こんにちは。
Jimaです。
今回は、メモリーカードの価格高騰と、Nextorageが始めた認定整備品という新しい選択肢について解説します。
動画で解説
全体像と私なりの考え
カメラで写真や動画を記録するメモリーカードが、ここ最近ぐっと値上がりしています。
理由はカメラ業界の事情ではなく、AI関連の需要が世界中で急拡大していることにあります。
そんな中、メモリーカードを手がけるNextorageが公式の直販サイトを立ち上げ、検査を通過した製品を新品より約30%安く販売する取り組みを始めました。
なぜ値上がりしているのかという背景から、その新しい購入先が私たちカメラユーザーにとってどう役立つのか、そして買う前に何を確認しておけばよいのかまでをお伝えします。

先に要点を言うと、認定整備品は必ずしも一番安い選択肢とは限りません。
メーカー自身が品質をチェックし、購入日から3か月間の製品保証も付くという安心感は大きな魅力です。
そのうえで、自分の撮影スタイルに必要なスペックを見極め、ほかの販売店の新品価格と比べて選ぶことが大切だと感じています。
メモリーカードが値上がりしている背景
ここ数年、SDカードやCFexpressカードの店頭価格が上がっているのを実感しています。
数年前から生成AI向けデータセンターの需要が急拡大しており、NANDフラッシュの生産能力がそちらへ優先的に振り向けられているという状況が背景にあります。
半導体メーカーは、利益率の高いAI関連製品の生産を優先する傾向にあり、その結果、SDカードやCFexpressカードといった一般消費者向けの製品にまで生産の余力がまわりにくくなっています。
カメラに限らずパソコン関係でも半導体関係の部品が軒並み高騰化しています。
AI向けの需要は当面続くと見られており、メモリーカードの価格がすぐに以前の水準へ戻るとは考えにくい状況です。
これはあくまで私の予想ですが、高速連写や高画素撮影が主流になっていくカメラの進化を考えると、メモリーカードの確保はこれからますます重要になっていくはずです。
メモリーカードの認定整備品とは
そんな中、メモリーカードを製造・販売するネクストレージが「Nextorage Direct」という直販を始めました。
その直販の中では、認定整備品というものがあります。
認定整備品とは、返品やパッケージ不良などの理由で回収された製品をメーカーが定める厳しい品質チェックを通過した製品だけが認定整備品として販売され、検査を通過した製品には「R」の刻印が入っています。

対象製品とラインナップの価格帯
現時点でNextorage Directの認定整備品として扱われているのは
- CFexpress Type A
- CFexpress Type B
- SDカード UHS-I
- SDカード UHS-II
SSDについては、今のところラインナップには含まれていません。
認定整備品は回収された製品が対象になっているので、数量が限定されており、品質認定が終わった製品から順次販売される形になっています。

これはあくまで私の予想ですが、今後SSDを含めた新しいラインナップが加わったり、人気の型番が売り切れるとページ自体がなくなったりすることも考えられます。

欲しい型番や容量がある場合は、こまめにサイトをチェックしておくとよさそうです。
保証内容と外観についての注意点
今回のネクストレージが始めた認定整備品は同等スペックの新品と比べて約30%安い価格で購入できる点が大きな特徴です。
保証期間は購入日から3か月間。
返品の場合は交換ではなく返金対応のみという点は確認しておきたいところです。
また、商品の表面には検査時についた傷などがある場合があると案内されています。
実用上は問題ないことが確認済みとされていますが、外観の小さな傷が気になる方は意識しておきたい部分だと思います。
ちなみに、Nextorage Direct限定のキャンペーンや特別販売も、今後展開される予定とのことです。
メーカー直販の魅力と購入前に確認したいこと
メモリーカードをに限ったことではないですが、信頼できる購入先で購入できるのは大事なことです。
私はメモリーカードについて、メーカー(信頼)や品質、書き込み速度にこだわって選ぶべきだと考えています。
iPhoneなど他ジャンルの製品でも、メーカー認定整備品という選択肢があると、一般的な中古の販売店より少し割高でも信頼できる購入先から手に入れられるという安心感があります。
Nextorage Directも同じように、メーカー自身が検査した製品を直接購入できるという点で、選択肢として魅力を感じています。
新品の価格が上がり続けている状況では、約30%安く購入できる選択肢があること自体がありがたく、浮いた分の予算をレンズやボディといった他の機材に回すという考え方もできます。
新品価格と比較してから判断したいこと
とはいえ、認定整備品だからといって必ず安く買えるとは限らない状況も生まれています。
例えば、NX-F2CL 512GBの場合、認定整備品の価格は15,106円です。


ヨドバシカメラでの定価は23,980円ですが、値引きやポイント還元を含めると実質13,086円相当になることもあります。
このように、新品のほうが認定整備品より安くなる場合も、ごく稀にあります。
欲しい容量や型番が決まっている場合は、まずこうした販売店での新品価格を確認したうえで、Nextorage Directの認定整備品の価格と見比べ、実際に30%引きの恩恵を受けられているかを確認することが大切です。
新品を選ぶか、価格を抑えた認定整備品で十分と考えるかは、天秤にかけて購入先を選ぶくらいの意識で十分だと思います。
メモリーカードで意識したいこと
私は今後も、メモリーカードはメーカー(信頼)と品質、書き込み速度を軸に選んでいくつもりです。
高画素や高速連続撮影、あるいは高画質な動画を収録する場合は、メモリーカードが足かせとならないように書き込み速度や信頼性を重視した高スペックなメモリーカードが必要になります。
一方で、一枚一枚静かに写真を撮る程度の使い方であれば、特別に高スペックなメモリーカードを選ぶ必要はないと感じています。
大事なのは、自分自身がメモリーカードにどこまでの性能を求めているのかを、あらかじめ把握しておくことだと思います。
また、消耗品である以上、メモリーカードがいつか寿命を迎えること自体は仕方がないことですが、落下や強い衝撃といった外的な要因で壊れてしまうことは、日頃の扱い方次第で防げる部分でもあります。
今持っているカードをこれまで以上に丁寧に扱い、使える期間を少しでも長く保てるよう意識していくつもりです。

価格が高騰している時期だからこそ、購入先の選択肢を普段から知っておくことが役立ちます。
意識しておきたい点として、メモリーカードの高騰がこの先も続くとなると、カメラ本体に大きなメモリー領域を搭載した機種が増えていくのは、しばらく見込みにくいのだろうと感じています。
世界的な半導体の需給状況やトレンドを踏まえると、頭では仕方のない流れだと理解できますが、私自身はどこか寂しさも感じています。

まとめ
Nextorage Directは、Nextorageが8月18日に始めた、認定整備品を扱う直販サービスです。
メーカー自身の検査と3か月間の保証が付いたうえで、同等スペックの新品より約30%安く購入できる可能性がある点が良かった点です。
一方で、ほかの販売店の新品価格と比べたうえで判断することや、外観に検査時の傷が残る場合があることは意識しておきたいところです。
価格高騰がすぐに落ち着くとは考えにくい状況だからこそ、今あるカードを大切に使いながら、こうした購入先の選択肢を知っておくことが、これからのメモリーカード選びの判断材料になるはずです。
皆さんのメモリーカードについての印象をYouTubeのコメント欄で教えてください。
