こんにちは🌟
写真家のJimaです(^^)
はじめに
皆さんもお気づきだと思いますが、近年はデジタルカメラや交換レンズの価格が確実に上がっています。
新品だけでなく中古市場までもが値上がりし、これまでの「発売から数ヶ月で価格が落ち着く」という常識は通用しなくなってきています。
物価高や円安に加え機能が大きく向上しているなど要因は数多く考えられます。
さらに来年以降は半導体不足が加速し、数年にわたってAIブームの初期投資が大手企業で落ち着くまで、もしくは新たな部材や供給の形が実現されるまで続くことが予想されます。
こういった中、私たちが写真撮影を楽しむデジタルカメラも間接的に価格高騰の影響を受けるだろうという予想と私なりのカメラ、レンズの買い方に対する考えを共有します。
半導体争奪戦が価格を押し上げる
現代のカメラは静止画、動画どちらも優れた性能、高速処理を実現するため最先端の技術や部材を利用しています。
昨年あたりから、メモリーカード事業の担当者さんから「そろそろ、半導体が高騰するよ」と話を聞いていたことですが、いよいよ現実となりそうです。
この冬(2025年の冬)からAI事業に投資の活発化による半導体需要が爆発的に増加していること、カメラメーカーも他業界と激しい半導体を含めた争奪戦に突入すると予想されます。
半導体を含めた部材の需要が増える
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製造コストが間接的に増える
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カメラ側の販売価格も高騰してくる
カメラに限った話ではないですが、今後は半導体を含めた部材の安定確保が難しい限り、価格は下がりようがないという構造ができあがってしまいました。
スマートデバイス化によるコスト増
現代のカメラは「ただ、写真を撮るだけ」ではありません。
カメラ側に任せるだけで色や露出等が安定して快適に撮影が出来る強みが増しています。
さらに通信機能の強化やタッチパネルの精度やレスポンス向上など様々な部分でデジタルガジェット化しつつあります。
今後は値下げを期待できない時代へ
正直な所、数年前は発売から半年、一年経てばカメラは値下がりが期待できました。
しかし近年は値下げが期待できないどころか、人気機種は供給量が限られており入手困難であること。
更には発売後に値上げする機種も珍しくありません。
ドル円100円時代に向かうのであれば話は変わるかもですが、現状はドル円150円前後から200円弱を推移するだろうなと予想しています。
なので、市場変化として
過去 → 値下がりが前提
現在 → 値上がりすることも
未来 → 値下げを待つ戦略が通じずらい時代
賢い購入戦略と判断基準
これは私たちが直接、どうこうできる問題ではありません。
時代の流れであり、価格高騰時代を迎えるうえで損をしないためには買い方を見直す必要があります。
当チャンネルでも度々取り上げていますが、大切なのは「自分に合った優先順位」を整理することで。
| ユーザータイプ | 向いている戦略 | 判断ポイント |
|---|---|---|
| 一台を長く使いたい | 長寿命モデルを選び使い倒す | 将来の値下げは期待しない |
| 新機能を最速で楽しみたい | 迷わず早期購入 | 待つほど値上げリスク |
| コストを抑えたい | キャッシュバック時期を狙う | 時期選びが重要 |
私が意識して欲しいなと思う点は
□ 本当に必要な性能が揃っている機種なのか
□ 頑丈で長く使える機種なのか
□ 中古で売却時の値崩れに耐えうる機種か
□ キャッシュバックの活用、期待できる機種か
□ 値上がり前に決断する勇気があるか
あとがき
これからのカメラ市場では、半導体市場の急激な高騰だけではなく長期的な価格高騰と供給不安が続くと予想されます。
しかし、それは同時に「価格は高くなったけど、必要な部材をシッカリ選んで高性能化を図ってるよ」というメーカーの動きでもあります。
納得して購入することができれば、撮影を長く支えてくれる相棒になると思います。
高騰時代でも賢く選び、最高のカメラ体験を楽しめるよう私も情報を発信していこうと思います。
