こんにちは。
Jimaです。
今回は、Nikon Zマウントで考えるサードパーティー製レンズの話です。
特に最近、注目のAFまで対応したレンズとライセンスの話を、購入後に困りにくい形で整理します。
先に結論
Zマウントで安心して使い続けたいなら、基本は純正か、ライセンス状況が明確なメーカーのAFレンズを選ぶのがいちばん分かりやすいです。
一方で、価格や焦点距離など純正にない魅力もあります。
ただしサードパーティーを選ぶなら、買う前に「困ったときにどこに頼れるか」を確認したうえで選ぶと安心です。
この記事では賛否ではなく、買ったあとに困りにくくするための判断軸と確認ポイントを整理します。
今回の話題で押さえておきたいポイント
事の発端はVILTROXというメーカー(ブランド)に関して、ニコンとの関係をめぐる報道や情報が出ており、ニコンZマウントにおけるライセンスの扱いが改めて注目されています。
Zマウントでは、ライセンスの枠組みの中で製品展開しているメーカー(コシナ、タムロン、シグマ)がある一方、ライセンスの取得状況がはっきりしないままAF対応をうたう製品も流通していると言われます。
最近はそうした製品が人気になり、量販店でも見かける機会が増えています。
ここで大事なのは、善悪を決めることではなく、買った人が困る、買って損したという結果になる可能性があることを知っておくべきという話です。

もし「サードパーティー製レンズを使っていて、こういうことが起きたよ」や「私はサードパーティー製レンズを好んで選んでる」などがあれば、コメントで教えてください。
迷ったときの判断軸
サードパーティー製レンズを購入する際に最初に見ておきたいのは、何を優先するかです。

人の買い物なので「買ってはいけない」と私が断言することはありません。
あくまで「量販店でも取り扱ってるから、気にならず、結果的に損した」というリスクから視聴者を守りたい。という話です。
ライセンスの有無で困りやすい実務ポイント
ニコンZマウントでAFが動くこと自体は魅力です。
ただし、ライセンス取得が確認しづらい製品の場合、将来の互換性やサポートの見通しが読みづらくなることがあります。
次に購入後に困りやすいところを整理します。
1.ボディのファーム更新後に挙動が変わる可能性
ミラーレスはボディ側のファームウェアの更新で性能や機能が改善される一方、周辺機器との相性が変わることがあります。
純正やライセンス取得メーカーでも相性問題がゼロとは言い切れませんが、対応方針や情報公開の体制が比較的読みやすいことが多いです。
一方で、ライセンスがハッキリしていないメーカーの場合はカメラ側の更新に追いつくのに時間がかかったり、採算が合わなければ「最新ファームには対応していません」という切り捨て方もビジネスとして十分あり得ます。
結果として、過去のカメラではAFが使えて、一定のファームウェア以降はMF専用レンズとなることも可能性として残ります。

Z8の最新ファームウェアの更新時にタムロンのレンズがAFの一部に問題がありましたが、ライセンス契約のもと開発製造されているからか、比較的スムーズに解消したのは好印象でした。
2.保証と修理の窓口が複雑になりやすい
トラブル時に大変なのは、故障そのものより原因の切り分けです。
ボディ側かレンズ側か、あるいは組み合わせの問題かが分からないと、解決までの時間が延びやすくなります。
つまり、ニコン純正の組み合わせ(カメラ+レンズ)が一番安全で、次にライセンス契約のもと開発・製造されたレンズであれば、まだ問題個所の特定等で連携がとりやすいという話です。
3.返品交換の条件が重要になる
こういった最新ファームウェアや最新機種との相性問題は初期不良ではなく、仕様や環境依存として扱われることがあります。
この場合、返品交換の可否は販売店のルールに左右されます。
購入前に返品条件を確認しておくと、心理的な安心にもつながります。
過去のファームウェアで動いて、最新ファームウェアで動かない場合は「製品としては問題なく、最新ファームウェア側が意地悪だ」と販売店に切り捨てられることもあり得ます。
カメラメーカーとしては「当社のレンズを使えば問題は起こりません」や「ライセンス契約のもと、開発製造されていれば対応も可能です」という姿勢は当然です。
なぜメーカーはライセンスを重視するのか
当たり前の話ですがニコンZマウントは、ニコンが多額の開発投資を行い、何百人という社員の未来、社運をかけて規格と体験を整備してきたシステム基盤です。
メーカー側がライセンスを重視する背景には、品質と互換性を維持し、私たちユーザー体験を安定させたい意図があります。
海外メディアでは、次のような趣旨の姿勢が紹介されていましsた。
つまり、競争そのものを否定するのではなく、枠組みの中で競争を育てたい、という方向性として捉えると理解しやすいと思います。

シンプルに「ルールを守ってね」という話ですね
それでも、怪しいサードパーティー製が支持される理由
私はメーカーの人ではなく、ひとりのカメラユーザーです。
なので、サードパーティー製レンズが市場で提供している価値も、同じ熱量で見ておきたいところです。
サードパーティー製レンズには
- 純正にはない焦点距離やスペックの組み合わせが出てくることがある。
- 価格に対する満足度が高い製品が出てくることがある。
- 結果として、Zマウントの楽しみ方が広がる面がある。
たとえばVILTROXでは、以下のようなレンズが「純正より手が届きやすい価格帯」や「純正にはない特徴」として、支持されています。
また、サードパーティー製レンズが市場で需要を先に可視化することで、メーカー側が「同じ特徴のレンズを作ればいいのでは?」とテストマーケティング的な反応を確認しやすくなる面もあります。
その流れを受けて、ニコンが近いコンセプトの純正レンズを、より手の届きやすい価格帯で展開してくれることを期待したい、という考え方も成り立ちます。

ここ何回かTAMRONが出したレンズに似た純正レンズの登場が続いているのは興味深いです。
情報発信と案件の話はどう整理するか
私もVILTROX製品は何度も触れていますし、購入した人が満足している話も聞くことが多いです。
そして、インフルエンサーの発信内容を参考にVILTROXを購入した人もいます。
その選択自体を否定する必要はありません。
カメラ、レンズ、ガジェット類は購入の判断を他人の発信に預けやすいジャンルだからこそ、確認項目を持っておくことが重要になります。
また、SIRUIなどを含め、ニコンZマウントでライセンス取得が確認できないままAF対応をうたうブランドも数多くあります。
私の所にも毎週、そういったブランドや取り扱いの販売店から案件(オファー)が来ます。
大事な話なので、ニコン側のライセンス取得の有無を確認しても明確な回答は基本ありません。
「ニコンZマウントのAFに対応した」「凄い製品だ」「あなたの支持者に価値ある製品だ」と、主張するばかりです。
つまり、私のYouTubeチャンネルの視聴者を”財布”として見ていて、その”財布”が購入後にどうなろうが知ったことないという視点なのだという理解をしています。
もちろん、それが、インフルエンサーの役割でYouTuberの醍醐味かもしれないのですが、私は身長はです。
私のチャンネルでは、メーカー保証と製品の安定性を重視して、基本的に純正レンズ、またはライセンス取得が明確なメーカーのレンズをおすすめしています。
過去、サブチャンネルを含めて別メーカーを取り上げることもありましたが、これまでJimaTubeでVILTROXをに紹介することはなかったと思います。
ただ、困るのが「JimaTubeでもVILTROXを紹介してほしい」という視聴者のコメントがあること。
もしかしたら、メーカー側の”もぐりコメント”かもしれないのですが・・・。
せっかく私の動画を見てくれている方に、結果として損につながる可能性がある話を、軽い気持ちで取り上げたくないという思いがあります。
視聴者がリスクを背負いやすい状況で背中を押すより、納得して選べる材料を増やすほうが、チャンネルとして誠実だと考えています。
案件として声がかかっても、ライセンスやサポートの説明が曖昧なままならお断りしています。
これは特定メーカーへの感情ではなく、視聴者を守るための基準としての判断です。

結果、ニコン純正レンズやタムロン、コシナが多くなっています(笑)
買う前にできるチェックリスト
念のため、レンズ購入前と購入後で確認しておきたいポイントを整理します。
購入前に確認したいこと
- 販売店の返品交換条件を読む。
- 国内保証の有無と範囲を確認する。
- ファームウェア更新後の対応がシッカリしている実績があるかを見る。
- ボディ更新後の不具合報告に対し、メーカーがどう案内しているかを見る。
購入後に意識したいこと
- ボディのファーム更新前に、同じ組み合わせの動作報告を一度確認する。
- 更新後は重要な撮影の前に、短時間でもテスト撮影をしておく。
- 不具合が出たら、別ボディや別レンズで切り分けをして、原因を特定しやすい状態にする。
まとめ
ニコンZマウントのユーザーには、純正を選ぶ人も、サードパーティーを積極的に選ぶ人もいます。
どちらの立場にも合理性があり、楽しみ方も異なります。
一方で、ライセンス取得が確認しづらいAF対応レンズには、互換性やサポートの見通しが読みづらくなるリスクが残り得ます。
理想としては、販売価格が今のような安価での実現が難しくなるかもですが、VILTROXを含む各社が透明性のある形でライセンスを整え、安心して選べる競争環境が広がることです。
その結果として、純正レンズにも価格と選択肢の面で良い変化が起きるなら、Zマウント全体にとって前向きな流れになるはずです。
皆さんのサードパーティー製レンズについての意見をコメントで教えてください。

