こんにちは。 Jimaです。
今回は、Apple公式サイトに一時的に載っていた未発表カメラ「Z70(仮)」について、期待を込めて私なりの見方を整理します。
現時点での私の見立て
今回の「Z70(仮)」は、Apple公式サイトのProRes RAW対応製品一覧に一時的に載っていた、ニコンの未発表機とみられる型番です。
一眼レフのD7000系統が担っていた場所が、Zマウントではまだ空いたままになっている。
そこに収まる型番として、私はこのZ70(仮)の登場を素直に期待しています。
ただ、確定した情報はまだ何もありません。
そのうえで私が続報を待つときに見ているのは、記録メディアの形式、発表時期、そしてバッテリーの系統という3つです。
まずは、今回の話がどこから出てきたのかというところから見ていきます。
Apple公式サイトに一瞬だけ載った「Z70(仮)」という型番
きっかけは、噂サイトの予想ではなくApple公式サイトの製品一覧でした。
一覧に並んでいた5機種
このページはApple ProResとProRes RAWの使用が承認された製品をまとめたもので、ソフトウェアや周辺機器、カメラがメーカーごとに並んでいます。
ニコンの欄には5機種が載っており、上から「Z6III」「Z70(仮)」「Z8」「Z9」「ZR」という順でした。
ちなみに、Z6III、Z8、Z9はフルサイズ機で、ZRはシネマカメラです。
APS-C機とみられるZ70(仮)がその中に挟まっているのは一見不自然ですが、この一覧はクラス分けをせず型番の順で機械的に並べているだけのようです。
今回は噂とは性質が違う
これまでZ70(仮)という名前が出てくるときは、たいてい予想サイトが読者の希望を交えて語る形でした。
とはいえ今回は、Appleというメーカー側の公式ページに実際の文字として載っていたという違いがあります。
今は消えているという事実
お伝えしておきたいのですが、この「Z70(仮)」の記載は現在Apple公式サイトから消えています。
私が確認したときには載っていましたが、その後まもなく一覧から外されました。
そう考えると、そもそもAppleが入力を間違えて掲載し、気づいて修正しただけという可能性も残ります。
とはいえ、今年の年始にはこの一覧に「Z70(仮)」の記載がなく、その後になって加わったうえで消えているという経過をたどっています。
入力ミスなら別の型番に直すという形になりそうなものが、項目ごと消えているという点も気になるところです。
私はどちらかといえば、発表前の情報がうっかり先に出てしまったのではないかと見ています。
D3000・D5000・D7000から見るZ70(仮)
Z70(仮)という数字は、一眼レフ時代の型番の並びに当てはめると素直に読み解けます。
私が3系統すべてを使って学んだこと
私は学生時代からカメラにのめり込んでいて、D3000系統、D5000系統、D7000系統をすべて買って使ってきました。
3000番台はガイド機能を備え、操作を覚えながら撮れるエントリーモデルという位置づけです。
5000番台はバリアングルモニターを備え、ローアングルや自分撮りまで撮影の幅を広げたミドルクラスでした。
7000番台は防塵防滴とSDカードのダブルスロットを備え、屋外で長時間撮る方に向けた上級者向けの1台でした。
D3000系統とD5000系統は下取り価格も安く、今でも手元に残しています。
一方でD7000系統は、D750というフルサイズ機にステップアップするときに下取りに出しました。
各世代を使い分けたことで、カメラ本体側のスペック差を自分の手で実感できたのは、私にとって良い学びになりました。
Zマウントで空いている場所
Zマウントに置き換えると、Z30がエントリーの3000番台、Z50とZ50IIが5000番台に近い位置にいます。
一方で、7000番台に相当するDXフォーマットの上級機は、Zマウントではまだ登場していません。
この空白を埋める型番としてZ70(仮)という数字が出てきたと考えると、置き場所としてぴったりはまります。
D500という特別枠がミラーレスでどうなるか
ここが、私が今回いちばん考え込んだところです。
D500は7000番台の延長ではない
D500という型番も一眼レフには存在していましたが、これは7000番台の延長ではありません。
同じ2016年に発売されたフルサイズのフラッグシップ機D5と数字を揃えた、DXフォーマットのフラッグシップという特別枠のモデルでした。
3000・5000・7000という並びの外側にいる存在だと理解しておくと、Z70(仮)の見立てが変わってきます。
2つに分かれる可能性
これはあくまで私の予想ですが、Z70(仮)がD7000系統のミラーレス版だとすると、その先の話が2つに分かれます。
D500に相当する特別枠のミラーレスが別のタイミングで出てくるのか、それともニコンはD500相当のAPS-C機を作らず、Z70(仮)1台に集約させるのか。
意識しておきたい点として、後者だった場合、Z70(仮)はD7000系統の後継でありながら、D500世代が求めていた連写や被写体の追従まで背負う1台になります。
私としては、そうなってくれるならDXフォーマットを選ぶ理由がまた1つ増えると感じています。
ProRes RAW対応が示す動画性能とメモリーカード
ProRes RAWを内部記録できるニコン機は、今のところ4機種しかありません。
4機種に共通している条件
対応しているのは「Z6III」「Z8」「Z9」「ZR」の4機種で、いずれも積層型または部分積層型のセンサーを積んだモデルです。
Z6IIIは部分積層型のセンサーで6KのProRes RAW HQをカメラ内に記録でき、Z9は4.1K 60pまで対応しています。
ちなみに、Z7IIのようにProRes RAWの内部記録に対応していない機種は、そもそもこの一覧に載る理由がありません。
記録メディアがCFexpress Type Bになりそうな理由
Z70(仮)が本当にProRes RAW対応機として登場するなら、DXフォーマットのミラーレスとして初めてこの4機種の仲間入りをすることになります。
ProRes RAWは1秒あたりのデータ量が大きく、Z6IIIではニコンが動作確認済みのCFexpress Type Bカードを使うよう案内されています。
そこから考えると、Z70(仮)もSDカードだけでは書き込みが追いつかず、CFexpress Type Bカードでの運用が中心になると私は予想しています。
Z50IIまでのDX機はSDカードのシングルスロットでしたので、ここが変わるならカード代も含めた買い替えの計画が必要になります。
秋の発表が濃厚だと考える理由
発表の時期については、私は秋ごろになる可能性が高いと見ています。
DX機と大型モデルの発表が並ぶ時期
Z50が発表されたのは2019年10月10日、Z50IIは2024年11月7日で、いずれも秋から初冬にかけてでした。
フラッグシップのZ9も2021年10月28日の発表です。
ニコンが大きな動きを見せる時期として秋を選ぶ傾向は、私の印象としてかなり強く残っています。
今回のタイミングとの重なり
Apple公式サイトへの掲載が今年の夏に確認されたことを踏まえると、そこから数か月というタイミングは過去の秋発表のパターンと重なって見えます。
これもあくまで私の予想ですが、今年の秋にはティザーや開発発表といった動きが出てくるのではないかと考えています。
バッテリーがEN-EL25系統かEN-EL15系統かという注目点
バッテリーの系統は、Z70(仮)がどのクラスを狙っているかを読み取る手がかりになります。
現行DX機が使うEN-EL25系統
Z50、Z50II、Zfc、Z30といった現行のDXフォーマットのミラーレス機は、いずれもEN-EL25系統のバッテリーを採用しています。
小型軽量なぶん、Z50の撮影可能コマ数はファインダー使用時で約280コマという数字にとどまります。
上位機が使うEN-EL15系統
一方、D500やD7000系統の一眼レフ、さらにZ6IIIやZRといった上位のミラーレス機はEN-EL15系統を使っています。
ZRに付属するのはEN-EL15cで、EN-EL15系統は一眼レフ時代から長く使われてきたぶん、手元に予備を持っている方も多いはずです。
Z70(仮)がD7000系統のミラーレス版として本格的な性能を持つなら、私はEN-EL15系統を選んでくる可能性の方が高いと予想しています。
ちなみに私の場合、EN-EL15系統もEN-EL25系統もどちらも数多く持っています。
ミラーレスはバッテリーの消耗が早いので、機種ごとに複数本ずつ揃えるようにしてきました。
そのためZ70(仮)がどちらの系統でも困らない状態ではありますが、D7000系統やD500から乗り換える方にとっては、EN-EL15系統なら手持ちをそのまま使える場合があり、買い替えの計算がしやすくなります。
Z50IIとの違いと、Z70(仮)を待つ方の顔ぶれ
Z50IIとZ70(仮)は、同じDXフォーマットでも最初から別の層を見ている2台に見えます。
Z50IIは十分に良いカメラだからこそ
Z50IIは有効画素数が約2088万画素で、画像処理エンジンにZ9と同じEXPEED 7を積みながら、ボディ内手ブレ補正は搭載していません。
ボディ単体で税込145,200円という価格に対して、9種類の被写体検出AFや秒間30コマのハイスピードフレームキャプチャーまで入っているのは、かなり思い切った構成だと感じます。
私はZ50系統を十分に良いカメラだと思っているので、だからこそZ70(仮)でどこまで進化してくるのかが気になります。
正直なところ、私はZ50よりも軽いカメラの登場に期待しているのですが、Z50より高スペックになるなら小型軽量は難しいだろうとも思っています。
Z70(仮)が向いていそうな方
Z70(仮)がD7000系統のミラーレス版として登場するなら、想定される購入層はZ50IIとはっきり分かれてきます。
野鳥やモータースポーツなど動く被写体を追う方、雨や砂ぼこりのある屋外で長時間撮る方、そしてD7000系統やD500からの買い替え先を探している方。
このあたりの方にとっては、Z50IIでは手が届かなかった部分を埋める1台になりそうです。
まとめ
Z70(仮)は、Zマウントで空いたままだったD7000系統の場所に収まる、DXフォーマットの上級機になると私は見ています。
型番の並びに無理がなく、Apple公式サイトという予想サイトとは違う場所から名前が出てきた点も、期待できる材料です。
とはいえ、価格もサイズも質量もまだ何ひとつ分かっておらず、ProRes RAW対応が本当ならCFexpress Type Bカードの費用が別途かかる点は覚悟しておきたいところです。
私自身、Z70(仮)が出たら買いたいと思っています。
ただしZ50IIをすでに持っているので、価格とどの程度の違いがあるかを見てから判断するつもりです。
何か新しい機能があるなら迷わず買いたい、というのが今の正直な気持ちです。
