダーFX5は、2026年7月22日に発表され、8月21日に発売される予定でした。
しかしソニーは8月18日、生産上の都合により発売を延期すると告知しました。
関連アクセサリーのDVF-EL1、XLR-H2、VMC-BNCU1も同じく延期となっています。
9月18日の改訂で、発売時期は10月下旬以降と案内されました。
具体的な発売日はまだ発表されていないため、仕事の予定に組み込む方は公式の続報を待つのが無難です。

パナソニック|S9向けのレンズが増える
先に要点を言うと、LUMIX S 20mm F2.5は、質量約142gという小ささが魅力のLマウント用超広角単焦点レンズです。
発表内容
パナソニックは2026年9月17日にLUMIX S 20mm F2.5(品番S-S20)を国内発表しました。
- 発売日:2026年10月下旬
- メーカー希望小売価格:84,700円(税込)
- カラー:ブラック、シルバー
- 質量:約142g(フロントキャップ、リアキャップを含まず)
- 全長:約40.9mm
- レンズ構成:9群11枚(非球面レンズ3枚、EDレンズ3枚)
- 最短撮影距離:0.18m
- フィルター径:62mm
- 防塵・防滴、マイナス10℃の耐低温設計
LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3の沈胴時、LUMIX S 40mm F2と全長やフィルター径を揃えているため、フィルターを共用できるのも特徴です。

ユーザーの反応を見ると、事前に情報がほとんど出ないまま発表されたこともあり、驚きの声が多く見られます。
海外のレビューでは、光学性能は突出していないものの、持ち運びやすさが大きな強みという評価が出ています。
LUMIX S9はバッテリーとメモリーカードを含めて約486gなので、このレンズを付けても700gを切る計算になります。
私の印象では、LUMIX S9に付けたままバッグに入れておいて、取り出してすぐ撮れる広角として選ぶレンズだと感じました。
描写力を求める方は、発売後の作例を見てから決めると失敗しにくいです。
OM SYSTEM PENが大人気
先に要点を言うと、OM SYSTEM PENは、PENシリーズで初めて防塵・防滴に対応し、電子ビューファインダーを内蔵したマイクロフォーサーズ機です。
発表内容
OMデジタルソリューションズは2026年9月9日にOM SYSTEM PENを発表しました。
- 発売日:2026年10月下旬
- 価格:オープン価格
- センサー:4/3型 Live MOSセンサー、有効約2037万画素
- ファインダー:約236万ドットのOLEDビューファインダー
- 手ブレ補正:ボディ内5軸、中央5.5段、周辺4.5段
- 耐環境性能:IPX1(防滴レンズとの組み合わせ時)
- 質量:393g(付属充電池およびメモリーカード含む)、本体のみ344g
IPX1は、ざっくり言えば真上から落ちてくる水滴に耐えられることを示す防滴の等級です。
OM SYSTEM STOREでの販売価格(税込)は、ボディ単体が148,500円、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IIIが付くレンズキットが165,000円、M.ZUIKO DIGITAL ED 40-150mm F4.0-5.6 Rも付くダブルズームキットが176,000円です。
ちなみに販売店によっては、公式ストアより安い価格で予約を受け付けているところもあります。

市場の反応
予約開始後すぐに、OMデジタルソリューションズは予約が非常に多く、一部のお客さまへのお届けが11月以降になる場合があると告知しました。
対象はボディ、M.ZUIKO DIGITAL 14-42mm F3.5-5.6 IIIレンズキット、バッテリーBLS-7、充電器BCS-7です。
海外のレビューでは、小さなシステムとしての魅力を評価する声がある一方で、AFには課題があるという指摘も出ています。

発表から間もなくお届け遅れの告知が出たのは、それだけ「こういうカメラを待っていた」という方が多かった表れだと私は受け止めています。
購入前に確認したい点
意識しておきたい点として、記録メディアはSDのUHS-Iまでの対応で、USB PDにも対応していません。
動きの速い被写体を連写で追う撮り方よりも、散歩や旅行で1枚ずつ撮る使い方で活躍できるカメラです。
リコー|欲しい、買いたい、買えるの?
先に要点を言うと、リコーは30周年の記念モデルと、40mm相当の新しいGRの開発を続けて発表しました。
RICOH GR IV 30th Anniversary Edition Kit
RICOH GR IV 30th Anniversary Edition Kitは、GRシリーズ誕生30周年を記念した限定モデルです。
- 発売日:2026年10月21日
- 数量:全世界6,000台限定
- 価格:オープン価格、市場想定価格は26万円前後
- リコーイメージングストアでの販売価格:259,800円(税込、抽選販売)
RICOH GR IVをベースに、シャッターボタンと背面の各ボタンに初代GR1をイメージした塗装色を採用しています。
GR1のレンズ周りをイメージしたダイヤカット仕様のリングキャップ、電源オフ時の専用終了画面も特徴です。
キットには、本革フィンガーストラップGS-4(30th)、メタルホットシューカバーGK-2(30th)、全16種類のピンバッジが同梱されます。
撮影性能は通常のRICOH GR IVと同じなので、デザインと付属品に価値を感じるかどうかで選ぶモデルです。

RICOH GR IVxの開発発表
リコーイメージングは2026年8月27日、RICOH GR IVxの開発を発表しました。
新開発のGRレンズを搭載し、35mm判換算で40mm相当の画角になります。
発売時期は2026年冬以降の予定で、価格は未定です。
あわせて、現行のRICOH GR IIIx、GR IIIx HDF、GR IIIx Urban Editionは、調達部品の終了にともない、2026年10月中の出荷分で製造完了となる見込みと案内されています。
ここでも「調達部品の終了」という言葉が出てくるのは、冒頭でお話しした部品や材料の事情とつながっているように感じました。
ユーザーの反応を見ると、これまでGRの抽選に外れ続けてきた経験から、RICOH GR IVxは予約順で販売してほしいという声が多く見られます。

正直に言うと、今回のニュースの中で私の大本命はRICOH GR IVxです。
28mm相当のRICOH GR IVとは違う、40mm相当の画角でスナップを撮りたいという気持ちがずっとあります。
かなり欲しいと思っている一方で、発売されても本当に買えるのかという供給の不安も同じくらい大きいです。
正式発表では、価格と一緒に、販売方法が予約順なのか抽選なのかを真っ先に確認するつもりです。
40mm相当のGRを考えている方は、RICOH GR IIIxの在庫を追うか、RICOH GR IVxの正式発表を待つかを早めに決めておくと答えが出やすくなります。

まとめ
今回の1か月は、ひと言でいうと各社が小型・軽量な機材で撮影に持ち出してもらうことを競った期間でした。
EOS R8 Mark IIとOM SYSTEM PENは、持ち歩けるボディに手ブレ補正や防塵・防滴を入れてきた点が魅力です。
FE 400mm F4.5 GM OSSとFE 600mm F6.3 GM OSSは、超望遠を手持ちで使う撮り方を一気に身近にする2本です。
一方で、FX5の発売延期やOM SYSTEM PENのお届け遅れ、GRの抽選販売のように、欲しいタイミングで手に入らないケースも増えています。
物価や部品の事情を考えると、この傾向はしばらく続くと考えておいたほうが良さそうです。
私自身の大本命はRICOH GR IVxで、その次に気になっているのがZ5IIC(仮)です。
どちらも、価格と、発売後に本当に手に入るのかを見てから決めるつもりです。
購入を考えている方は、スペックだけでなく、発売日と入手しやすさまで含めて確認してから決めると、後悔しにくいと思います。
皆さんが今回の発表で一番気になった製品を、YouTubeのコメント欄で教えてください。
