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タムロン 12-20mm F2.8(Model A084)が発表【気になる NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S との選び方】

こんにちは。

Jimaです。

今回は、タムロンから登場したニコンZマウント用の超広角ズームレンズ 12-20mm F2.8(Model A084)の話です。

先に結論

このレンズは、ニコンZマウントで焦点距離12mmから20mmの超広角を、ズーム全域で開放F値2.8で撮れる1本です。

長年、ニコン Zマウントは超広角レンズの選択肢が少ないとなっていた部分にタムロンが新たな製品で参加した形です。

12-20mm F2.8(Model A084)は、585gの軽さと、12mmという広さを両立している点が魅力です。

購入前のポイントは、広角端12mmの2mm分をどれだけ必要とするか、そしてニコン純正の安心感やフィルター運用と天秤にかけて考えることです。

どういったレンズか

焦点距離12mmから20mm×開放F値2.8一定

最大の特徴は、12mmから始まる超広角の画角です。

14mmや16mmでも十分に広いのですが、12mmはさらに幅広い空間を大きく取り込めます。

そのうえでズーム全域の開放F値2.8を維持しているため、星景や夜景、室内でも明るさを保ちやすいです。

585gの小型軽量設計

ニコンZマウント用の質量は585g、長さは121.3mmです。

12mmスタートでズーム全域の開放F値2.8を持つレンズとしては、かなり軽い部類だと感じます。

最大径はφ90mm、レンズ構成は12群17枚です。

広角端12mmでの最短撮影距離は0.18m、望遠端で0.28mと、近接にも寄れます。

純正 NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S とのサイズ差

ここは正直にお伝えしておきたいのですが、純正の NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S と比べて、サイズや質量の差は大きくありません。

TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)は、ニコンZマウント用で質量585g、長さ121.3mmです。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S は、質量が約650g、最大径88.5mm、長さ124.5mmです。

質量の差は約65g、長さの差は約3mmです。

つまり、純正より大幅に小さく軽くなるレンズではありません。

ほぼ同じサイズ感のまま、広角端が14mmから12mmへ2mm広がる、という受け止め方が実態に近いです。

携帯性そのものより、12mmの広さや価格に価値を感じるかどうかで選ぶと、判断を誤りにくくなります。

リアフィルターホルダーと固定式フード

前面のねじ込み式フィルターには対応せず、リアフィルターホルダーを搭載しています。

レンズフードは固定式の花型で、レンズキャップはロック付きです。

AF駆動はリニアモーターフォーカス機構VXDで、TAMRON Lens Utilityにも対応します。

ニコンZマウント用は、ソニー Eマウント用の絞りリングにあたる部分がコントロールリングになります。

簡易防滴構造と防汚コートも備えており、屋外での撮影を想定した作りになっています。

参考

出典:株式会社タムロン
超広角ズームレンズ「12-20mm F2.8 (Model A084)」ソニー Eマウント用、ニコン Z マウント用発売 | ニュース | TAMRON(タムロン)
タムロン写真用レンズのニュース「超広角ズームレンズ「12-20mm F2.8 (Model A084)」ソニー Eマウント用、ニコン Z マウント用発売」です。タムロンのニュースではトピックやお知らせ、新製品情報、イベント、キャンペーンなど500
ヒューマンタッチ ― タムロンのレンズデザイン哲学 | TAMRON
手に取る人の感性に響く、タムロンのデザインコンセプト。ヒューマンタッチの思想、進化の歴史、細部へのこだわりを通じ、レンズに込めた想いと揺るぎない価値を語ります。
タムロン ニコン Z マウント用レンズラインアップ
ミラーレスカメラにスマートなレンズ選びを。光学系を新設計した、タムロンのZマウント用レンズのラインアップサイトです。どこへでも持ち出しやすいこのレンズが、撮影をもっと面白くします。
NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S – 概要
ニコンのフルサイズフォーマットNIKKORレンズ「NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S」の製品ページ。カメラ、レンズ、アクセサリーなどの製品特長、主な仕様、撮影サンプル、関連製品に関する情報も。


価格とニコン純正との差

要点を先に言うと、純正の NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S と価格が近く、実質価格では純正が下回る場面もあります。

ニコンZマウント用の希望小売価格は399,960円(税込)です。

発売日は2026年8月27日です。

ヨドバシカメラでの販売価格は352,000円(税込)で、10%のポイント還元35,200円相当を差し引くと、実質316,800円相当になります。

比較対象になるのが、ニコン純正の超広角ズームレンズ NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S です。

こちらはニコンダイレクトの販売価格が348,700円で、10%オフクーポンを使うと313,830円になります。

キャッシュバック期間であれば2万円が戻ると考えると、293,830円相当まで下がります。

価格だけを並べると、純正のほうが少し安く手に入る場面もあるという状況です。

項目TAMRON
12-20mm F2.8
(Model A084)
NIKKOR Z
14-24mm f/2.8 S
NIKKOR Z
14-30mm f/4 S
焦点距離12-20mm14-24mm14-30mm
開放F値F2.8(ズーム全域)F2.8(ズーム全域)F4(ズーム全域)
質量585g約650g約485g
前面フィルター非対応
(リアフィルターホルダー)
112mm
(フード使用時)
82mm
価格の目安約316,800円相当
(ヨドバシ実質)
約293,830円相当
(クーポン+CB時)
実売15万円台から

価格は記事作成時点の目安です。
ポイントやクーポン、キャンペーンの条件で変わります。

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ライセンス契約の記載について

意識しておきたい点として、サードパーティー製レンズでは、マウントのライセンス契約のもとで開発・製造されているかどうかが気になる方もいます。

最近は製品情報でこの記載が省略される場面もありました。

今回のプレスリリースでは、株式会社ニコンとのライセンス契約のもとで開発・製造・販売されていることが明記されています。

この点は、Zマウントで安心して使ううえで嬉しい情報だと感じました。

前玉の保護をどう考えるか

超広角レンズは前玉が前に張り出しやすく、保護をどうするかが悩みどころになります。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S は、フード側に112mmのプロテクトフィルターを装着できます。

一方でTAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)は、公式仕様で前面のフィルター径が設定されておらず、リアフィルターホルダーを搭載しています。

前面にねじ込み式のフィルターを装着できないため、フィルター運用はリアフィルターホルダーが前提になります。

前面は固定式の花型フードとロック付きレンズキャップで守る形です。

メーカーに確認したところ、フード内側には溝がありますが、フィルター取付用ではないとのことです。

フード内側の溝を見てフィルターを付けられそうだと感じる方もいますが、前玉を保護フィルターで守る運用は想定されていないため、扱いには少し気を配りたいところです。

純正で扱いやすいフィルター運用を求めるなら、NIKKOR Z 14-30mm f/4 S も候補になります。

こちらは前面に82mmのねじ込みフィルターを直接装着でき、市販の丸型NDや偏光フィルターをそのまま使えます。

NDやソフトフィルターを多用する方は、リアフィルターで何が使えるかを発売後に確認しておくと判断がしやすくなります。

どんな人に向いているか

先に要点を言うと、このレンズは人によって印象が大きく変わる製品だと感じています。

広角端12mmの広さがどうしても欲しい方には、Zマウントで待望の選択肢になります。

ニコン純正の安心感やサポートを重視する方は、NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S のほうが候補にしやすいです。

純正で軽さと価格を優先する方には、約485gで実売価格もおおむね15万円台からの NIKKOR Z 14-30mm f/4 S も選択肢に入ります。

ただし NIKKOR Z 14-30mm f/4 S は開放F値がズーム全域で4のため、星景や夜景での明るさは開放F値2.8の TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)に譲ります。

携帯性を重視する方には、TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)の585gという軽さが登山や旅行での持ち運びやすさにつながります。

TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)が向く方
  • 広角端12mmの広さがどうしても欲しい方
  • 明るい開放F値2.8で星景や夜景を撮りたい方
  • 12mmの広さと価格のバランスを重視する方
  • 後継機を待たず、いま12mmを使いたい方
慎重に選びたい方(別の選択が向く方)
  • ニコン純正の安心感やサポートを最優先する方
  • 前面にねじ込みフィルターを多用したい方
  • 望遠側の24mmまで必要な方
  • 星景で点像再現性や周辺減光を厳しく見る方
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NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S II(仮)を待つかどうか

ニコンの大三元ズームでは、後継のII型がどこで出てくるかに注目が集まっています。

私自身も、ニコンが近いうちに NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S の後継を出してこないかが気になっています。

NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S の登場は2020年10月で、すでに約6年が経っています。

ここからは私の予想になりますが、大三元の広角側もいずれ新しくなる可能性はあると考えています。これはあくまで私の予想です。

出るかどうかわからない後継機を待つより、いま12mmを使いたいのであれば、つなぎとして TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)を導入する割り切りも良いと思います。

仮に後継機が登場しても、入れ替えるほどの差でなければ、そのまま TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)を使い続ければ済みます。

描写で気に留めておきたい点

意識しておきたい点として、星景撮影では点像再現性や周辺減光が気になる場合があります。

どこまで許容できるかは、撮る対象や仕上げの好みによって人それぞれ変わります。

このレンズは光学性能を無限遠での撮影に合わせて調整したとされており、星景を強く意識した設計です。

発売後の実写作例で、四隅の点像や周辺の明るさを自分の目で確認してから判断すると、後悔が少なくなります。

まとめ

TAMRON 12-20mm F2.8(Model A084)は、ニコンZマウントで12mmから20mmの超広角を、ズーム全域の開放F値2.8で使える超広角ズームレンズです。

585gの軽さと12mmの広さ、そしてニコンとのライセンス契約が明記されている点は、安心して選びやすい材料だと感じました。

一方で、前面にねじ込み式フィルターを装着できずリアフィルターホルダーが前提になることや、望遠端が20mmまでであること、星景での点像再現性や周辺減光の許容範囲は、事前に確認しておきたい部分です。

広角端12mmと軽さを最優先するなら導入する価値があります。

純正の安心感を重視するなら NIKKOR Z 14-24mm f/2.8 S や後継機を待つ選択があり、純正で軽さや前面フィルターの使いやすさを取るなら NIKKOR Z 14-30mm f/4 S も候補になる、という軸で考えると判断がしやすくなります。

この記事を書いた人
Jima
Jima
こんにちは(^^)
写真家のJimaです。

フォトスタジオのディレクター兼フォトグラファーとして従事。
管理職として得た経験と知識を活かして法人設立、代表に就任。

写真撮影の手法や技術、機材の特徴解説など情報発信に加え
公募展へのゲスト出展やメディア寄稿、写真集の販売など活躍の場を広げる。

◆YouTubeチャンネル|カメラ塾【JimaTube】
https://www.youtube.com/@jimatube

カメラや写真、 撮影知識の情報を「楽しく学ぶ」をコンセプトに発信中
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