こんにちは。
Jimaです。
今回は、ニコンより新たに発表された NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S II を紹介します。
先に結論
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S IIは、ズーム全域で開放F値2.8が維持される大三元望遠の最新モデルです。
ニコンダイレクト販売価格は443,300円(税込)、2026年4月発売予定です。
購入前にポイントとなるのは、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sをすでに所有している方は、買取価格約15万円を差し引いた約25万円の追加投資で入れ替えが可能かどうかを軸に考えることです。
価格と入れ替えコストの整理
ニコンダイレクトで購入する場合、10%オフクーポンが適用されれば約40万円での購入が見込めます。
これはあくまで私の予想ですが、発売直後の量販店価格も同水準かそれに近い金額で推移することが多いです。
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sからの入れ替えを考えている方は、現時点での買取価格が約15万円という点を踏まえると、実質的な出費は約25万円という計算になります。
ちなみに、入れ替えのタイミングは発売直後よりも、使用する機材が揃ってから落ち着いて判断するほうが、後悔が出にくいです。

軽量化の実感
質量約998gというのは、三脚座リングと保護カバーを除いた数字です。
従来モデルから約26%の軽量化は、スペック表の数字として見るよりも、長時間の手持ち撮影の後半になるほど差として現れやすいです。
ズーム全域で開放F値2.8が維持される大三元望遠をフィールドで長時間使う場面では、この軽さが撮影のテンポを保ちやすい要素になります。
意識しておきたい点として、三脚座リングを装着すると質量が増えるため、手持ち前提の場面では外して運用する選択が出てきます。

アルカスイス対応のバヨネット式三脚座
ニコン初となるアルカスイス対応の三脚座が採用されました。
バヨネット式のため三脚座リング全体を素早く着脱でき、アルカスイスタイプの三脚雲台にそのまま取り付けられます。
私の印象では、これまでアルカスイスアダプターを別途用意していた方には、この対応だけでも運用を組みやすくなる変化だと感じます。
ただし、ねじ込み式のアルカスイスタイプのクランプに対応しており、レバー式のクランプでは十分に固定できない場合があると明記されています。
手持ちのクランプの種類を確認しておくことをおすすめします。

インターナルズームの使い勝手
ズーミングしてもレンズ先端が伸縮しないインターナルズーム機構を採用したまま、全長を従来モデルから約12mm短縮しています。
鏡筒が伸び縮みしない設計は、三脚やジンバルに装着した状態でバランスが崩れにくく、再調整の手間を省きやすいです。
また、ズーミング時にレンズ内部へホコリや水滴が侵入するリスクを抑える効果もあります。
最短撮影距離は広角端で0.38m、望遠端で0.8mと、従来モデルから大幅に短縮されており、被写体に寄った撮影がしやすくなっています。
AFの進化と静粛性
マルチフォーカス方式とシルキースウィフトVCM(SSVCM)を組み合わせ、従来モデル比で約3.5倍の高速化を実現しています。
望遠端のAFスキャンタイム(画面の手前から奥にピントが合うスピード)は約45%の短縮、ズーミング中のAF追従性は約40%の向上という数字が公表されています。
なお、これらの数値はEXPEED 7を搭載したカメラボディーとの組み合わせ時のものです。
Nikon Z9、Z8、Z6IIIなどEXPEED 7搭載機をお持ちの方は、AFの恩恵を最大限に受けやすい組み合わせになります。
AF作動音については従来モデルと比べて半減したとされており、コンサートや劇場など静粛性が求められる場面でも撮影のテンポを崩しにくくなりました。
光学性能の刷新
SRレンズ、蛍石レンズ、EDレンズ、非球面レンズに加え、新たにスーパーEDレンズとED非球面レンズが加わり、6種類の特殊レンズを同時採用しています。
従来モデルの4種類から2種類が追加された光学設計は、軽量化と描写力の両立を目指した結果だと私は考えています。
ボケ描写についても、従来モデルよりボケの輪郭がより柔らかくなったとされており、ポートレートや舞台など背景を活かした撮影で活躍できる場面が広がっています。

フィルター径は77mm
フィルターアタッチメント径は77mmで、NIKKOR Z 24-70mm f/2.8 S IIと共通です。
大三元の2本でフィルターを使い回せるのは、撮影現場での準備を減らしやすい点で実際に助かります。
付属レンズフード HB-119にはフィルター操作窓が設けられており、フードを外さずに可変NDフィルターやPLフィルターの回転操作が可能です。
テレコンバーター対応と手ブレ補正
Z TELECONVERTER TC-1.4xで最大280mm、Z TELECONVERTER TC-2.0xで最大400mmまで焦点距離を拡大できます。
テレコンバーター装着時はAFが合いにくくなる場合があることが明記されているため、超望遠域での撮影を主目的にする方は、NIKKOR Z 600mm f/6.3 VR SやNIKKOR Z 180-600mm f/5.6-6.3 VRとの比較も検討の余地があります。
シンクロVR対応カメラとの組み合わせでは手ブレ補正効果6.0段をCIPA2024規格準拠で達成しており、手持ち撮影での安定性を高めやすくなっています。
約25万円の追加投資を納得できるかの軸
私が考えるこのレンズへの入れ替えを選びやすい方は、以下の条件に近い方です。
三脚座のアルカスイス対応による運用の統一を求めている方、EXPEED 7搭載機に移行済みでAFの恩恵を最大限に活かしたい方、そして長時間手持ちで撮影する機会が多く、軽量化の恩恵を日常的に感じやすい方です。
一方で、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sの描写に不満がなく、撮影スタイルが変わっていない方にとっては、約25万円の追加投資に慎重になるのも自然な判断です。
とはいえ、軽さ・アルカスイス対応・インターナルズームの使い勝手・最新の光学性能という4点が同時に揃っている点を考えると、価格以上の価値があると私は確信しています。
まとめ
NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR S IIは、ズーム全域で開放F値2.8が維持される大三元望遠の第2世代モデルです。

ニコンダイレクト販売価格443,300円、クーポン適用で約40万円、2026年4月発売予定です。
軽量化・AFの高速化・アルカスイス対応バヨネット式三脚座・インターナルズームの使い勝手・最新の光学設計という点で、従来モデルから明確な進化を遂げています。
購入を検討する際は、NIKKOR Z 70-200mm f/2.8 VR Sからの入れ替えで約25万円の追加投資に納得できるかどうか、そして手持ちのカメラがEXPEED 7搭載機かどうかを軸に判断することをおすすめします。






























